秀麗富嶽十二景12番山頂(本社ヶ丸・清八山)運が開けますように(三つ峠)

2016.01.03(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 22
休憩時間
1 時間 50
距離
13.5 km
のぼり / くだり
1575 / 1574 m
2 2
38
18
4
9
12
38
8
1 45
23

活動詳細

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1/3(日) 大晦日から三箇日まで休むことが出来た 寝正月なんて本当に久しぶり でも・・・暇である テレビはどのチャンネルも、くだらない番組で辟易 ダラダラ過ごすのも2日で飽きる 去年、登山口で寝坊して諦めたコースに出掛けることに 今日のコースは結構ハード なにげに登山道も心配である 5:44宝鉱山出発 時間的にも厳しいので暗い中ヘッテンを付けて歩き始める 途中まで街灯があったので気が付かなかったが、辺りが暗くなるとヘッテンの電池が少なく、かなり暗い 新年そうそうのミスだ涙 予備の電池もないし・・・ 地図で見るとグリーンロッジの上の方に登山道が伸びている・・・ 橋にぶつかった。。 案内板によると左から行くと三つ峠(開運山)への北登山口・・・ 地図にある右から本社ヶ丸へ行く登山道は記されていない 辺りを探すがそれらしき入口が無い 手前の林道を右へ行くのかと、少し戻って地図を見て確認するが、どうやら違うようだ 先ほどの橋まで戻りもう一度、地図で確認、やはり川の右側の尾根に道があるはず・・・ 一瞬、自分が考えたルートと逆の三つ峠北口登山口からに変更しようかと思ったが、はやり考えた本社ヶ丸から周回したい 三つ峠は多分混んでいる 今から登れば本社ヶ丸は誰もいない貸し切りの山頂 それに不明瞭なルートは下りより登った方が、わかりやすいし・・・ はやり自分が最初に考えたルートで行こう! 尾根の斜面はロッジのテントサイトの様で棚田風になっている、テントサイトの斜面を横に移動しながら登り口を探すが見つからない せっかく暗いうちから行動したのに・・・タイムロスだ(涙) ヘッテンが明るければ直ぐに見つけられたのかもしれない、悔やまれる テントサイトが無くなり藪に 最初から迷子・・・ 新年早々プチ藪漕ぎ涙 この尾根を登ればどこかで登山道に出るだろうと登りやすそうな場所を上へ上へと修正 しばらく登ると登山道らしき場所に出たわーい(嬉しい顔) でもこの辺りは送電線の鉄塔が多数あり、その保守点検用の作業道もあるようで登山道とゴチャゴチャ 右斜面のトラバースになった。。 だんだん道が不明瞭・・・また道をロスト わからないので取り合えず斜面をよじ登る・・・だいぶ明るくなるきた。。 階段状の登山道らしき場所に出た。。 今度は左斜面のトラバース 心もとない細いわずかな登山道に山全体を覆い尽くしている落ち葉でさらに見えない道 またまたロスト とりあえず急斜面を上へ上へ、足場が崩れて登りにくい 一番高い場所に出た、これを登り詰めれば本社ヶ丸の稜線に出るはず・・・出るはず・・・ それにしても地図に載っている道はどこにあるのだろうか?おいらが見落としているだけなのであろうか? そういえば稜線に出る手前に「からかさ岩」なる物があると記されている この道で出るのだろうか? 7:50 「からかさ岩」と書かれた看板がポツンと現れた 右に目をやると大きな三角形の巨岩 なるほど・・・閉じた唐傘と言うわけね!と独り納得 これで地図上に戻っていることが確認できた。 地面に小さな看板で登山道左の矢印・・・ 目を凝らして左斜面の方を見るが薄っすらと怪しい道 案の定、また途中でロスト でも、ここまで来れば、このまま登れる場所を上へ上へ行けば大丈夫だろう 木々の間から左側の一つ向こうの尾根の電波塔が見えてきた。三つ峠だ!その右側に白い富士山の肩も見えてきた 8:33本社ヶ丸から続く稜線に出た。 本社ヶ丸山1630m、右からかさ岩、左笹子駅と書かれた看板が木に取りつけられていた ここが山頂?樹林帯の中の展望なし 秀麗の山なのに? でも、まだまだ緩やかだがわずかに道が登っている さらに進む 8:50 目の前が明るくなり急に開けた。。 とつぜん目の前にドーンと富士山 ここが山頂だ! 本社ヶ丸1631m着 河口湖も見える!