恐羅漢山(島根側ルート 亀井谷からジョシ谷へ)

2018.08.11(土) 日帰り

活動データ

タイム

07:41

距離

14.8km

のぼり

1203m

くだり

1195m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 41
休憩時間
35
距離
14.8 km
のぼり / くだり
1203 / 1195 m
2 17
38
15
3

活動詳細

すべて見る

島根県側の亀井谷から恐羅漢山へ登るルートです。広島県側の牛小屋登山口からのルートを「表ルート」とするなら、こちらは「裏ルート」ということになるかと思います。 亀井谷林道の舗装路終点付近の駐車スペースを入山地点としました。入山地点(標高443m)と恐羅漢山頂(1348m)の標高差はほぼ900m。伯耆大山の夏山登山道登山口と弥山山頂の標高差とほぼ同じくらいです。 ところで、亀井谷へのアクセスですが、広島方面から「道の駅匹見峡」を経由する場合、県道307号線の匹見町下道川上を通過したあたりで一旦左折し倉渡瀬橋を渡って入ります。標識はありません。分かりにくいので、行かれる方は事前に下調べを十分にされて行くのがよいと思います。 往路は亀井谷から三十三曲、台所原経由で恐羅漢山頂へ。途中キレンゲショウマの群生地に寄り道(軌跡は消去)。 復路は、まずは旧羅漢山頂からカマのキビレへ。カマのキビレからは新しく整備された登山道「中の道」をカマのキビレ⇒ジョシのキビレ⇒ジョシ谷と歩いて亀井谷に合流し入山地点に帰着しました。 亀井谷は水量が多い谷ではないですが何度か渡渉するので増水時は注意。踏み跡が一部不明瞭なところもありますがテープは一定間隔で付いているので見落とさないようにすれば迷うことはないと思います。最も迷いやすいのは三十三曲がりの分かれ。谷を直進してしまうミスが多いらしいです。 亀井谷ではクマの糞を複数見つけました。亀井谷は、牛小屋方面と比べて明らかにクマの気配が濃いエリアなので行かれる方は十分に注意してください。 新しく整備されたカマのキビレからジョシのキビレの登山道「中の道」は、国土地理院の地形図上では破線道となっているのですが消失してしまっていたルート。 復活に尽力された山岳会の皆さんに深く感謝します。

