雨飾山

つつましやかな むしろ可愛いと言いたいような山であった。 私はその山に心をひかれた。 深田久弥がそう表現した雨飾山 2年前、海谷三塊を13時間かけて歩いた時に泊まった雨飾山荘の秘湯がとても良くて、もう一度来たいと思い７時間かけて運転して新潟県糸魚川迄行ってきました。 雨飾山は長野県側からがメジャールートなので、すれ違う人たちは、地元の人がほとんど。 声をかけると老いも若きも親しみを持って話してくれ、人懐っこい地域柄を感じます。 雨飾山荘から急登の登山道を登ると、笹平と呼ばれる文字通り笹で覆われた平な台地に出てきます。 名前はわからないお花がたくさん咲いており、 山頂は、双耳峰で、猫の耳の様な尖った山頂が二つ。 深田久弥の表現した通り、つつましやかな、可愛い山でした。 鬼が面岳の名前の通り険しい山様の海谷三塊も紅葉の時期にもう一度歩きたい。 また来たい。そういう山域でした。