活動データ
タイム
27:24
距離
37.1km
のぼり
2852m
くだり
2450m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る帰ってきてからもう1ヶ月経ちますが。。。 やっと重い腰を上げて!!!活動日記を書きます!!!長文です!!! 【1日目】 前日夜に福岡→セントレアまで飛び、名駅まで移動したら、そこから新穂高ロープウェイまでバス。 上高地ルートも考えたのですが、距離の短い新穂高を選びました。 今回は7/31〜8/5の6日間休みを取っていたので、まずは槍平のテン場に泊まってゆっくり進む予定だったのだが、、、 いざ辿り着いて小屋の人と話をしていると、なんと熊が出るとのこと。 その日の朝も小屋の人の洗濯物を漁ったりしていたようで、、、 急遽気合いを入れて、1日で槍ヶ岳山荘まで上がり切ってしまうことにした。 つらいつらい飛騨沢の登りを乗り越え、ついに山荘へ。 初めて目の前にした槍は、圧巻の一言。でかい。かっこいい。 この日はひたすら疲れたので、とりあえずビールを買って飲みながらごはんを食べ、早めに眠りについたのであった。。。 【2日目】 翌朝、目を覚ますともう日の出の時間。寝すぎた。 少し朝日を見に行って、朝ごはん。 前日頑張ったので、この日はもう動かない!ここにもう1泊する!!と決めてからは、ひたすらダラダラ。 小屋泊の人たちが登り終わった8:30頃を見計らって、穂先アタック。 山頂には3人くらいのお兄さんがいたが、その人達が降りたあと、しばらくは穂先を独り占め。なんて贅沢なんだ。 この日はそれで満足。その後は山荘前で酒飲みながらカレー作って食べたり、その辺のおいちゃんとだべったり、昼寝してまた酒飲んだり、ご飯食べたり酒飲んだり。 1日あの場所でゆっくり過ごせるのは贅沢すぎる。本当に。あの時間が1番良かった。 【3日目】 この日は日の出にギリギリ間に合う時間に起床。朝日が出る瞬間を、昨日だべってたおいちゃんと一緒に見る。 この朝は本当に天気が良くて、ただひたすらずっと美しい。360度全部見えた。 白馬、後立山、立山、裏銀座、表銀座、穂高、乗鞍、御嶽、南ア、そして富士山。 山の形も名前も、この日に全部覚えた。 その後は表銀座行こうか上高地に降りようか悩んだけど、同僚ののらみみから「大喰岳最高だよ」と聞いていたため、大キレットを見に行くついでに天狗原ルートで下ることに。 大喰岳〜南岳間の稜線、良すぎ。The アルプスって感じがする。左に常念、右に笠ヶ岳を眺めながら歩き続けた。 そして大キレットは圧巻。高所恐怖症の僕は一生行きまへん。この日のベストショットはここで。 このあとの天狗原への下り、今回1番つらいルートでした。 割と高度感がある場所が続き、急登と鎖と岩がダラダラと。難易度が高くないですが、精神的につらかった。。。 そして辿り着いた先の天狗池、微妙に汚くて萎えた。。。 そしてその後はご存知上高地ルートのあのガレ場下り。ババ平までの道がどれだけ長く感じたことか…。 ですが、テン場でまさかの出会い。ユーザーさんの御一行。 そういや8月頭に槍に行くとか言ってたな〜と思い出しながら、一緒にごはんを食べて酒飲んで。 彼女らが寝たあとは隣のテントのおじさんと酒盛り。 【4日目】 あとは帰るのみ。朝はだいぶまったりして、ほぼ最後にテン場を出発。 槍沢を通り過ぎ、やっと横尾に到着。あ、でも上高地までまだ11kmあんのか…とか思いながら歩き続ける。 徳沢ではもちろんソフトクリーム。ここで一度風呂に入りたかったけど、ぐっと我慢。 そしてお昼前に下山!ひとっ風呂浴びて信州サーモン丼を食べて帰りましたとさ。 何はともあれ、本当に行ってよかったです。 昨年の初アルプスでは一切景色が見えなかっただけに、今回あの絶景を見ることができたのは非常に大きな経験となりました。 それと同時に、反省点や気付きもたくさんあったので、今後の山行には活かしたいと思います。 ひとまずお疲れ様でした!!!また来年!!! 【今回の気付きと所感まとめ】 ・単独でテン泊装備を担いで北アルプスを4日間歩けたことに感動。1年前に登山を始めて、やっとここまで来ることができたかという感想。体力もついたし歩き方も学んだし、少しだけスキルアップできた気がした。 ・高所恐怖症の自分が、あの荷物を持って鎖場や梯子や岩場で安定して歩ける気はまだしない。その点、20kg近い荷物を背負って歩くトレーニングはかなり不足していた。 ・靴の整備不足。ソールが結構すり減っている状態で登ってしまい、不安こそなかったものの雨が降ったら怖かったかもしれない。 ・槍はめっちゃ良いし穂先独り占めも最高だったんだけど、眺める方が楽しい気がした。で、眺めるなら山荘前よりも大喰岳が最高。テン場から30分くらい歩くだけでたどり着けるので、マジでみなさん行って欲しい。 ・それと関連して、話したほとんどの登山者が槍だけ登頂して上高地ピストンで帰ってしまってるのが勿体無い。それこそ大喰岳なんかも寄ってほしいし、山荘の周りも散策してほしい(裏にすごく良い展望スポットがある)し、できればピストンじゃなくて別ルートで行き来してほしい。ピストンで満足して帰ってしまう人が多い様を見て、登山者にとっての槍ヶ岳=登山しない人にとっての富士山みたいだな、と感じた。僕が九州からわざわざ行ってるからそう感じるのかもしれない(関東の人にとってはそれだけ手軽な山ということ?)。 ・裏銀座、美しい。今回も候補には挙がったんだけど、野口五郎にテン場がなかったので諦めていた(烏帽子〜水晶を歩き切れるかの不安から)。でもあの稜線の美しさを槍から見て、またぜひチャレンジしたいと強く感じた。 ・同じく雲ノ平。来年長期休みを取って行く先は恐らくここ。最後の楽園。 ・アルプス山行の際は、最低でも3泊以上で行きたい。山荘に1日停滞したあの時間が1番良かったので、丸一日とはいかずとも、かなり余裕を持った行程で進むようにしたい。 ・アルプスは樹林帯や岩場など、稜線に出るまでの道がやっぱりとてもつらい。この辺は低山と比べると、個人的にはあんまり魅力的に感じられない。いや、これはこれで良いんだけど…といった感じ。みんなあの道をどうやって耐えてるのか知りたい。 ・荷物管理が上出来だった。予備の食料・着替え・救急キットを除いて、使わなかったもの・「あれ忘れた!」がなかった。もちろんヘリノックスとかテーブルとか減らそうと思えば減らせるものはたくさんあるけど、快適なテン泊生活をしようと思ったら必要不可欠。 ・ただひとつ、バーナーを忘れたことは大きな痛手。急遽購入した。前乗りで大都市に行く場合は、22時ごろまで空いてるヨドバシのアウトドアコーナーが便利。飛行機で行ってもそこでガス缶を買える。家を出たあとに再度荷物確認をするのも大事。 ・通る予定のルートはばっちりだったが、その予定のない周辺ルートの下調べもきっちりしておくべきだった。天狗原の下りがまさにそう。日程的には表銀座に抜ける余裕もあったけど、CTと地形図だけじゃなく危険箇所の確認をきっちりしておらず、東鎌尾根が割と怖いよなんて話を聞いて諦めた。 【食事について】 ・行動食はやっぱり森永のラムネがベスト(YAMAPとタイアップしてるとかその辺の忖度抜きに)。ブドウ糖は30分ほどでエネルギーに変わることを考慮して、自分の体調と時間・量を適切に計算しながら食べることができる。暑い日は口の中に入れた時にひんやりするのも良い。 ・アミノ酸、マルチミネラル・ビタミン類はあると良い。数日間の縦走で持っていく軽量化した食事に栄養もクソもないので、この辺で補ってあげるとかなり楽に歩くことができる。 ・スキムミルクが優秀。山では貴重な、腐らないタンパク源。行動食として持っていくフルグラも食事に変わる。 ・とはいえ、肉もやっぱり食べたい。フリーズドライの肉なんかも売ってるが、高いのとあんまり美味そうじゃない。ひき肉にしっかり火を通して塩分と糖分を添加したら、なんとか常温で日持ちする汎用性の高い食材にならないものか?メニュー開発しよう。 ・ナス、ズッキーニ、ピーマンなどの常温保存可能な野菜はすごく良い。切らなければ3日くらいなら余裕でなんとかなるので、持っていくだけで食事のレベルと満足度がぐっと上がる。料理のバリエーションも広いので、作りたいものを作ることができる。 ・同時に乾燥野菜の充実も図りたい。山荘前で山ごはん作ってる人と話してて、その人が持ってるドライオニオンやドライトマトがものすごく山ごはんのクオリティを上げそうだった。Amazonとかで業務用のものを買えるらしい。フリーズドライのほうれん草やネギなんかも揃えたい。 ・アルファ米は炊いてなんぼ。お湯を入れて待つより格段に美味い。詳しくはこちらを参照。スープじゃなくても水で同じことができる。→https://mag.yamap.com/kg-tent/ ・ゴミ入れるバッグがめちゃくちゃ便利。山食とテンマクコラボの清潔山荘、ビニールだから水も臭いも全く漏れない。某メーカーのガベッジバッグよりこちらの方が使える。→https://www.tent-mark.com/garbage_shelter/
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