由布岳。息子のリベンジ

2015.10.25(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 12
休憩時間
52
距離
8.0 km
のぼり / くだり
818 / 818 m

活動詳細

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「今度の日曜、由布岳行こう」 「え?やまのぼり?いかーん」 「なんで?いつかリベンジするって言いよったやん」 「りべんじってなに?」 5月に久住に行った時の経緯とか全く忘れてしまっているようだった。 ま、子どもってそんなもんだ。 「だってやまのぼりきついだけやん」 「え、なんで?行こうぜ」 「いや、ママといる。パパだけいけばいいやん。いっつもひとりでいってるやん」 話しているうちキレ気味になってきたので、早いところ説得しないといけなくなってきた。 「え"~、また山の上で一緒にラーメン食おうやぁ」 やっとうんと言わせることができた。 珍しく空気が澄んでいて、山頂からは遠くの山まで見渡せた。 「ほら、あれが高崎山やろう。あの向こうがうちんちで、あの光ってるのが志高湖で、そこが城島で、あっちはこの前行った久住で」 そんなことはどうでもよいようで、 「パパ、早くラーメン食べよう」 と言っていたのに、 「今日は九州の山が全部見えますねー。ボクはいい日に来たねぇ」 そばにいたご婦人に話しかけられると、急に興味がわいてきた風に 「パパ、あれはなにやま?」 「じゃ、あれはなにやま?」 次々に聞いてきた。 まあしかし、息子がどの山を指してるのかはよくわからなかったので適当に答えておいた。 東峰から少し下りたところのテラスで、ふたりでラーメンをすすった。 「パパ、こんどはどのやまにいく?」 「どこでもいいで、どれがいい?」 「あれ」 「どれ?」 「あのさんかくの、かっこいいの」 くじゅうの山なみから少し外れたところにある端正な姿の山を指差しているのがわかった。 ラーメンがしょっぱくなるので涙は堪えた。

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