活動データ
タイム
11:22
距離
27.2km
のぼり
2372m
くだり
2371m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る大阪から車で4時間半… 今後の登山人生で幾度となく利用するであろう新穂高温泉の無料駐車場に到着。 関西方面から日帰りで北アルプスを登るのには、ここが一番よい起点となる。(上高地だと時間制限があってタイムコントロールできない) 今回はYAMAPを始めて100座目記念の山行となるので、夢のひとつだった槍ヶ岳に挑戦することにした‼️ 真っ暗な林道 岩だらけの枯れた沢 ゴツゴツの岩稜帯 胸を突くような急登 やっとのことでたどり着いたピークから見た景色は……⁉️ 【予定ルート】 登り:新穂高温泉 →槍平小屋 →千丈乗越→大喰岳(99座目) →槍ヶ岳(100座目) コースタイム:9:40 下り:槍ヶ岳 →飛騨乗越 →槍平小屋 →新穂高温泉 コースタイム:7:00 標準コースタイムは17時間あるが、いつも普通に歩いて60%くらいなので走りも入れると夕暮れまでには十分間に合う計算だ。 【装備】 もちろん、軽装でトレランスタイル。自分には早く遠くまで移動できるこのスタイルが一番! それにソロの方が自分のペースで行けるので安全だと思う。団体さんを見ると上から落石おこされたり、遅い人のペースに合わせたり大変そう。 エマージェンシーシートや雨具、食料など安全装備は万全にして、背中は軽くまとめる。 槍ピークも登頂予定なのでヘルメットは持参と… で、問題は…一番大事なシューズ‼️ これはトレラン用にするかアプローチシューズにするか、かなり悩んだ。 スポルティバのアカシャとボルダーXのローカット両方購入して悩む。 で、鈴鹿のライバル(笑) ミサトさんに相談しまくった結果、今回はローカットのアプローチシューズでアタックすることに決めた。 ルンルン気分で準備完了。 登山する前に、穴が開くほど地図を眺めたり、装備を準備する『ワクワク期間』が実は一番楽しいのかも知れない(笑) ミサトさんには本当に感謝だ‼️ 実は練習ルートの下見に行って軌跡をとってきてくれたりもした。 超上級コースなのに散歩する感覚で行ってたけど😆 うはははは! さてさて、それでは槍ヶ岳日帰り編スタート‼️ ●新穂高温泉〜槍平小屋 午前3時、登山届は提出済 新穂高温泉横の林道から登山スタート! 真っ暗の林道 ランニングは我慢 ヘッドライトに照らされた頼りない明かりを頼りにひとり歩く 不思議と怖さはない 今日は「ワクワク」の方が勝っているようだ 先日の豪雨の影響か林道に並行して流れる川の音がでかい💦 白出沢からようやくトレイルが始まるが、かなりゆるい樹林帯を歩く。 小一時間ほど歩くと轟々と川が合流する滝谷出合に着いた。 ここが今回一番の難所だった! 2018年7月12日現在この川にかかる橋はなく、二箇所渡渉する必要があるが、怖いくらい流れが早い。 渓流釣りで川を渡り歩いた自分でも腰が引けるほど剛流だ。 若干水がかぶってる石を見極めて、リュックを背負ったまま飛ぶ必要があるが慣れてない方は水量が落ち着くか、橋がかかるまでやめておいたほうが良いと思う。 ここを過ぎるとあとはゆるやかな樹林帯。 沢の横で開けた登山道なので壮大な北アルプスの景色を楽しみながら歩ける。 ●槍平小屋〜千丈分岐 ここも距離はあるが、ゆるやかなトレイル。普段登っている低山よりもむしろ歩きやすい。 先日の大雨で各沢が埋まったりしているが特に危険な場所は無し。 標高が上がってくると、コバイケイソウの花が咲き乱れ、クルマユリやクロユリが綺麗で癒やされた。 ●千丈分岐〜千丈乗越〜槍ヶ岳 ここから飛騨沢をじっくり登るか、千丈乗越の急登か悩んだ。 コースタイムはどちらも同じだが、西鎌尾根まで一気に登ってしまう後者を選んだ。アルプスは少しでも縦走したい(笑) さて、このあたりで標高は2800mある。 今までと違って、早いペースで歩くと心臓のドキドキが止まらなくなり息も上がる。 頭痛にならないように深い呼吸とまめな水分補給に気をつけてスローペースで3000mまで標高を上げた。 普段なら壮大なカールを楽しみ、各ピークに見とれながら歩けそうな場所だが、あいにくのガス模様で景色は楽しめない。 これもアルプスあるあるだ(ノД`) 西鎌尾根に出てからようやく北アルプスらしいゴツゴツの岩稜帯になり、雷鳥を探しながら槍ヶ岳に向かった。 ガスの中ルートファインディングしながら歩く。 ふと見上げると、薄っすらと槍ヶ岳の勇姿が目前にあった! やっと着いた! 新穂高から6時間弱。 こんな遠くて高い山まで一人で来ることができた! めっちゃ感動😭 ここはさすがに人が多く、みなさん槍ヶ岳山荘に荷物をデポして身軽に登っているようだ。 そもそも日帰りで来る場所ではないのか小屋泊やテント泊の人しか見かけなかった。 この頃にはガスの中に雨が混じっていて、登山者の多くは山小屋でタイミングを伺ってるようだ。 が、 獲物を目の前にして休んでいる自分ではない! それに、背中が軽いので全然疲れてない。 速攻でピークに突撃した(笑) 情報では山頂付近の垂直はしごが怖いという噂だったけど、はしご自体は全く怖くなかった。 双門であれだけ垂直はしご登ってたのでスイスイ登れた。 でもここ、はしごまでの岩場の方がエグい! え?ここ登るの? って感じの垂直の崖を三点支持で登っていった。 雨で濡れていて滑りやすく、アプローチシューズで来て正解。 岩のちょっとした隙間につま先をかけたり、岩にシューズがベタ着けになって滑ったりしないので楽々と岩登りを楽しめた。 トレランシューズだともっと怖かっただろう。 ピークには団体さんがいたけど、シャッターだけ切ってもらってすぐ降りられたので、しばらく槍の頂上を独占できた! 憧れの槍ヶ岳のピーク! ついにここまで来た! 生駒の縦走路や六甲、ダイトレを走って修行してきて約3年 しばらく山頂に腰をおろして余韻に浸った。 両手を上げて「ヤッター!」って声もだした。 そして、その▲3180mから広がる景色は‼️‼️⁉️ ガスでなにも見えなかった😭😭 (完)
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