180812_釈迦ヶ岳

2018.08.12(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 24
休憩時間
3
距離
9.8 km
のぼり / くだり
802 / 802 m

活動詳細

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帰省中の息子を誘って、釈迦ヶ岳に登ることとしました。 しかし、我が家から見上げると山頂は雲に覆われまるで見えません。前日も、前々日も雨が降りました。一抹の不安を抱えて出発です。 大間々・台の駐車場に到着。写真のとおりガスです。しかたがない。 息子は、トレラン初参戦です。 しかし、高校時代は駅伝の選手で、今も仕事柄(?)日々鍛錬しているので、脚力、体力には問題ありません。 靴は、昨年私が買ってサイズが合わなずに譲ったトレランシューズを履いています。私より体が一回り大きい息子にはピッタリだそうです。 携行品は、500のペットボトル2本づつと、ブドウ糖タブレット、カメラなどです。 さっそくスタート、しばらくは砂利道なのでジョギングペースです。ランでは息子のほうが私より1キロメートルを数十秒近く早く走ります。ジョギングでも彼のペースに合わせると息が上がってしまいます。しかし「表情」には出さずに、普通を装って走ります。親の意地です。 山に入ると、連日の雨のせいが多少ぬかるんでいましたが、走るのには問題ありませんでした。山道は経験の差がものをいい、私の方が早く走ることができます。とはいえ、このコースは、そうそう「走る」ようなコースはありません。多くが「早歩き」するのがやっとで、慎重に「歩む」とか「よじ登る」ようなところも幾つかあります。 「見晴らしコース」を選択しましたが、何も見えません。周囲はガスです。 八海山神社に到着。手元の時計で20分丁度でした。 ガスは抜ける気配がありません。おかげで暑くはありません。しかし汗を大量にかきます。 ここから釈迦ヶ岳へはアップダウンが連続します。「結局登るのだから、下りたくないなぁ」なんて、勝手なことを思いつつ走ります。 息子は普通についてきていますが、40分を過ぎるころから「疲れるね」と、珍しく弱音を吐きます。確かに、私より10キログラム以上も重たい体で走っているのです。脚には疲労がたまるでしょう。 息子はこの秋にフルマラソンデビューを狙っているそうですが、最近は仕事の関係で筋トレが多く、走り込みができていないとのこと。そんなことも脚の疲労につながっているのでしょう。 私も昨日のトレーニングで、レースペースに近いロード10キロ走をしてしまったものだから、早くも脚がプルプルしています。しかし「表情」にはだしません。親の意地です。 釈迦ヶ岳到着。手元の時計で1時間4分。八海山から44分かかりました。 ここでも360度ガスの世界です。せっかくのトレランデビュー、息子に絶景を見せてあげたくて釈迦ヶ岳を選んだのですが、残念です。 暫くガスが抜けるのを待とうかと思ったのですが、じっとしていると大量に書いた汗で濡れたシャツが冷たくなり、あっという間に体が冷えてしまいます。水分補給をして、すぐ走り始めました。 息子は慎重です。私は下りを「飛ばす」派ですが、彼はゆっくり走ります。特に、足場が悪いところは慎重に、慎重に。先行してしまう私は、ときに立ち止まって、彼が追い付くのを待つようでした。 しかし、彼が正解です。調子に乗って飛ばしていた私は、木の根につま先をひっかけて派手に転んでしまいました。幸い岩場ではないので怪我はしませんでしたが、左ひざを打ち付けてしまいました。みなさん、山は慎重に走りましょう。 ところで、高原山は何度か来ていますが、本日初めてトレラン・ランナーに遭遇しました。ここでは絶滅危惧種に指定されているトレラン・ランナーですが、細々と棲息しているようです。 八海山神社に到着。手元の時計で1時間51分。釈迦ヶ岳から47分かけて下ってきました。登りより遅い。息子のせいだ・・・ たまにお日様の光が頭上に届くのですが、相変わらずガスが抜けません。 さあ、ラストラン。帰りは林間コースを走ります。下り始めは走りにくい路面が連続しますが、沢を渡ったあたりから飛ばすことができます。 ここまでくると、慎重な息子も本領を発揮します。それこそ林の中を疾走します。ジョギングではありません、ランのペースになっています。 これまで私が先行していたのですが、息子が前に出ました。ランナーの本能でしょう。人より早くゴールにたどり着きたい。 私は、必死についていきます。苦しいのですが「表情」には出さずに、楽勝って雰囲気で走ります。親の意地です。 後ろから息子のフォームを見ると、こんな不整地を走っているのに体がぶれません。「やっぱり鍛えているんだなぁ」とつまらないことを考えてしまいました。 林の中を突っ切って、駐車場に到着。手元の時計で2時間11分。八海山神社から20分。飛ばした割には往路と同じタイムでした。 駐車場に帰ってきても、ガスは晴れていません。何枚か写真を撮影したのですが、どれもガスだらけでツマラナイ出来上がりです。 さて、家に帰ってゆっくり昼食を摂って、サンデーソングブックでも聴きますか。

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