（1/3日目）白馬岳。初の二泊三日研修山行

この三連休は、白馬岳へ二泊三日で行ってきました。去年の秋からスタートした山岳会の訓練山行でした。その最後の締めとなる白馬岳でした！ 約一年弱ですが、いろんな訓練に参加してきた仲間たちとの待ちに待った白馬岳でした。 この計画は今までの中でも一番楽しみにしていた山行でした。前に予定していた2000メートル級（八ヶ岳一泊）は雨で中止になってしまいました。 この研修に集まった仲間はみんな、リーダーとしてもしっかりとやっていける力や技術を身に着けられた方ばかりであります。 全員が自立した登山者であり、一緒にパーティを組む間に不思議な一体感？団結力？が出てきました。 今までも順番にリーダーを務めてきたのですが、最後のこの大役を務めたのが同じチームのまっこさんでした。 かなり前からのきめ細かな計画や下調べなど、色々と大変だったと思いますがとても丁寧に、そしてこの3日間もリーダーとして頑張ってくれたのでした。 同じ姿勢で山を学び、助け合い、スキルも体力もそれなりに備えている仲間達との出会い… ずっともやもやとして考えてきたけどこういう山仲間との出会いがもしかすると自分が理想としていたものなのかなと。 今回改めてそう思いました。ネットで見ず知らずのスキルもよくわからない人と簡単に集まって山に行くのとは全く違うと思います。 年を取ってもきっとこれからも、この仲間たちとはずっと付き合っていくのだろうなあと思います。 そういう仲間との出会いのきっかけをくれた山岳会には本当に感謝です！ 前置きは長くなったけど… 今回行く前の天気予報、3000メートル級の山ということで予報は慣れていないこともあり難しかったです。 1000メートルくらいの山ならまだ普通の天気図や予報でも「当たることも」あるのですが、 高山の予報にはやはり高層天気図を理解することが欠かせません。 もしくは有料のヤマテンですね。 「てんくらA」などと言っててんくら判定に左右されているのはちょっと山やとしては恥ずかしい。 山をやるなら、人を連れて行く人なら、普通の天気図だけである程度の判断ができるようになることは当たり前のことと思います。 毎年行われているこの研修、ここ数年間、3000メートル級は雨でずっと中止になっていたそうです。 今年はなんと！！三日間全部晴れ！！ もう、ほんとラッキーな三日間でした。 天気は二日目までは当たりました！三日目は当初、午前中に雷の心配がありましたが直前に変わり、 当初よりもかなり好転しました！ほんとラッキーでした。 1日目は栂池高原から白馬大池山荘までです。 お花もたくさん咲いていて夢のような景色で最高でした！ 雪渓は思ったよりも雪が多く残っていてました。例年に比べて雪が多いとの事、急斜面ですのでアイゼンは必須です。 ただ、ピッケルはどうかなあ？ストックはあった方がいいと思いました。 私の感覚ではちょっと判断しづらい所です。（とくに下りはアイゼン必須！なしでロープの列に入る人がいましたが転んで巻き込んだら迷惑になりますよ。） ロープがあり、ストック一本でが安定しているかも。 雪道に慣れた人なら大丈夫なのかもです。 慣れた人は、私もそうだけどロープ無しでも行けるかな、とも思いました。 でもそれは絶対ではない、もしも滑ったらしたの人を間違いなく巻き込むのです。人も多く、こういう場所では慎重に行動することが大切かと思います。 やはり判断は雪山未経験者か、かなりの経験者かでも違ってくるかと思います。 この日は比較的気温の高い日でしたが、思ったほど雪は腐っていませんでした。アイゼンがしっかり噛んでくれたけど、 これからの季節はわかりません。 雪渓までがすごく暑くてばてました。雪渓を登りだしたら急にガスって涼しくなったのでホッとしました。 今日は午後から雲が多い予報でしたが、上がると意外と青空が広がりテンションアップ！！（上空は乾燥していたので） 意外と暑かった、風が無かったのもありましたが。白馬大池山荘もほぼ無風で夕方までは半袖で過ごせるくらいでした。 夜にはやはり羽織るものが必要でしたがそんなに寒くはなりませんでした。 ちょっとゆっくりだと思いますが… 2日目に続きます。