悲願の冬季御嶽 飛彈頂上

2015.12.30(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 52
休憩時間
1 時間 20
距離
8.6 km
のぼり / くだり
1091 / 1086 m
1 25
1 3
10

活動詳細

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登山を始めて二年あまり、これまでの集大成として挑みました。 例年は厳しいラッセルを強いられるこのコースを選ぶ人は少ないようで、あまり情報がありません。 しかし今年は異例の雪の遅い年、御嶽が白くなったのはつい最近です。 そして天気予報を確認し今日しかないと思い、八ヶ岳から帰ってすぐに準備を始めました。 しかし忘れ物を取りに帰ったり、濁河温泉に向かう道が凍結、30kmの道のりに1時間以上要してしまって完全に遅刻。 おまけにお腹も痛くなって、ようやくスタートできたのは8時でした。 この時間ではダメかもしれない、13時を回ったら撤退しようと思っていると…なんとトレースがあります! 七合目辺りで追い付くまで、このトレースに救われ約1時間稼ぎました。 そこからは私がラッセルし、森林限界を越えました。 夏道がわからない為、四の池あたりのコルを目指して直登を選択しましたが、雪は思った以上に深く、隠れたハイマツに足を取られます。 仕方なく風上の右側にルートを取り、吹きだまりを避けながら登ります。 この辺りからのルート取りはトレースの恩人のほうが上手だったので、私は後を追います。 なんとか稜線に上がると南アルプスが正面にずらっと並んでいました。 風の強い稜線を歩き、飛騨頂上の祠が見えたときは、なんとも言えない気持ちでした。 帰りは同じルートをピストン。 稜線から見ると、濁河登山道の入り口が樹林帯のどこなのか判りません。 トレースがしっかり残っていた今回は良かったですが、もし一泊している間に雪が降ったら?またはホワイトアウトしたら? 改めて雪山の恐ろしさ、難しさを感じました。 今回は好天、少ない雪、トレースに助けられた山行となりました。 帰りに見た美しい御嶽、その稜線を歩けたことに感謝しました。 今年も一年間ありがとうございました。 皆様、良い年をお迎えください。 追記 現在、五の池の冬季避難小屋は、出入口の引き戸が凍って使用できません。 ご注意ください。

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