【美濃】ほとけ顔の仏ヶ尾山(1139m)

2018.07.01(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 12
休憩時間
1 時間 8
距離
5.5 km
のぼり / くだり
742 / 743 m
14
1 56
52
6

活動詳細

すべて見る

 避難勧告に避難指示。まんじりともしない夜を過ごした人もいたでしょう。大雨に荒れ狂う飛騨川を報道で知った瞬間、目的地を替えようってことになった。土砂災害で高山本線も飛騨萩原~上呂間で不通のままだし。  どこにしよう。下十枚山が未踏だなとか、湖北にしようとか、色々考えるけど、結局は原案に戻った。アプローチやら現地の天気やら、色々ややこしいのだ。まぁ、無理はしない。仏ヶ尾が無理なら飛騨周辺で別山に登ろうってことに落ち着いた。  現地に着いてみると、梅雨の合間、申し分のない天気。「癒しの道」と書かれた登山口。傍らの水路からは水が狂ったようにほとばしっている。ゲートを開けて林道を進むと『さあ、はりきって行きましょう』と書かれた看板があってテンション上がります。  鉄塔下の刈り払い。ヒノキの根っこを踏みしめて急勾配を登ります。穴岩で一息。岩の上に登ると、たおやかな萩原御前山。その左に御嶽山が霞んでいます。  穴岩の先には林道が横暴にも山肌を削って伸びているではないか!1120m尾根分岐には明治25年に建てられた石碑があります。白山と御嶽山の登拝場なんだよね。近くにはピラミッド状の謎めいた小岩があったりで、秘かなパワースポットか。  山頂は憩いの広場。青葉が茂って乗鞍・白山・北アルプスは望めない。その分、仏ヶ尾がじっくり味わえるってわけ?  そうは言いつつ、防災ヘリがバラバラ上空を飛び交っている。ヒグラシの初鳴きすら静かに味わえないぞ。  下山にかかると望外の涼風に笑みがこぼれる。けど、1120mで尾根が方向を変えると蒸し風呂になった。頭上に読売の報道ヘリが飛び狂って暑さ倍増。しかし、被災した方々のことを思えば、決して文句は言うまい。  飛騨川をはさむ対岸の山肌。一条の傷が生々しい。高山本線を埋めた大量の土砂を見るにつけ、人的被害がなかったのが不思議なくらいだった。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。