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雪の無い白い稜線 駒ヶ岳 2003M

ソラリスさん YAMAP Meister Master

  • YAMAPマイスター:マスター
  • 自己紹介:気が付けば29年間、会社に勤めた事になります。出身は富山なのですが、首都圏勤務が長く、元々、車やバイクで全国を巡るのが好きで、何時の間にか山を訪れて旅行を兼ねて愉しむ山旅スタイルになっていました。何となく各位の山行日記の投稿が高山植物に似ているのかなと感じてます。メンバーさん一人一人の投稿が花です。花の愉しみ方は人其々で、自分はひっそり咲いている花を探すのが好きなようですが、百名山登山に憧れ、残りは8ですので華やかな花にも強い憧れが在りそうです。投稿は減りそうですが時々、花を探しにYAMAPを訪れたいと思っています。
  • 活動エリア:富山
  • 性別:男性
  • 生まれ年:1964
  • 出身地:富山
  • 経験年数:10年以上
  • レベル:初心者
  • その他 その他

僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳)

2016/08/06(土) 07:32

 更新

雪の無い白い稜線 駒ヶ岳 2003M

公開

活動情報

活動時期

2015/11/22(日) 10:17

2015/11/22(日) 17:17

アクセス:493人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 2,340m / 累積標高下り 2,360m
活動時間7:00
活動距離13.57km
高低差708m
カロリー536kcal

写真

動画

道具リスト

文章

水曜日に東京出張から帰ってきましたが、今月末に再度、東京出張予定なので東京と富山の間を往来する日々が続いてます。首都圏の山に登ってみたくても登山用具がなく、東京散歩を気取ってみても出張用の重い荷物に縛られて出張が旅行で無い事を実感させられました。(笑)新潟のひらさんの山行日記で東京出張が空木だけというタイトルで気に入ったのですが、空と木を埋める山の代わりに摩天楼と東京湾を散策して好きな映画鑑賞で気分転換を図ってきました。11/15の日曜日に浜松町近くの竹芝埠頭近くの古めのリゾートホテルにビジネス宿泊価格で泊まれたので、竹芝のフェリー埠頭や浜松町の世界貿易センタービルを散策して来ました。

映画は神保町の岩波ホールで、南米チリのグスマン監督のドキュメンタリー映画の「真珠のボタン」と「光のノスタルジア」を見てきました。岩波ホールの元支配人の故高野悦子さんが満州から引き揚げて黒部市に住んで、魚津女学校に通っていた事が在り、馴染みが深い映画館になります。行ってみると創業以来、上映した映画のチラシが壁に貼って在って、昔懐かしく思いました。この界隈は、古本屋さんが多いのですが、昔から登山用具を扱う専門店も多く、登山を身近に感じるようになった街かもしれません。

富山に帰ってきた3連休は日曜日に自分の時間が取れたので山に登って来ました。今年の北陸は雪が少なくて、僧ヶ岳にも雪が見えない為、僧ヶ岳林道を車で登ってみましたが、運よく烏帽子尾根登山口(1270M)から登山する事が出来ました。所用で遅い時間帯からの登り出しでしたが僧ヶ岳の気温が高く山頂で越中駒ヶ岳に登って来た人から情報を仕入れる事が出来、山頂付近は少し寒いが氷点下では無いとの事で明日も暖かい事が予想できたので密かに狙っていた駒ヶ岳に心が揺るぎ出しました。僧ヶ岳でキャンプを張るというソロの登山者と出逢い、帰りが遅い時間になるのを承知の上で越中駒ヶ岳まで足を延ばしてみる事にしました。僧ヶ岳と越中駒ヶ岳の間の長い稜線の眺望はガスの為、在りませんでしたが、頂上の気温もプラスの気温で、この時期としては良いコンディションで登る事が出来ました。晴れれば、この稜線は遮るものも無くて、後立山連峰の眺めは良いだろうなと想像しながらの登山でした。

今回、見た「真珠のボタン」という映画は19世紀後半、パタゴニアのある先住民が一握りの真珠のボタンと引き替えにイギリスに連れていかれた近代文明の中で暮らし1年後に帰ってきた先住民は、すでに元の暮らしには戻れなかったというエピソードを映画のタイトルにしているのですが、首都圏生活が長かった自分が登山が好きだからと云って里山に住んで自然と親しむ暮らしが出来るのか考えてみると人と自然との共存は想像以上に難しいのだと思います。東京で路上に落ちた銀杏の落葉を見て、ジャズピアノの枯葉を想い出したのですが、東京の暮らしで晩秋の枯葉の儚さに想いを馳せる事は出来ても、黒部の雪の無い稜線の枯木で白くなった山肌を見て、雪国の現実に想いを馳せる事は在りません。ただ、文明的な生活を享受している自分も山が無くてはならない存在で在る事は間違いないと思います。(笑)雪が降らない僧ヶ岳から越中駒ヶ岳の長い稜線は、何処まで行っても霧の中の同じ風景でした。行き着いた先も出発した場所も、霧で視界が悪く、枯木で白くなった稜線が雪の代わりのようで、何年経っても変わらぬ北陸の冬に逢ってきたような山旅でした。

次の日に駒ケ岳の写真を撮りにバイクで近所を散策したのですが、街の畑に小さな銀杏の木立が在って、銀杏の落ち葉が路上に落ちているのを見つけました。銀杏は東京都の都木で銀杏の銀杏並木が在った東京の神田神保町は古本屋、登山専門店等、変化が激しい東京の中で、珍しく、時間が止まった場所で老舗の強さを再認識させる街なのですが、東京と黒部の間の稜線が銀杏の木立で繋がった穏やかな3連休最終日になりました。

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