恐羅漢山 亀井谷林道舗装路終点。本日のスタート&ゴール地点。標高は443m。車2台分の駐車スペースがあります。4月~8月は早朝から釣り人が駐車していることも多いです。まずは約2.5kmの林道歩き。
亀井谷林道舗装路終点。本日のスタート&ゴール地点。標高は443m。車2台分の駐車スペースがあります。4月~8月は早朝から釣り人が駐車していることも多いです。まずは約2.5kmの林道歩き。
恐羅漢山 亀井谷林道。亀井谷橋。この橋まで来ると林道歩きもあと半分。
亀井谷林道。亀井谷橋。この橋まで来ると林道歩きもあと半分。
恐羅漢山 亀井谷林道を歩く。
亀井谷林道を歩く。
恐羅漢山 亀井谷林道。亀井谷奥橋。橋を渡るとすぐに亀井谷へ入る踏み跡がある。入口はちょっと分かりずらいですがテープがあるので見落とすことはありません。標識はなし。
本日はすでに釣り人と思われる車が1台駐車してありました。
亀井谷林道。亀井谷奥橋。橋を渡るとすぐに亀井谷へ入る踏み跡がある。入口はちょっと分かりずらいですがテープがあるので見落とすことはありません。標識はなし。 本日はすでに釣り人と思われる車が1台駐車してありました。
恐羅漢山 亀井谷への踏み跡。明瞭な踏み跡。
亀井谷への踏み跡。明瞭な踏み跡。
恐羅漢山 亀井谷。亀井谷に入って間もなく亀井谷奥橋のたもとに駐車していた釣り人と出遭ったので挨拶をして通過。フライフィッシングの釣り人でした。
亀井谷。亀井谷に入って間もなく亀井谷奥橋のたもとに駐車していた釣り人と出遭ったので挨拶をして通過。フライフィッシングの釣り人でした。
恐羅漢山 亀井谷。渡渉。水量が多い谷ではないので登山靴でOKですが何度か渡渉します。
亀井谷。渡渉。水量が多い谷ではないので登山靴でOKですが何度か渡渉します。
恐羅漢山 亀井谷。標高630m付近にある滝。踏み跡から少し谷側に逸れないと見ることができない滝です。亀井谷奥橋からは距離400mほどのところにあります。
亀井谷。標高630m付近にある滝。踏み跡から少し谷側に逸れないと見ることができない滝です。亀井谷奥橋からは距離400mほどのところにあります。
恐羅漢山 亀井谷。ジョシ谷の分かれ。木に「広見入口」と彫られています。亀井谷を歩く人は大抵これの写真を撮ります。名物みたいなもんですね。復路はジョシ谷を歩いてここに戻ってくる予定です。往路は三十三曲がり分かれまで亀井谷を詰めるので直進します。
亀井谷。ジョシ谷の分かれ。木に「広見入口」と彫られています。亀井谷を歩く人は大抵これの写真を撮ります。名物みたいなもんですね。復路はジョシ谷を歩いてここに戻ってくる予定です。往路は三十三曲がり分かれまで亀井谷を詰めるので直進します。
恐羅漢山 亀井谷。このあたりが銅山跡といわれる場所。石垣が残っており、整地された跡もよく分かります。
亀井谷は江戸時代から大正時代あたりまで銅山として採掘が行われていました。その後、先の大戦中は朝鮮人やアイヌ人の労働者を移住させて木炭の生産を行っていたそうです。終戦とともに製炭労働者も谷を去り、現在に至ります。
亀井谷。このあたりが銅山跡といわれる場所。石垣が残っており、整地された跡もよく分かります。 亀井谷は江戸時代から大正時代あたりまで銅山として採掘が行われていました。その後、先の大戦中は朝鮮人やアイヌ人の労働者を移住させて木炭の生産を行っていたそうです。終戦とともに製炭労働者も谷を去り、現在に至ります。
恐羅漢山 亀井谷。牛小屋谷みたいな整備された谷ではありません。特に夏場は草が繁茂しており、藪漕ぎするようなところはありませんが踏み跡が不明瞭になところもあります。ただ、テープはちゃんとついているので見落とさないようにすれば迷うことはないです。
亀井谷。牛小屋谷みたいな整備された谷ではありません。特に夏場は草が繁茂しており、藪漕ぎするようなところはありませんが踏み跡が不明瞭になところもあります。ただ、テープはちゃんとついているので見落とさないようにすれば迷うことはないです。
恐羅漢山 亀井谷。
亀井谷。
恐羅漢山 亀井谷。渡渉地点。
亀井谷。渡渉地点。
恐羅漢山 亀井谷。また渡渉。ここが最後の渡渉地点だったかな。今日はとにかく水量が少なかったです。
亀井谷。また渡渉。ここが最後の渡渉地点だったかな。今日はとにかく水量が少なかったです。
恐羅漢山 クマの糞。標高790m。糞の中の種はミズキ?yasiyasiさんが「黒っぽいけど、よく見ると青みがかかってるなぁ」と言ってましたが、ミズキの果実は青いのでやはりミズキの果実を食べた後の糞なのかもしれません。熊の糞は食べてるものによって見た目がかなり違います。それにしても、この糞はまだ結構新しい。
