人間vs蟲の仁義なき戦い-釈迦岳死闘編

2018.08.05(日) 日帰り

注意情報

この活動日記は、現在は立入禁止となっている区域を含んでいる可能性があります。
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チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 28
休憩時間
1 時間 5
距離
5.3 km
のぼり / くだり
657 / 658 m

活動詳細

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日田の天瀬に親戚の家があり、畑を手伝っている関係上、足繁く日田には通っているのですが、これまで日田近郊の山には登ったことがありませんでした。 先週末土曜日も畑の水やりと家の掃除のために日田へ行き、翌日曜日朝より旧前津江村の御前岳湧水登山口から御前岳〜釈迦岳へ。福岡県側からの活動日記はよく目にしていたため、今回は大分県側から登ることにしました。 御前岳への登山道はよく整備されており、シオジ原生林や少しシーズンが過ぎたキツネカミソリの群生地などを変わりゆく景観を楽しみながら登山ができました。御前岳から釈迦岳への縦走路は薮だらけでしたが、それでもまだ整備されており、気持ちの良い道でした。釈迦岳山頂で休憩後、いざ下山と釈迦岳から御前岳湧水登山口へ抜ける道を選んだのですが、そこは「悪路」と書かれた看板が示す通り、嫌な雰囲気がプンプン... 一歩下ってみると、そこは滑りやすく、土はぬかるみ、薮だらけ...いつぞやかの豪雨の後そのままにされていると思わしき倒木や岩がゴロゴロ..目印のテープもほとんど目立たず...他の方の過去活動日記で迷われた方が相当いたと後で判明したのですが、僕も地図上のルート(尾根伝い)から外れ、沢沿いに進んでしまい、そこはとても人が通る場所ではない様相でした。。 そして更に最悪なのは虻やメマトイなどの虫・虫・虫・蟲!!! 頭の周りを鈍い羽音がずっとしており、自分の飛蚊症がここまで悪化したのか?と思うくらい行く先には黒い物体が。まさに蟲の巣に足を踏み入れたといった具合で、こんなに人類が蟲と接触するのはスターシップトゥルーバーズか、ナウシカか?っていうくらいの世界でした。(実際に沢は腐海のようでした。。。) YAMAPを開いてルートを確認した時には既にルートから30mほど下に位置しており、道を誤ったポイントまで戻るのも状況的に過酷であったため、やむなくルート復帰すべく沢から尾根へ三点支持で直登。。。 斜面に生えたしっかりとした木の根を掴みながらなんとか登りきり、ことなきを得ましたが、このような状況で人は遭難するんだとGPS地図の有り難みを感じつつ、道迷いは誰の身にも降りかかること、そしてそのような時こそしっかりとした冷静な判断が重要であることを痛感、反省しました。。 ルート復帰し、下山を再開するもそこは尾根伝いにアップダウンが激しく、途中の痩せ尾根は足場も不安定で、最後尾根から登山口の方に降りる道は再び岩がゴロゴロした沢と薮... 下山後に登山口の写真を撮りましたが、一見すると登山道とは思えない様子でした。 今回はこのルートで周回しましたが、次回来るときは福岡県側矢部越登山口や杣の里渓流公園裏の登山口を使いたいと思いました。。 (ちなみに、この釈迦岳からのルートは調べたところバリエーションルートとのことで、2018年8月6日現在、YAMAP地図上から削除しております。。どうぞご了承くださいm m 歩かれる方はご自身の自己責任でお願いいたします。)

