活動データ
タイム
28:28
距離
38.7km
のぼり
3734m
くだり
3735m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る3連休を利用して北アルプス 穂高を縦走してきました。 これまで通過したことのある「前穂⇔北穂」、「北穂⇔槍ヶ岳」の難ルート2つをつなぐ穂高の絶景と険しさを存分に味わえる贅沢な縦走ルート、 3日間すべての日で晴天(暑すぎ)に恵まれ、思いっきり楽しんできました。 スケジュールは、 1日目:上高地スタートの重太郎新道で前穂に登り、吊尾根経由で奥穂へ縦走、穂高岳山荘前の天場で1泊、 2日目:涸沢岳から難ルートを経て北穂へ、その後大キレット経由で槍ヶ岳へ縦走し、殺生ヒュッテへ下りて天場で1泊、 3日目:再び槍ヶ岳山荘(肩の小屋)へ登り返して槍ヶ岳の穂先へ、そして槍沢経由で上高地 という3連休をフルに使った山行でした。 2日目にはちょうど1年前の同じ日に 前穂→奥穂→上高地 をご一緒させていただいたヤマッパーさんと偶然にも再開。 涸沢岳⇔北穂の難ルートでの再開であったため、一瞬「えっ!?」と驚き思わず声をあげてしまいました。 キセキのような再開にガッシリ握手を交わし、1年ぶりの再会を喜び、また互いの安全を祈りました。 なんでも1泊2日でお友達と涸沢経由で北穂→岳沢の方へ行かれるとのこと。 たいていソロの私としてかなりうらやましかったです。 予想より時間がかかったものの、3日とも計画通りの行程で頂に立つことができ、充実した山行でした。 以下はルート状況です。 ■ルート状況 ・上高地 → 岳沢小屋 ほぼ林道です。荒れているような箇所、危険個所はなく、歩きやすいです。 岳沢小屋までの道標(現在地も載っている)があるため、ペース配分もしやすいです。 ・岳沢小屋→紀美子平(重太郎新道) とにかく急登です。 このルートは事故が多いため、登りで利用することをお勧めします。(16日にも滑落事故があったとか) 梯子、鎖場が多々出てきますし、岩場もあるため注意が必要です。 また、稜線に出た時の暑さが半端じゃないです。 ・紀美子平→前穂高岳山頂 片道30分ほどのルートですが、険しい岩場なため注意が必要です。 特に浮石が多いため、落石(落とす方も落とされる方も)には細心の注意が必要です。 ヘルメット推奨。 前穂山頂は広く、明神岳、奥穂、槍、涸沢カールも360度を見渡せます。 ・紀美子平→奥穂高岳(吊尾根) 岩場の尾根ですが、基本的に尾根を巻くようなルートで、しっかりしているため、慎重に進めば問題はないかと思います。 落ちたらアウトだと思いますが...。 ・奥穂高岳→穂高岳山荘 核心部ではありますが、慎重に下りれま問題ないと思います。 ただ疲労もたまっていますし、重い荷物を背負っているときは要注意かもしれません。 ・穂高岳山荘→涸沢岳 20分ほどの登りです。危険個所はないと思います。 ・涸沢岳→北穂高岳 取付きから気の抜けない岩場が続きます。 浮石が多く、最低コルまでは慎重に、細心の注意を払う必要があります。 また鎖場や梯子なども多く、全体的にテクニカルなルートですので初級者の方は立ち入らない方が良いと思います。 ・北穂高岳→南岳(大キレット) こちらもA沢コルまでは浮石が大変多く、落石の危険が常に付きまといます。 実際、15日にも豪快に落石音が響いていました。 難所とされる飛騨鳴き、長谷川ピークはそれほど難しいところではないと思います。 ただし長谷川ピークは切り立っている(ナイフリッジ)ため、渋滞が起こりがちです。 長谷川ピークを過ぎるとしばらくは平凡な道が続きますが、南岳直下からはハシゴ、鎖が連続する岩壁を登ります。 垂直?と感じるくらいの急登かつガラガラの岩場であるため、落石に注意しつつ早々に通過してしまった方が良いです。 ・南岳→槍ヶ岳山荘 途中に中岳、大喰岳があり、地味なアップダウンが続きます。 特に中岳まではかなり長く感じます。 この時期中岳直下に雪渓があり、雪解け水の水場があります。 (こちら、整地された場所があるため、いざという時のビバーク地として使えそうです。) ・槍ヶ岳 しっかり整備された登山道です。 クサリ、梯子がしっかりしているため危険は感じませんでした。 このルートの難点は早朝と夕方の渋滞が激しいことでしょうか...。 朝も8時頃になるとかなり空いているためお勧めです。 ・槍ヶ岳→上高地(槍沢ルート) 一般登山道です。涸沢へのルートと変わらない感じです。 すでに殺生ヒュッテより下部に少しだけ雪渓がありますので、心配な方は軽アイゼンがあったほうが良いと思います。 ■天場情報 ・穂高岳山荘前 PM3時にはほぼいっぱいです。 残っているのは1人用テントがぎりぎり張れるスペースくらいでしょうか。 基本的にはヘリポートは幕営禁止で、受付時に張らないように言われます。 ・南岳小屋前 PM2時ころにはまだ余裕がありました。 ただ、天場はあまり広くないため、テン泊される方は早前に到着された方が良いと思います。 ・槍ヶ岳山荘前 午前中にはいっぱいです。 受付時に天場の番号を指定されるようですので、必ず受付を先に済ませる必要があるようです。 ・殺生ヒュッテ 天場は広いため、だいたいどこかしら張るスペースはあると思います。
活動の装備
- スノーピーク(snow peak)ソロセットチタン
- プリムス(PRIMUS)115フェムトストーブ
- モンベル(mont-bell)GORE-TEX アルパインスパッツ
- サーマレスト(THERMAREST)Zライトソル
- ガーミン(Garmin)GPSmap64SJ
- モンベル(mont-bell)U.L. スーパースパイラルダウンハガー800
- モンベル(mont-bell)U.L.ドームシェルター1
- 富士フイルム(FUJIFILM)X-H1
- 富士フイルム(FUJIFILM)フジノンズームレンズXF10-24mmF4ROIS
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