クマの糞。標高790m。糞の中の種はミズキ?yasiyasiさんが「黒っぽいけど、よく見ると青みがかかってるなぁ」と言ってましたが、ミズキの果実は青いのでやはりミズキの果実を食べた後の糞なのかもしれません。熊の糞は食べてるものによって見た目がかなり違います。それにしても、この糞はまだ結構新しい。
恐羅漢山 亀井谷。三十三曲がりの分かれ。標高800m。この谷で一番ルートを誤りやすいところ。ここからは亀井谷の右岸側(登っている人からすると左側)の斜面をトラバースするようにして台所原へ登ります。
亀井谷。三十三曲がりの分かれ。標高800m。この谷で一番ルートを誤りやすいところ。ここからは亀井谷の右岸側(登っている人からすると左側)の斜面をトラバースするようにして台所原へ登ります。
恐羅漢山 三十三曲がりの登り。「何回曲がるのか数えよう」と2人で数えましたが、ジグザグになっているのは19カ所でした。
三十三曲がりの登り。「何回曲がるのか数えよう」と2人で数えましたが、ジグザグになっているのは19カ所でした。
恐羅漢山 三十三曲がりの登り。クマの糞。これも新しい。
三十三曲がりの登り。クマの糞。これも新しい。
恐羅漢山 三十三曲がりの登り。標高950m付近。上部に見事なブナの森が広がる。
三十三曲がりの登り。標高950m付近。上部に見事なブナの森が広がる。
恐羅漢山 三十三曲がりの登り。傾斜が緩くなってくると台所原が近い。
三十三曲がりの登り。傾斜が緩くなってくると台所原が近い。
恐羅漢山 台所原の分岐。この分岐の標識には「亀井谷」という表記はないです。恐羅漢へ登頂する前にキレンゲショウマの群生地に寄っていくことにします(軌跡は消去)。
台所原の分岐。この分岐の標識には「亀井谷」という表記はないです。恐羅漢へ登頂する前にキレンゲショウマの群生地に寄っていくことにします(軌跡は消去)。
恐羅漢山 キレンゲショウマの群生地。ロープが設置された急斜面を下っていくと到着します。
キレンゲショウマの群生地。ロープが設置された急斜面を下っていくと到着します。
恐羅漢山 キレンゲショウマ。天涯の花。ぽってりしてきれいです。
キレンゲショウマ。天涯の花。ぽってりしてきれいです。
恐羅漢山 まだ蕾のものも多かった。
まだ蕾のものも多かった。
恐羅漢山 キレンゲショウマの群生。群生地の上部の方ではたくさん咲いていました。
キレンゲショウマの群生。群生地の上部の方ではたくさん咲いていました。
恐羅漢山 キレンゲショウマを堪能したあとは台所原から恐羅漢山頂へ。
キレンゲショウマを堪能したあとは台所原から恐羅漢山頂へ。
恐羅漢山 暑い・・。台所原から恐羅漢山頂への登りは恐羅漢トレイルの時も一番きつかったけど・・なんなんだろう。
暑い・・。台所原から恐羅漢山頂への登りは恐羅漢トレイルの時も一番きつかったけど・・なんなんだろう。
恐羅漢山 恐羅漢山頂。
恐羅漢山頂。
恐羅漢山 保冷バックに2本入れて持って来ていた(^^)/ 
保冷バックに2本入れて持って来ていた(^^)/ 
恐羅漢山 小休憩してすぐに旧羅漢山頂へ。いつも泥濘になっているところがほぼ完全に乾いていました。
小休憩してすぐに旧羅漢山頂へ。いつも泥濘になっているところがほぼ完全に乾いていました。
恐羅漢山 旧羅漢山頂。とりあえず大岩に登ろう。
旧羅漢山頂。とりあえず大岩に登ろう。
恐羅漢山 大岩からの山頂。山頂には他にトレランの人が1組。yasiyasiさんに「大岩、登らないんですか?」と聞いたところ「トラウマになったので登りません!」とのことでした(わら)
大岩からの山頂。山頂には他にトレランの人が1組。yasiyasiさんに「大岩、登らないんですか?」と聞いたところ「トラウマになったので登りません!」とのことでした(わら)
恐羅漢山 大岩からの展望。写真中央の山は広見山。左側の山は半四郎山か向半四郎山。半四郎と向半四郎はまだ登頂してないので今年中に歩きたいと思っております。
大岩からの展望。写真中央の山は広見山。左側の山は半四郎山か向半四郎山。半四郎と向半四郎はまだ登頂してないので今年中に歩きたいと思っております。
恐羅漢山 旧羅漢山頂からカマのキビレへ。旧羅漢山頂から北西方向に延びるこの登山道を知らない人が結構多いらしいです。広見山、半四郎山に用がある人しか歩かない道だから無理もないけど。
旧羅漢山頂からカマのキビレへ。旧羅漢山頂から北西方向に延びるこの登山道を知らない人が結構多いらしいです。広見山、半四郎山に用がある人しか歩かない道だから無理もないけど。
恐羅漢山 旧羅漢からカマのキビレへの区間は植林が放置されたような樹林帯。放置された植林が好きな人は是非(^_^)/
旧羅漢からカマのキビレへの区間は植林が放置されたような樹林帯。放置された植林が好きな人は是非(^_^)/
恐羅漢山 カマのキビレ。新しい看板が設置されています。カマのキビレとジョシのキビレの区間を「中の道」と言うらしい。
カマのキビレ。新しい看板が設置されています。カマのキビレとジョシのキビレの区間を「中の道」と言うらしい。
