三泊四日 入笠山キャンプ

2018.08.12(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 13
休憩時間
2 時間 16
距離
12.0 km
のぼり / くだり
488 / 487 m

活動詳細

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家族3人で8月11日から14日まで、入笠山へ三泊四日のキャンプに行って来ました。 入笠山は南アルプスの最北部に位置し、標高は1955m。花の百名山に数えられています。 今回の目的は写真を撮りながらの、のんびりキャンプ。食材は全て家内が担当。私はダンロップの6テンとタープ、一眼レフ2台にレンズ4本(600mmズームも)、三脚。などなど欲張って詰め込むと、私の荷物だけでも合計40㎏近い大荷物なので、ゴンドラを使って標高差750mを稼ぎます。ゴンドラ山頂駅からキャンプ場までは入笠湿原を経て1時間弱。これだけでも限界の重さでした。(笑) それなりに歩いたのは2日目(8/12)だけなので、この日の軌跡を基に活動記録を記載します。 今回の撮影目的は高層湿原に咲く花と、それに飛来する蝶。また、この期間は月が邪魔をしないので、美しい星空や天の川、ペルセウス座流星群などを期待しました。 12日の行程は、入笠牧場のキャンプ場を出発して林道を南に進み、テイ沢出合からテイ沢を登り、大阿原湿原を経て、仏平峠から入笠山へ登り、御所平峠からゴンドラ山頂駅の花園を往復して、キャンプ場まで戻りました。 テイ沢はよく整備された登山道がついていて、涼しくて気持ちのいい自然林の中の渓流歩きを楽しめました。 大阿原湿原は入笠湿原ほど豊富な植生は期待できません。 入笠山頂上は晴れていたら素晴らしい展望だということでしたが、あいにくガスに包まれてほとんど何も見えませんでした。 花の撮影なら入笠湿原とゴンドラ山頂駅にある花園。但し後者は植栽の花畑ですが、ある程度、自然に近い雰囲気を楽しめるかと思います。 蝶はヒョウモン類やジャノメチョウの仲間がほとんどで、目的のひとつだったクジャクチョウは、最終日の入笠湿原で、ようやく撮影できました。 期待していた星空は、3日間とも日没時には雲に覆われ、夜中の0時過ぎや2時頃に、近くのキャンパーの声で目覚めて飛び出し、すでに秋から初冬の星景を撮影。視力の悪い私でも肉眼でアンドロメダ銀河がぼんやり見え、50mmf1.2の古いレンズと三脚の固定撮影で捉えることもできました。3日目の夜だけは21時頃から雲が切れ、火星や土星、天の川、流星群も1分に1つ以上は見られました。 入笠牧場キャンプ場は1人1泊1000円で、タープ1張り1000円。 灯りが全くないので、天体観測の人たちもよく訪れています。 管理人さんは若い頃、かなりの山屋さんだったらしく、穂高や剱、谷川岳などの岩壁登攀の思い出を懐かしそうに話されてました。いかにも山小屋の親父さんというイメージですが、とても親切な方で、軽トラで娘を牧場内に案内してくれたり、天体望遠鏡で土星や火星を見せてもらったりしました。 長いようで、あっという間の4日間。 またひとつ、家族の楽しいキャンプの思い出が増えました。

