プチ滑落。捻挫してエスケープ。南ア縦走

2018.07.14(土) 2 DAYS

活動データ

タイム

16:18

距離

26.3km

のぼり

2900m

くだり

2264m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 29
休憩時間
0
距離
12.9 km
のぼり / くだり
1968 / 606 m
DAY 2
合計時間
7 時間 49
休憩時間
3
距離
13.3 km
のぼり / くだり
932 / 1657 m
51
23
3 44
1 4
19

活動詳細

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3連休に南アルプスを縦走しようと思い。北岳→間ノ岳→三峰山→仙丈ケ岳→甲斐駒といくつもりが、三峰山を通りすぎて10分ぐらいの芦屋芦倉の尾根で、ザレ場を道と間違い降りてしまいました。 すぐに道の間違いに気づき上り返したのですが、慌ててたこともあり、そのまま滑り落ちてしまいました。 落ちる時に右足がバキっと嫌な音を発したのですが、足は非常に痛むがなんとか動くのでその場で20分ぐらいじっとした後に骨折でないことを確認し、必死で尾根までなんとか這ってもどりました。 尾根にもどると、どっちへ向かうかの選択。北岳山荘には診療所もあるしヘリポートもあるのだが、自力下山では遠すぎる。いろいろ考えた末に仙丈ケ岳の方向へ向かいました。保険には入っていましたがヘリのお世話にはなりたくなったので必死で下山を開始。 途中3名ばかりの登ってくる方にテーピングを分けてもらいました。非常に助かったです。ありがとうございました。 とりあえず行動食のように痛み止めを3時間間隔で飲みながらの下山で。それでも激痛は容赦なくやってくるわけです。 とくに倒木を超えるが非常につらかった。ひとつの倒木を超えるのに這ったり。転んだりしながら少しずつ両俣小屋へ向かいます。 途中。同様に捻挫した方とも出会い。その方の旦那様があらかじめ小屋へ連絡を入れてくれたこともあり、小屋につくと小屋の方がバス停まで車で送ってもらいました。 両俣小屋には泊まってないにもかかわらず心底丁寧な対応をしていただき、サポータや草履、はては数キロの砂利道を車で送ってくれたことには非常に感謝です。 単独山行では本当にケガをすると地獄の時間に代わります。 この山のルートでは私なら「それほど危険個所はありません」と書きますが、本当のところは何百と山を登ろうが、危険個所は本当にすぐ傍にあるのが山です。危険個所がない山は無いのは本当の事だと思います。だからといってあえて危険と書くのもどうかと思うのでやはり常に登る人間が危険意識を持つことが重要なんだと思います。 ふりかえってみると素人的なミスです。砂利道から土道に突然切り替わる個所でたしかにわかりにくい個所でしたが、わかりにくいが故によくみると低木にリボンがかかっておるのを見落とし、砂利道がそのままザレ場につながっているのを道と勘違いして降りてしまいました。降りた場所でも足跡がいくつかあったのも道と信じ込んだひとつでもあります。 しかし実際はかなりの急場を降りており、通常では道としてはありえない状況であったと思います。 登り返す時に自分がこれを「道」と思った愚かさに心底「うぬぼれ」を感じました。山歴は長いほうですが、いつでも初心にかえっているつもりだったんですが、最近はとくに多くの山に登っているため緊張感が薄れていたのは間違いありません。 捻挫はやはり結構重症で。最低でも3週間ぐらいは山を休まなければなりませんが自業自得です。いつも持っていくテーピングを今回に限り持っていかなかったことを含めてもっとレスキューを勉強せねばと思い。これを機会に自己レスキュー体制を見直します。今年の技術向上委員会と登山研究所の講習は参加必須だな。

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