活動データ
タイム
10:45
距離
14.2km
のぼり
1572m
くだり
1573m
活動詳細
すべて見る※ちょっと長くなるので、文章は興味ある方だけ読んでもらえれば・・・です😅💦 前々から行きたいと思っていた白山。 連休の天気がどうも良さそう、ということで思い切って行ってみました。 せっかくの遠征だし、まだ夏営業前の小屋泊にしました。(6月いっぱいまで食事の提供がないので自炊です) 前日に、愛知の自宅から北陸道を通り、勝山市のコンビニでこっそり車中泊。(あんまりやっちゃいけない気がします…) 別当出合の駐車場に6時過ぎに到着し、出発。 (皆さんご存知だと思いますが、7月からの夏山シーズンはマイカー規制で手前の市ノ瀬までしか車で行けなくなりますので、また調べてみてください。) 【1日目】 砂防新道からスタートです。 天気も良く、気持ちいい樹林帯の中を進みます。この砂防新道、大正からの白山の砂防工事のために作られた道を登山道にしたとのこで、「中飯場」などは当時の名残とのことです。(詳しく知りたい方は、帰りに白山砂防科学館に寄り道してみてください😊白山のこと、少し詳しくなれます。入館無料ですよ😁) 昔、歩荷さんが歩くために整備されたとのことで、確かに段差が低く登りやすい印象でした。ただ、ずっと単調な石段が続くし、滑りやすい石もあるので雨降ったら要注意です💦実際、帰りにすべって尻餅つきました😅💦 中飯場までは雪はなく、甚之助避難小屋の手前から残雪の上を歩く所が出てきます。この日は天気も良く、雪は柔らかい状態でした。軽アイゼン持参してましたが、雪渓のトラバースでヒヤヒヤしつつも、最後まで使わずに歩けました。 久々の高度であえぎながらも、天気良いし、雪やお花や別山の景色をを楽しみつつ、登ります。 室堂でコンビニおにぎりでランチ後、自分を甘やかし、使わない荷物をデポして山頂~お池めぐりを楽しみました。 お池めぐりを不安がってたら、山頂で出会った優しく紳士なヤマッパーさんが、ご同行してくれることになりました😊✨ ちょっとしたハプニングがありつつも、一人じゃ味わえない楽しさがあり、すごく素敵な時間になりました✨生まれて初めてのヒップソリも数メートルだけ体験させてもらいました🎵お二方、年令聞いたけどそんな風に思えない足どりで、心から山を楽しんでるのが伝わります😊 楽しい時間をほんとにありがとうございました✨ 小屋に戻り、お二方とお別れして小屋のまわりを探索🎵コイワカガミやミツバオウレンなどのお花がハイマツの下に可愛いらしく咲いてます✨別山のかっこいい山容が綺麗で、また登りたい山が増えてしまいました😊 小屋のまわりはまだ雪が多く、これがなくなるとまたたくさんの高山植物が咲き誇るみたいです✨ 夕食後、電波がつながる場所に行き(ドコモはほとんどの場所でつながるみたいですが、auは場所が限定されてました)、翌日の天気をチェック。みると、当初の予報よりも悪化するきざし💦特に強風の予報になってて、雨も降るっぽい・・・💦 気付くと小屋のまわりはガスがたちこめてきました。 でも、もう下山できる時間でもなくなり、不安にかられながらも何とかなるだろう、と平常心を装い7時半には早めの就寝。 ふと目が覚めると、外から風と雨の轟音が聞こえてます。時計をみると22:30。けっこう寝たかな、と思ってたのにぜんぜんです💦 あまりの轟音にさらに不安がつのり、なかなか寝付けなくなりました。 明日下山できるかな・・・おりれたとしても暴風雨で安全に歩けるか・・・ガスガスの弥陀ヶ原、道迷いを起こすんじゃないか・・・低体温のリスク・・・ 頭の中をいろんな不安がグルグル・・・💦 おかげで寝て起きてを繰り返して2日目をむかえました・・・。 【2日目】 前日に別のパーティの方々と、天気が良ければご来光を見に行こうと、目覚ましは3時過ぎにかけてましたが、アラームなる前から起きてて、ご来光なんて言ってる天気ではありません。 トイレに行くにも躊躇したくなる暴風雨が断続的に続いていました。4時過ぎ、強風でしたが、雨が止み何とかトイレへ。 その時には小屋に泊まってた人たち(計6人。一人はソロの方で強風の中、山頂に行かれた猛者でした)みんな起きてました。 この天候の中、ソロで歩くのが怖くて、4人組のパーティの方々に一緒に下山してもらえないかお願いすると「逆に一人は危ないですよ」と快く了承してくださいました。 