入笠山 左の黒いザックにはテント、タープ、ガスコンロ、シュラフ、マットなど。真ん中の青いザックにはカメラ一式。
右端は娘、家内のザックは写ってません。
左の黒いザックにはテント、タープ、ガスコンロ、シュラフ、マットなど。真ん中の青いザックにはカメラ一式。 右端は娘、家内のザックは写ってません。
入笠山 テント設営
テント設営
入笠山 キャンプ場の前は牧場。
キャンプ場の前は牧場。
入笠山 初日の夕食は餅ピザと・・・。
初日の夕食は餅ピザと・・・。
入笠山 チゲ鍋。
チゲ鍋。
入笠山 二日目はテイ沢を登ります。
二日目はテイ沢を登ります。
入笠山 テイ沢にはよく整備された道が付いています。
テイ沢にはよく整備された道が付いています。
入笠山 入笠湿原
入笠湿原
入笠山 二日目の夕食は、ヤマップで紹介されていた「ガーリックきのこピラフ」
二日目の夕食は、ヤマップで紹介されていた「ガーリックきのこピラフ」
入笠山 アルファ米ときのこスープで驚く味に!
アルファ米ときのこスープで驚く味に!
入笠山 3日目の午前中は各自の自由行動。私はカメラ持って湿原へ。家内は近くの山小屋まで買い出しに。娘は・・・(笑)。
3日目の午前中は各自の自由行動。私はカメラ持って湿原へ。家内は近くの山小屋まで買い出しに。娘は・・・(笑)。
入笠山 三日目の昼食は冷やしそうめん。
三日目の昼食は冷やしそうめん。
入笠山 最後の夕食は豪華なパエリア。(残念ながら完成したのは日没後、なのでストロボ撮影になり、あまり美味しそうに見えませんね。)
最後の夕食は豪華なパエリア。(残念ながら完成したのは日没後、なのでストロボ撮影になり、あまり美味しそうに見えませんね。)
入笠山 夕食後のまったりタイム。
夕食後のまったりタイム。
入笠山 四日目はテントとタープを乾かしながら、その日陰で朝食とパッキング。
日が差すとここでも暑いです。
四日目はテントとタープを乾かしながら、その日陰で朝食とパッキング。 日が差すとここでも暑いです。
入笠山 マツムシソウ(ゴンドラ頂上駅の花園)
マツムシソウ(ゴンドラ頂上駅の花園)
入笠山 レンゲショウマ(ゴンドラ頂上駅の花園)
レンゲショウマ(ゴンドラ頂上駅の花園)
入笠山 クサレダマ(入笠湿原)
草連玉と書きます。腐れ玉ではありません。
クサレダマ(入笠湿原) 草連玉と書きます。腐れ玉ではありません。
入笠山 ヤナギラン(入笠湿原)
ヤナギラン(入笠湿原)
入笠山 サワギキョウ(入笠湿原)
サワギキョウ(入笠湿原)
入笠山 ツリガネニンジン(入笠湿原)
ツリガネニンジン(入笠湿原)
入笠山 コオニユリ(入笠湿原)
コオニユリ(入笠湿原)
入笠山 エゾリンドウ(入笠湿原)
エゾリンドウ(入笠湿原)
入笠山 マルバダケブキ(入笠牧場付近)
マルバダケブキ(入笠牧場付近)
入笠山 センジュガンピ(テイ沢)
センジュガンピ(テイ沢)
入笠山 オクモミジハグマ(テイ沢)
オクモミジハグマ(テイ沢)
入笠山 ソバナ(テイ沢)
ソバナ(テイ沢)
入笠山 ホソバトリカブト(大阿原湿原)
ホソバトリカブト(大阿原湿原)
入笠山 ハナイカリ(入笠山)
ハナイカリ(入笠山)
入笠山 サルオガセ(入笠牧場付近)
サルオガセ(入笠牧場付近)
入笠山 ギンボシヒョウモン(ゴンドラ頂上駅の花園)
ギンボシヒョウモン(ゴンドラ頂上駅の花園)
入笠山 キアゲハ(入笠湿原)
キアゲハ(入笠湿原)
入笠山 スジボソヤマキチョウ(入笠湿原)
スジボソヤマキチョウ(入笠湿原)
入笠山 ウラギンヒョウモン(入笠湿原)
ウラギンヒョウモン(入笠湿原)
入笠山 ウラギンヒョウモン(入笠湿原)
ウラギンヒョウモン(入笠湿原)
入笠山 クジャクチョウ(入笠湿原)
翅裏は真っ黒。
クジャクチョウ(入笠湿原) 翅裏は真っ黒。
入笠山 クジャクチョウ(入笠湿原)
翅表は見事なあでやかさ。
クジャクチョウ(入笠湿原) 翅表は見事なあでやかさ。
入笠山 クジャクチョウ(入笠湿原)
日本産亜種の学名は「Inachis io geisha」と言い、「芸者」からきているそうです。