恐羅漢山 カマのキビレ。左に進むと広見林道、右に進むとジョシのキビレ。かつて旧羅漢から広見山に向かうには、一度広見林道に出て広見山の登山口から登っていたのですが、「中の道」が出来たので、広見林道を経由せず、ジョシノキビレ経由で広見山に向かうことができるようになりました。
カマのキビレ。左に進むと広見林道、右に進むとジョシのキビレ。かつて旧羅漢から広見山に向かうには、一度広見林道に出て広見山の登山口から登っていたのですが、「中の道」が出来たので、広見林道を経由せず、ジョシノキビレ経由で広見山に向かうことができるようになりました。
恐羅漢山 「中の道」。尾根上の道をジョシのキビレへ向かう。笹はしっかりと刈り取ってあるので明瞭な登山道が出来ています。
「中の道」。尾根上の道をジョシのキビレへ向かう。笹はしっかりと刈り取ってあるので明瞭な登山道が出来ています。
恐羅漢山 「中の道」のブナ。
「中の道」のブナ。
恐羅漢山 「中の道」は笹が刈り取られて間もない為、笹の茎が地面からたくさん突き出ています。生足やタイツだけというのは怪我しそうなのでロングパンツのほうが良さそう。
「中の道」は笹が刈り取られて間もない為、笹の茎が地面からたくさん突き出ています。生足やタイツだけというのは怪我しそうなのでロングパンツのほうが良さそう。
恐羅漢山 ジョシのキビレに到着。
ジョシのキビレに到着。
恐羅漢山 ジョシのキビレの看板。この場所を知っている人はマニア度高め。是非!( ̄ー ̄)
ジョシのキビレの看板。この場所を知っている人はマニア度高め。是非!( ̄ー ̄)
恐羅漢山 小休憩の後、ジョシノキビレからジョシ谷方向へ延びる登山道へ進む。この登山道も新しく整備されました。
小休憩の後、ジョシノキビレからジョシ谷方向へ延びる登山道へ進む。この登山道も新しく整備されました。
恐羅漢山 ジョシのキビレからジョシ谷も快適に歩ける登山道になっています。
ジョシのキビレからジョシ谷も快適に歩ける登山道になっています。
恐羅漢山 標高980m付近にあるトチの巨木。数年前は笹の藪漕ぎをしなければ見に来れなかった木です。写真下にいるyasiyasiさんと対比すると木の大きさが分かります。
標高980m付近にあるトチの巨木。数年前は笹の藪漕ぎをしなければ見に来れなかった木です。写真下にいるyasiyasiさんと対比すると木の大きさが分かります。
恐羅漢山 角度を変えて。
角度を変えて。
恐羅漢山 ジョシのキビレからジョシ谷へ。伐採されていない原生林のため巨木が多い。天杉山から奥匹見峡分岐までの稜線の雰囲気と似ています。
ジョシのキビレからジョシ谷へ。伐採されていない原生林のため巨木が多い。天杉山から奥匹見峡分岐までの稜線の雰囲気と似ています。
恐羅漢山 標高940m。
標高940m。
恐羅漢山 ジョシ谷に出た。標高850m付近。ジョシ谷はほとんど水のない涸れ沢です。
ジョシ谷に出た。標高850m付近。ジョシ谷はほとんど水のない涸れ沢です。
恐羅漢山 ジョシ谷を下る。
ジョシ谷を下る。
恐羅漢山 ジョシ谷の踏み跡は若干不明瞭なところがありますが、目立つようにテープが付けられているので不安は覚えません。
ジョシ谷の踏み跡は若干不明瞭なところがありますが、目立つようにテープが付けられているので不安は覚えません。
恐羅漢山 亀井谷との出合に出た。
亀井谷との出合に出た。
恐羅漢山 亀井谷。ジョシ谷の分かれ。往路に見たやつです。
亀井谷。ジョシ谷の分かれ。往路に見たやつです。
恐羅漢山 あとは亀井谷を下るだけ。ここが最後の渡渉地点だったかな。
あとは亀井谷を下るだけ。ここが最後の渡渉地点だったかな。
恐羅漢山 亀井谷奥橋に帰着。朝駐車してあった釣り人の車はまだ駐車してありました。相当上流まで釣り上がってるんでしょう。
亀井谷奥橋に帰着。朝駐車してあった釣り人の車はまだ駐車してありました。相当上流まで釣り上がってるんでしょう。
恐羅漢山 おまけ。翌日、匹見川の支流の沢に早朝だけの短時間で釣りに行ってきました。全然釣れませんでしたが、なんとか大きなアマゴを1匹釣ることができました。
おまけ。翌日、匹見川の支流の沢に早朝だけの短時間で釣りに行ってきました。全然釣れませんでしたが、なんとか大きなアマゴを1匹釣ることができました。
恐羅漢山 体高のある立派なアマゴでした。渇水と暑さのせいかゴギ(イワナ)はまったく姿を見せず。石の下に張り付いて暑さをやりすごしているんだと思われます。
体高のある立派なアマゴでした。渇水と暑さのせいかゴギ(イワナ)はまったく姿を見せず。石の下に張り付いて暑さをやりすごしているんだと思われます。

メンバー

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。