出発は7時とのことで、朝食を作りますが、緊張のためか半分しか食べれず・・・💦今までそんなことなかったので、意外にメンタルナイーブなんだな、と弱さを自覚します💦 7時、準備をして出発です。 下山も砂防新道を歩くのですが、ルート上に3ヶ所不安な場所がありました。 ・ガスった弥陀ヶ原 ・20~30mの雪渓トラバース ・崩れかけた雪渓の数mのトラバース 4人組の方々は、登りは観光新道だったので、砂防新道の状況をあらかじめ伝えてました。 小屋を出るとやはりすごい風・・・。 雨が降ってないのが救いです💦 ありがたいことにパーティの真ん中を歩かせてもらい進みます。一緒に歩かせてもらってる時点で迷惑をかけてますが、とにかくこれ以上迷惑をかけないよう、細心の注意をして歩きます。 すぐに弥陀ヶ原へ。 案の定、ガスで視界は10mくらい? これはホワイトアウトと言っていい感じでした💦 弥陀ヶ原に入る前に進む方向をコンパスで確認し、ヤマップも見ながら進みます。 ハイマツ帯から出るとすごい強風💦 前を歩いてた方のキャップが飛ばされあっという間に見えなくなりました💦 途中までは竹の棒が刺さってたけど、飛ばされたのか見えなくなります。 方向確認しながら進むけど、ヤマップ見ると、ルートより左へそれてました。 先頭の方へ伝えルート修正し、なんとか木道まで戻ることができました。 コンパスで確認しながらだったので、修正しつつ歩けば大丈夫なんだろうけど、正直ヤマップなかったらどうだったかな、と背筋がゾクゾクしました。 でもとりあえず、1つ目の不安箇所はクリアです。 黒ボコ岩に到着すると、さらに強い風が谷から吹き上げてきます。 あまりの強風に進むかどうか、話が出ましたが、この日の天候は悪化はしても良くなる予報ではなかったので、とりあえず行こうとなります。 前日、可愛いお花に癒された十二曲がりは吹き上げてくる強風でお花どころではなく、時々風に体を持ってかれそうになるのを耐えつつ進みました。 そして、2つ目の不安箇所、20~30mの雪渓トラバースへ。 歩き出すとあきらかに前日の雪質と違って固くなってます。慎重にゆっくり、歩幅を狭くして、ストックをさしこみながら進みます。 滑ったら谷底へまっ逆さま・・・。 後で、ここは軽アイゼン装着だったと全員意見一致でした💦 なんとか滑らずに2箇所目通過です。 3箇所目の崩れかけた雪渓は、夜中の雨で崩れたのか、小屋の方に伝えてたので、崩してくれたのか、不安なく通過できる登山道になってました。 一番の不安箇所でもあったので、安堵し進みます。 徐々に回りの植物の背丈が高くなり、風を遮ってくれます。 その辺からは、雪が残る場所はありましたが、危険箇所もなく進むことができました。 安心して油断しすぎたのか、雪の上で尻餅3回、石に滑って尻餅1回と、怪我して初の尻餅を立て続けにやっちゃいました💦 不安箇所が終わりましたが、パーティの方々と色々お話しながら最後まで歩かせてもらいました。 吊り橋が見えたときの安堵感・・・ 無事下山できて良かった・・・ 一人だったら・・・と想像すると、歩けただろうかと思ってしまいます。 パーティの方々がいてくれてほんとに良かった💦感謝しかありません💦 山で出会う人たちは、心優しい人ばかり。 駐車場でお礼を言って、お別れしました。 ヤマップは使ってないとのことなので、またどこかの山で偶然会えるのを楽しみにするしかありません。 今回、天気予報を軽んじてしまい、リスクの高い登山になってしまいました。 お池めぐりのあと、室堂ですぐに天候を確認し、その日のうちに下山を決断していればよかったかな、と反省してます。 たまたまガスと強風のみで、雨がなかったので、下山できました。雨、さらに雷があれば停滞だったでしょうし、下山途中に降りだしたり雷が出てくれば、場所によってはほんとに命の危険も出てくることになってました。 別のパーティがいてくれたから、何とかなったものの、ソロならさらにリスク管理が必要だったのに、不十分だったと反省です・・・。 山の良いところと怖いところ、出会いのありがたさや自分の弱さを知れた、忘れられない登山になりました。 それでも白山は素敵な山です。 またいつか違う季節に登りたい😊✨ 忘れられない思い出の山になりました。 最後まで読んでくれた方がいたら、ありがとうございました💦 長々と下手な文章で失礼しました😅💦
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