クジャクチョウ(入笠湿原) 日本産亜種の学名は「Inachis io geisha」と言い、「芸者」からきているそうです。
入笠山 アサギマダラ(入笠湿原)
アサギマダラ(入笠湿原)
入笠山 ジャノメチョウ(入笠牧場付近)
ジャノメチョウ(入笠牧場付近)
入笠山 ヒメキマダラヒカゲ(入笠牧場付近)
ヒメキマダラヒカゲ(入笠牧場付近)
入笠山 オオチャバネセセリ(入笠牧場付近)
オオチャバネセセリ(入笠牧場付近)
入笠山 ギンボシヒョウモン(入笠牧場付近)
ギンボシヒョウモン(入笠牧場付近)
入笠山 ウンモンテントウ(入笠牧場キャンプ場)
けっこう珍しいテントウムシがテントの中に飛び込んできました。「雲紋瓢虫」と書きます。
8年前に上高地でキャンプしたとき、テントに張りついたまま知らずに持ち帰ってしまってから、これで二度目の出会いです。
生態は謎に包まれているそうです。
ウンモンテントウ(入笠牧場キャンプ場) けっこう珍しいテントウムシがテントの中に飛び込んできました。「雲紋瓢虫」と書きます。 8年前に上高地でキャンプしたとき、テントに張りついたまま知らずに持ち帰ってしまってから、これで二度目の出会いです。 生態は謎に包まれているそうです。
入笠山 アカハナカミキリ(入笠湿原)
アカハナカミキリ(入笠湿原)
入笠山 ヨツスジハナカミキリ(入笠湿原)
ヨツスジハナカミキリ(入笠湿原)
入笠山 マルガタハナカミキリ(入笠湿原)
マルガタハナカミキリ(入笠湿原)
入笠山 ニンフホソハナカミキリ(入笠湿原)
ニンフホソハナカミキリ(入笠湿原)
入笠山 コエゾゼミ(入笠山頂上)
高いところにとまってギーギー鳴いているので、めったに姿は見られませんが、ここではうまい具合に低いところにとまっていました。美しい紫色のセミです。
コエゾゼミ(入笠山頂上) 高いところにとまってギーギー鳴いているので、めったに姿は見られませんが、ここではうまい具合に低いところにとまっていました。美しい紫色のセミです。
入笠山 キリギリス(入笠湿原)
長い産卵管を持っているので、鳴かないメスです。
キリギリス(入笠湿原) 長い産卵管を持っているので、鳴かないメスです。
入笠山 朝露に濡れたアキアカネ(入笠牧場キャンプ場)
朝露に濡れたアキアカネ(入笠牧場キャンプ場)
入笠山 朝露に濡れたアキアカネ(入笠牧場キャンプ場)
朝露に濡れたアキアカネ(入笠牧場キャンプ場)
入笠山 朝露に濡れたアキアカネ(入笠牧場キャンプ場)
朝の散歩の嬉しい出会いです。
朝露に濡れたアキアカネ(入笠牧場キャンプ場) 朝の散歩の嬉しい出会いです。
入笠山 アキアカネとマツムシソウ(入笠湿原)
アキアカネとマツムシソウ(入笠湿原)
入笠山 アキアカネとサワギキョウ(入笠湿原)
アキアカネとサワギキョウ(入笠湿原)
入笠山 アキアカネとアザミ(入笠湿原)
アキアカネとアザミ(入笠湿原)
入笠山 アキアカネとワレモコウ(入笠湿原)
アキアカネとワレモコウ(入笠湿原)
入笠山 アキアカネとヤナギラン(入笠湿原)
アキアカネとヤナギラン(入笠湿原)
入笠山 アキアカネとユリの実(ゴンドラ頂上駅の花園)
背景の白い花はヤマハハコ
アキアカネとユリの実(ゴンドラ頂上駅の花園) 背景の白い花はヤマハハコ
入笠山 キャンプ場から見た天の川。
f2.8/20秒/ISO3200/WB3230K(レンズ15mm/f2.8)
キャンプ場から見た天の川。 f2.8/20秒/ISO3200/WB3230K(レンズ15mm/f2.8)
入笠山 キャンプ場から見たアンドロメダ銀河。(上部中央付近の小さな楕円状の星雲)
f1.2/10秒/ISO1600/WB3700K(レンズ50mm/f1.2)
キャンプ場から見たアンドロメダ銀河。(上部中央付近の小さな楕円状の星雲) f1.2/10秒/ISO1600/WB3700K(レンズ50mm/f1.2)

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