活動データ
タイム
44:53
距離
39.6km
のぼり
2844m
くだり
2844m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る7月3連休に、テント泊で双六岳へ行く計画を立てました。 私たちの脚では1日で双六小屋まで行くことができるか不安なので、鏡平小屋泊も考えていました。 1週間前に婆は16日に用事が出来てしまい、爺が会社を休んで1日前倒しに変更しました。 7/12夜中12時前に、新穂高温泉の登山駐車場に着きました。 平日なのに駐車場は既に8割ぐらい埋まっていました。 何とか奥から2段目に停めることができ、日程を前倒しして良かったと思いました。 初日は、5時過ぎに駐車場を出発しました。 爺は2~3日前から体調が良くないので、少し不安なスタートです。 登山届はネットで済ませていましたが、登山ゲート脇の登山届入れにも出しました。 ゲートから小池新道登山口までは、川沿いの林道を歩きます。 途中、涼しい風穴や笠新道入り口(水場)、わさび平小屋、ブナ原生林を通過します。 小池新道からは本格的な登山道に入ります。 登山道は、よく整備されています! 秩父沢(水場)、チボ岩、イタドリヶ原、シシウドヶ原を通り、鏡平山荘に着きました。 残念ながら、鏡池には槍穂高は映らず、名物のかき氷もやっていませんでした。 鏡平では、お昼休憩をして、双六小屋を目指すことにしました。 弓折乗越しで休憩、ここからは稜線歩きになります。 景色は少しずつ良くなってきていますが、槍穂高の姿は一瞬見えただけでした。 いくつかのお花畑(花見平雪田、くろゆりベンチ)を通過して行くと、山と山の谷間に双六小屋が見え始めます。 段々近づいて行くと、双六小屋の前には池があり、その手前にはコバイケイソウ群生が白い花を咲かせています。 双六小屋は花の百名山で、代表する花はコバイケイソウなのが実感できました。 初日は山には雲がかかって展望が良くありませんでしたが、見所や野草を観察しながらののんびりハイクでした。 とても時間がかかりましたが、双六小屋までたどり着くことができて良かったです。 16時15分頃に着きテント設営後、疲れて1時間ぐらい寝てしまいました。 夕方は寒くなり、ダウンを着て、双六小屋前で夕焼けを眺めました。 正面に見える鷲羽岳の姿が素晴らしい! テントで夕食、テントはすでに夜露で濡れていました。 2日目は、日の出を見に樅沢岳に登ります。 昨日の疲れが残っているのか、高山に適応していないのか、急いで登ると気持ち悪くなりました。 ゆっくりと登り、陽が昇り始めた頃に頂上に着きました。 逆光ですが、昨日一瞬しか見れなかった槍穂高連峰が目の前です! 西釜尾根経由で槍ヶ岳につながっていることが実感できます。 テントに戻り朝食後、身軽な姿で、目的の双六岳・三俣蓮華岳に向かいます。 双六岳へは、中道ルートから春道を通って頂上に向かいます。 頂上手前の分岐へ来ると、そこから槍ヶ岳を見る景色は、まさに写真で見るものでした! 槍ヶ岳に向かって真直ぐ道が伸びている景色は、絵になりますね。 双六岳頂上からの眺めは素晴らしいです! 笠ヶ岳の笠を逆さまにした三角形、空に浮かぶ白山、黒部五郎、薬師岳、水晶岳、鷲羽岳など 乗鞍、御嶽、西穂から槍ヶ岳などなど名峰を見ることができて、感動です! 双六岳の周辺には、雪渓が沢山あり、お花畑で一杯です。 特にハクサンイチゲの群生をよく見ることができました。 三俣蓮華岳へは尾根道を歩きますが、お花畑が一杯で気持ちの良い稜線歩きになります。 チングルマ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイなどの群生が多く見れました。 三俣蓮華岳からは、黒部五郎、鷲羽が近いです! 黒部五郎のカール、鷲羽の雄大な姿に登ってみたい山になりました。 薬師岳や水晶岳にもいつか登ってみたいなあ! 三俣蓮華岳頂上では、のんびりとお昼を頂きました。 戻りは直下に降りて、巻道ルートで双六小屋に戻ります。 途中、幾つもの雪渓を渡りますが、暑さの中、気持ちが良いです! 残雪は暑さで激しく解けて、勢いよく水が流れ出ていて、いつでも水補給ができました。 小屋に戻ると、連休中のこともあり、非常に混んでいました。 テント場に戻ると、昨日とは違って、すごい数のテントにびっくりです! ざっと数えても150以上のテントが見られ、遅くまでテントが増えていました。 3日目は、早朝2時頃からテントを片付ける音が、あちらこちらから聞こえてきます。 私たちは、4時頃から簡単な食事を済ませてからテントを撤収しました。 5時半頃にテント場に別れを告げて、新穂高温泉に向かいます。 3日目も天気が良いので、初日に見れなかった新穂高を存分に楽しみながらの稜線歩きです。 弓折乗越しでは、デポして弓折岳頂上に寄りました。 弓折岳からは、笠ヶ岳が近い、隣の焼岳、乗鞍、御嶽が雲海に浮かんで、素晴らしい景色に感動です! 鏡平山荘に下りてきて休憩、名物のかき氷を頂き、とてもおいしかったです! 鏡池に映る槍穂高の景色も楽しむことができました。 鏡平から小池新道分岐までは、長い下りの登山道で、だんだん暑くなってくるようです。 途中の雪解け水が冷たくて、気持ちが良かったです。 分岐から平坦な林道を歩いて、わさび平小屋で、冷やしキュウリとコーラで休憩しました。 新穂高温泉駐車場には、14時頃に到着しました。 久しぶりに「平湯の森」で汗を流して岐路に着きました。 今回の双六岳は、遠いですが、水の心配がいらないのが良かったです。 その点で、テントには最適なテント場ではないでしょうか! 双六岳、三俣蓮華岳からの展望は素晴らしかったです! 少し早かったですが、お花畑の素晴らしいところでした。 お花畑ではライチョウ親子に出会えるのを期待しましたが、残念ながら出会えませんでした。 しかしながら下山時にライチョウがお別れに出てきてくれました。嬉しい! 下山時に婆がストック1本をリュックから落としてしまいましたが、ご親切に届けて下さいました。 助かりました。ありがとうございました。 素晴らしいテント泊になりましたが、自宅に帰るとCPが故障していて写真が編集できないので困りました。 やっと新しいCPを購入して、7/22から写真を編集しだしたところです。
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