右にパーンしていくと雪を被った南アルプスのオールスター 南部の光、聖、塩見、農鳥、間ノ岳、北岳、甲斐駒・・・ その右、甲府盆地の先に北アルプスが・・・さらに右に目をやると雪の少ない八ヶ岳 ここから続く奥秩父までの山並み、おととし歩いた小金沢連嶺・・・その先の大菩薩、去年歩いた奥秩父縦走路が連なっている 誰もいない山頂、富士山と360°のパノラマ独り占め こちらから回って正解だ! ここでのんびりと朝食 ここ本社ヶ丸と、この先の清八山の二つで12番山頂なので先に進む 9:50清八峠着 9:56清八山1593m着 山頂には松の木が2本生えている その2本の松の間から富士山を撮影、浮世絵風に・・・ ここで12番山頂達成! でも今年の開運を求めて開運山(三つ峠)へ向かう 本当の理由はピストンが嫌なだけあっかんべーと地図観て歩いてみたいと思ったルートだから・・・ 10:13大幡八丁峠着 10:31大幡山1531m着 気持ちの良い尾根歩き 三つ峠山への取りつき 急登を登ると木々の間から人工物のアンテナが見え隠れ 11:22御巣鷹山1775m着 たぶん御巣鷹山なのだろうがフェンスに囲まれたアンテナ群の敷地がある どこかに山頂碑があるのかと敷地をぐるっと一周したが何もなかったあせあせ タバコを吸いさらに先の開運山(三つ峠山)へ・・・ アンテナ群が近づいてくると賑やかな話声が聞こえてくる 11:51開運山(三つ峠山)1785.2m着 すごい眺めだ!富士山デカっ!裾野広いなぁ! 実は三つ峠は、初めてなのである 意外と人が少ない10人ぐらいかな? 人工物のアンテナ群が邪魔だが、富士山方面は素晴らしい眺め 40分ぐらい昼食 12:44北口登山道から下山 いきなり稜線からの急下降、落ち葉と霜柱で滑る 踏み跡薄く落ち葉で不明瞭 右から微かに水の流れる音が聞こえてきた。。 右側が開けてきた。。 沢の上に出たと思ったら、一瞬時間が止まった。。 何が起こったか頭の中を整理する 沢が、すべて凍っている・・・滝も 沢が一時停止している、時間が止まっているのである こんな場所でも凍るんだと驚いた、と同時に、ヤバイなと・・・ ここの下りは数回、渡渉がある 凍った沢の渡渉、しかもかなりの斜度に滝、アイゼンは持ってきていないし あんなところで滑ったらボブスレー状態で滝へ真っ逆さま まあ・・・ 渡るのはもう少し下かもしれないし、最悪は登り返すしかないと決めて下を目指す。 13:17白竜の滝 見事に2段の滝はカチンコチンに凍っている 足元から拳大の石が転げ落ち10m下の凍った川床に落ちた。。 山の中に「コォーン!」と響き渡る・・・   アハハ本当に凍ってるあせあせ 細い足元に積もった落ち葉 気を付けないと・・・ 少し開けた場所で、またまた道をロスト涙 辺りを見回すと、左斜面の沢のトラバースか、このまま下の沢(本流)方面に降りるか 沢に降りるのは危険だし、そっちに道は作らないだろう?と思い左斜面へ・・・ 道が無いが。とりあえず進んでみる 斜面が切れて沢に降りる、乾いたトゲトゲの木に手が血だらけ涙 少し下ると先にロープが張ってあるのが見えた。。 こちらが正解だったようだ! どうやら沢に切られた登山道がかなりの広範囲で崩れて無くなったのだろう 13:47七福の滝 流心には水の流れが戻り沢音が大きくなってきた。。 まだ渡渉は無いが、このまま下って何とかなりそうだ 13:54大滝 大滝を過ぎると岩壁を降り渡渉して反対の斜面に向かうようだ 落ち葉の積もった岩壁 ワイヤーが張られているが落ちたら大怪我だな・・・ 足を置く場所に落ち葉涙 けっこうスリリングだなぁ・・・ 最後は鉄梯子で川床に降り着いた ここまで降りてくると氷も半分になった。。 川を渡り反対の岩壁に取りつく 14:07初滝 朽ちた祠が佇んでいた。 ここからは沢筋の登山道 落ち葉で道は見えないが沢筋通りに下れば大丈夫だろう 14:40北口登山道入口の林道に出た。。 林道を歩き 15:06駐車場に着いた。 行動時間9:20 今年は初登山からなんとも大変なものになった。。 だが最高の天気に、最高の景色 最終的には、自分の選んだルートで無事に帰ってこれた。。 でも反省点も・・・ 最初のヘッテン電池切れ、下りの膝故障・・・ 年々体力も集中力も落ちてきた。。 持病の左足も心配だ。。 今年は少し身体のことを考えながら山と向き合おう 安全第一 無事に帰ってくるから、また山に行きたくなるんだから・・・

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