釈迦岳・御前岳 奥日田スノーピークキャンプ場に向かう道から途中分岐、やまめの里の奥にある狭い道を過ぎて登山口に到着です。
奥日田スノーピークキャンプ場に向かう道から途中分岐、やまめの里の奥にある狭い道を過ぎて登山口に到着です。
釈迦岳・御前岳 登山開始。最初は舗装路ですが
登山開始。最初は舗装路ですが
釈迦岳・御前岳 薮だらけの道へ
薮だらけの道へ
釈迦岳・御前岳 倒木にも苔が生えていたりと雰囲気はたっぷりです。
倒木にも苔が生えていたりと雰囲気はたっぷりです。
釈迦岳・御前岳 キツネカミソリはシーズンを過ぎたのか枯れてしまっているが多いですが場所によっては咲いているものもあります。
キツネカミソリはシーズンを過ぎたのか枯れてしまっているが多いですが場所によっては咲いているものもあります。
釈迦岳・御前岳 綺麗な林道です。
綺麗な林道です。
釈迦岳・御前岳 途中、沢を渡り、
途中、沢を渡り、
釈迦岳・御前岳 御前岳方面へ。
御前岳方面へ。
釈迦岳・御前岳 ちょっとずつ傾斜が
ちょっとずつ傾斜が
釈迦岳・御前岳 ここら辺も咲いていますね。
ここら辺も咲いていますね。
釈迦岳・御前岳 この登山道は比較的整備されており、歩きやすいです。
この登山道は比較的整備されており、歩きやすいです。
釈迦岳・御前岳 しばらく登ると開けてきます。
しばらく登ると開けてきます。
釈迦岳・御前岳 分岐を御前岳方面へ
分岐を御前岳方面へ
釈迦岳・御前岳 御前岳からの眺望です
御前岳からの眺望です
釈迦岳・御前岳 風も抜けて気持ちが良いです。ここでユーザーさんtoshiさんと邂逅しました!
風も抜けて気持ちが良いです。ここでユーザーさんtoshiさんと邂逅しました!
釈迦岳・御前岳 しばし御前岳で休憩後、釈迦岳へ。
しばし御前岳で休憩後、釈迦岳へ。
釈迦岳・御前岳 釈迦岳への縦走路は薮が多いですが、歩きやすいです。
釈迦岳への縦走路は薮が多いですが、歩きやすいです。
釈迦岳・御前岳 ただ、ところどころ薮漕ぎ不可避です。。
ただ、ところどころ薮漕ぎ不可避です。。
釈迦岳・御前岳 藪をかき分け、
藪をかき分け、
釈迦岳・御前岳 藪をかき分け、
藪をかき分け、
釈迦岳・御前岳 振り返るとさっきまでいた御前岳が
振り返るとさっきまでいた御前岳が
釈迦岳・御前岳 鎖を乗り越えて
鎖を乗り越えて
釈迦岳・御前岳 更に鎖を乗り越えて
更に鎖を乗り越えて
釈迦岳・御前岳 もう一つ鎖を乗り越えて
もう一つ鎖を乗り越えて
釈迦岳・御前岳 釈迦岳山頂に到着です。
釈迦岳山頂に到着です。
釈迦岳・御前岳 釈迦岳からの眺望もいいです。ここでお昼をとります。ちなみにここから少し進むと普賢岳というレーダー施設のある場所がありますが、今回はここでストップ。普賢岳から先は次回に回します。
釈迦岳からの眺望もいいです。ここでお昼をとります。ちなみにここから少し進むと普賢岳というレーダー施設のある場所がありますが、今回はここでストップ。普賢岳から先は次回に回します。
釈迦岳・御前岳 お参りし、
お参りし、
釈迦岳・御前岳 おきまりの
おきまりの
釈迦岳・御前岳 御前岳も見渡せます。
御前岳も見渡せます。
釈迦岳・御前岳 この時までは多幸感に包まれておりました。
この時までは多幸感に包まれておりました。
釈迦岳・御前岳 ここです。ここからの道はというと、、
ここです。ここからの道はというと、、
釈迦岳・御前岳 足元も滑りやすく注意が必要です。
足元も滑りやすく注意が必要です。
釈迦岳・御前岳 しばらくは目印があり、沢沿いにおりていきます。
しばらくは目印があり、沢沿いにおりていきます。
釈迦岳・御前岳 倒木、岩がゴロゴロで歩きづらいです。まだ目印がありました。
倒木、岩がゴロゴロで歩きづらいです。まだ目印がありました。
釈迦岳・御前岳 道迷いさせるための道、そんな悪意を感じてしまいます。
道迷いさせるための道、そんな悪意を感じてしまいます。
釈迦岳・御前岳 ここは地図上のルートですが、全く道とは思えません。
ここは地図上のルートですが、全く道とは思えません。
釈迦岳・御前岳 ここもまだ地図上のルートですが、本来はここから少し進んで、左側の尾根伝いにくだらないといけないのですが。。

ん?ここはルートじゃないな、と気付いた時には時既に遅し。引き返すのも一苦労。。YAMAPを見ると斜面を上がればなんとか元のルートに復帰できそうです。。崩れる危険のないことを確かめ、木の根っこをしっかり掴み、三点支持で少しずつ登ります。
ここもまだ地図上のルートですが、本来はここから少し進んで、左側の尾根伝いにくだらないといけないのですが。。 ん?ここはルートじゃないな、と気付いた時には時既に遅し。引き返すのも一苦労。。YAMAPを見ると斜面を上がればなんとか元のルートに復帰できそうです。。崩れる危険のないことを確かめ、木の根っこをしっかり掴み、三点支持で少しずつ登ります。
釈迦岳・御前岳 ようやく元の道に戻ってきました。ここからは尾根伝いにアップダウンが。途中、痩せ尾根もあり、足元が不安定な箇所も多いので慎重に。
ようやく元の道に戻ってきました。ここからは尾根伝いにアップダウンが。途中、痩せ尾根もあり、足元が不安定な箇所も多いので慎重に。
釈迦岳・御前岳 だいぶ下りてきて杉林へ。
だいぶ下りてきて杉林へ。
釈迦岳・御前岳 振り返るとこの光景。。登りでも迷ってしまいそうです。。
振り返るとこの光景。。登りでも迷ってしまいそうです。。
釈迦岳・御前岳 岩がゴロゴロ、歩きづらいです。捻挫しないように慎重に。
岩がゴロゴロ、歩きづらいです。捻挫しないように慎重に。
釈迦岳・御前岳 ようやく下山しました。こちらの登山口はこんな感じ。登山者を拒むかのような雰囲気です。
ようやく下山しました。こちらの登山口はこんな感じ。登山者を拒むかのような雰囲気です。
釈迦岳・御前岳 湧水が美味しそう。
湧水が美味しそう。
釈迦岳・御前岳 車を置いた場所まで歩きます。自分の歩いている場所がわかる安堵感。。
車を置いた場所まで歩きます。自分の歩いている場所がわかる安堵感。。
釈迦岳・御前岳 あそこに登ってたんですね。
あそこに登ってたんですね。
釈迦岳・御前岳 命の水をありがたくいただきます。というわけで命からがら下山しました。まさか自分が、という感覚でいたことを深く反省、冷静に判断し、しっかりと地図を読みながら歩くことの重要性を痛感した山行でした。皆さんも道迷いにはくれぐれもお気をつけください。
命の水をありがたくいただきます。というわけで命からがら下山しました。まさか自分が、という感覚でいたことを深く反省、冷静に判断し、しっかりと地図を読みながら歩くことの重要性を痛感した山行でした。皆さんも道迷いにはくれぐれもお気をつけください。

活動の装備

  • モンベル(mont-bell)
    サイクル アームウォーマー
  • パタゴニア(patagonia)
    キャプリーン・ライトウェイト・クルー
  • ワコール(Wacoal)
    CWX ジェネレーターモデル ロング丈 メンズ

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