座游奔放67　北海道山行(質)－雲仙九千部岳と九千部大明神

　鳥甲岳が月日だった。今回は九千部岳。 右回り➝山頂➝九千部大明神➝尾根➝木道➝田代原トレイルセンターにする。 　右回りはアプローチが長く、歩きづらいし、蚊や͡小蝿も多く、困った。 しょうがなく、ゴーグルや虫よけスプレー・虫よけ腕輪を使用した。効果があり、快適だった。いつも山頂では、早々に退散していたが、ユックリ食事し、吟じた。 　　　　立山を望む　　　国分青厓 　夢に名山を見ること四十年　　　　　　　名山にあこがれて、四十年来、この立山を夢にまで見つづけてきた。 　暮に山麓に投ずれば只雲煙　　　　　　　きのう暮れがた山麓に着き、宿から眺めたが、雲やもやが一面にかかって何も見るこ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とができなかった。 　天明日出でて　驚き相揖すれば　　　　　今日天が明け日が出て山の姿が現れだしたので、驚いて思わずていねいにえしゃくす　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ると、きよらかな雪にかがやく連峰が、ならび立つ仙人のように目前に迫っているので　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あった。 　玉立せる群仙我が前に在り 　　　　　＊吟剣詩舞道漢詩集「絶句編」306頁 　「九千部大明神」の祠に行き、静かな時を過ごした。岩から滴る水が心地よかった。 「明神尾根」(私的には)を慎重に降る。時々の岩場からの眺めはよかった。