活動データ
タイム
09:52
距離
7.6km
のぼり
1728m
くだり
145m
活動詳細
すべて見る≪コース≫ 6:55猿倉-8:01/8:16白馬尻小屋(休憩)-8:34大雪渓入口-10:48大雪渓出口-11:25/11:54(食事)-12:25避難小屋-13:34白馬岳頂上宿舎-13:52分岐-14:13/15:12白馬山荘(受付)-15:35/16:31白馬岳(休憩)-16:53白馬山荘 ≪歩行時間≫ 登り=6時間57分(猿倉-白馬岳)、下り=22分(白馬岳-白馬山荘) 今年のメインイベントになりそうな白馬三山への登山。午前3時45分に金沢を出発し、北陸自動車道、国道148号線を通って白馬村へと向かう。6時15分、白馬八方の第二駐車場に到着。登山口のある猿倉までバスで行くつもりだったが、バスターミナルには長蛇の列。他の登山客と乗り合い、タクシーで行くことにした。 6時43分に猿倉に到着。タクシー料金は4人で3,000円。予定より早く着いた上に、バス(1,000円)より安く済んだ。ラッキーである。今日はきっといい日になるに違いない。 猿倉荘の前でおにぎりを一つ食べ、6時55分に登山口を出発。樹林の中の緩やかな登山道を歩く。1時間余りで白馬尻小屋に到着。そこからさらに20分ほど登ったところが大雪渓の末端である。ヘルメットを被り、アイゼンを装着。8時42分、いよいよ標高差600m、幅100m、長さ3.5kmという日本最大規模の雪渓に取り付く。 大勢の登山客がまるで蟻の行列のように登って行く。事前の情報どおり、雪渓のあちこちに直径が50〜60cmの石が落ちている。ときどき杓子岳の方角からカラカラと音を立てて土砂が落ちてくる。もし大きな落石に直撃されたらひとたまりもない。 雪面は締まって歩きやすく、山頂から雪に冷やされた心地いい風が吹いてくる。30℃を超える灼熱の下界を思えば、雪渓上は極楽のような涼しさである。途中で濃い霧が発生するが、ほどなく晴れた。10時48分、無事白馬大雪渓を通過。きわめて順調である。 ところが、試練はここから始まった。おにぎりを二つ食べ、空腹を満たす。お花畑に心を癒されるも、長く急峻な斜面に悪戦苦闘。再びアイゼンを付けて小雪渓を横断し、避難小屋を通過する。足を引きずるように白馬岳頂上宿舎の前を通り、午後2時13分、ようやく白馬山荘に到着した。太腿がパンパンである。 しばし部屋で足を休め、白馬岳(標高2,932m)にアタック。雲に隠れていた剱岳が、やっと姿を現した。いつ見ても惚れ惚れする山容である。3時40分、白馬岳に到着。山頂からの展望は雄大そのもの。白馬連峰、立山連峰の絶景に心が躍る。 6時から食堂で夕食をとる。メニューはハンバーグ定食。山小屋で食べれば豪華ディナーである。別棟のレストラン「スカイプラザ白馬」で生ビールを飲んだあと、夕焼け空を眺めに屋外に出る。杓子岳と鑓ヶ岳の山肌が夕陽を浴びてオレンジ色に染まっていく。7時16分、日本海の水平線に太陽が沈んだ。いい一日だった。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。