元越山 & 鶴御崎(二日目)

2018.07.11(水) 日帰り

活動データ

タイム

05:01

距離

18.6km

のぼり

423m

くだり

603m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 1
休憩時間
29
距離
18.6 km
のぼり / くだり
423 / 603 m
5 2

活動詳細

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人の優しさに触れ合う旅 元越山を降りてきた時、二人とも汗をびっしょりとかいていた。その日はあと車で鶴御崎に移動するだけだった。汗を流してさっぱりしたいと思い、そうできる場所はないかと公民館で尋ねたところ、公民館のシャワーを使わせてくれた。有り難かった。次の日もここにゴールしたあと、今度は向かい側にあるプールで、一回きりという約束でシャワー使わせてもらった。これも有り難かった。前日はプールが閉まっていたので、公民館のを使っていいということであった。 鶴御崎展望台でのんびり海を眺めていたら、一人の女性がバイクでやって来た。今まで大阪に住んでいたが、母親の看病をするために蒲江町に帰ってきて、久々にここに寄ってみたという。彼女も山が好きでしばらく山談義に花を咲かせた。帰り際にお菓子とジュースをくれた。1日に二度ひとの親切に触れたので、二人共「ここの人たちは優しいね。」と共感した。私自身は次の日あと二回ひとの優しさに触れることなる。 二日目は鶴御崎と元越山の軌跡を繋ごうと思い、日の出を眺めた後すぐに歩き出した。しもさんも計画当初は一緒に歩いていいよと言っていたが、元越山を降りてきた時点で、余りにもの蒸し暑さにその考えを撤回した。私は彼の性格上そうなることを予測していたのでサポートに回ってもらうことにした。私が歩いている間は車で近辺を観光してもらうことにし、12時頃、米水津(よのうず)公民館前で待ち合わせることにした。 海岸沿いに咲く花を撮りながら、約10km歩いて猿戸という地区に差し掛かった時、ビールが飲みたくなった。そこで漁具を作っている男性を見かけたので、「近くにビールを売っている店はなですか。」と尋ねたところ「ないなぁ、ちょっと待って」と言って家に入ってビールを持って来てくれた。私はお金を払おうとしたが、いらないとのこと。私は素直に彼の親切に甘えることにした。そこへもう一人彼の友人が尋ねて来て、しばらくの間世間話に花を咲かせた。その後ようやくビールを飲み干して、お礼の言葉を述べ出発しようとしたら、今度は中から奥さんが出て来られてチョコレートと飴を差し出して「気をつけて、頑張って下さい。」と言ってくれた。私はその優しさに感動しながらその場をあとにした。この優しさが今回の旅での一番の思い出となった。 海岸線沿いはずっと素晴らしい眺めが続いていたが、米水津が近づくにつれて日差しも強くなり、日陰を探してそこを歩きたくなるほどの暑さに見舞われた。日陰がない長いカーブでは顔面に塩が吹き出すほどであった。私は先ほど貰ったチョコレートをかぶりつきながら目的地を目指した。 トンネルを抜けて米水津地区に入ると眼前に昨日登った元越山が見えてきた。しもさんはどうしているだろか?と思いつつも、とにかくゴールを目指そうと歩を進めた。時間が予定よりも1時間早く着くこととなり、一旦ゴールして、豊洋丸という食堂で時間を潰すことにした。ここはしらすを使った海鮮丼で有名な食堂であった。私も海鮮丼とビールを褒美として注文しようとしたが、開店前で外のテラスで待たされることになった。30分後、しもさんから連絡が入ったので、先に彼と合流して、プールでシャワーを浴びさせてもらったあと、再び二人で豊洋丸に向かった。すると店内は満席でテラスで数組の客が待っていた。ウィークデイの昼間に海辺の小さな食堂があっという間にお客でいっぱいになったことに私は驚いた。店内では女性二人きりで切り盛りしていて、客や電話の対応に追われていた。私は開店前に訪れた変な客だったが、一応予約はしていたので席は確保してくれていた。海鮮丼を待っている間にネットで調べてみると、しらす料理の豊洋丸として高評価を得ている店だとわかった。みんなこれを見てやって来ているんだなと納得した。ネット恐るべしである。海鮮丼はしらすとカンパチといくらの盛り合わせであったが、「めっちゃ旨し‼️」であった。特にカンパチの刺身は新鮮でプリプリしていて適度に脂が乗っていて旨かった。しもさんは「生しらすは好かん。」と言って、しらすとごぼうのかき揚げ丼を注文した。すると半端ない量のかき揚げが乗った丼が出てきた。しもさんは食べきれんと言って途中で箸休めをしたが、なんとか完食に漕ぎつけた。完食の理由を聞くと「美味しかったから。」と返事が返ってきた。

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