活動データ
タイム
03:57
距離
9.4km
のぼり
1001m
くだり
1001m
活動詳細
すべて見る【山行情報】 ルート:旭又登山口~旭又ルート~太平山(奥岳)~Lv.3~宝蔵山~旭又登山口 技術難易度:上で特に記述がある区間以外はLv.1 YAMAP CT: 6:35 【日程】 8/16 夜神戸発(車 with とろつま) 8/17 朝相模原着 夜小学校の同窓会参加 8/18 朝相模原発(車 with 叔父) 夜秋田着 8/19 太平山登頂 8/20 金足農業VS日大三高 TV観戦 8/21 金足農業VS大阪桐蔭 TV観戦後 夕秋田発(車 ソロ) 8/22 昼神戸着 【山行レポ】 私が小学校高学年の頃、地元では日本酒の一升瓶の蓋、酒ぶたを集めるのが流行っていました。近所の酒屋はもちろん、遠くの町々の酒屋へも遠征し、珍しい酒ぶたを探し求めるのが放課後の遊びのひとつとなっていました。 珍しい酒ぶたが数ある中で、当時私の一番のお気に入りだったのは「太平山」。我が第2の故郷、秋田の酒です。母方の祖母宅の近所の酒屋で出会い、すぐにそのカッコよさに魅了されました。そして、私はそれから「太平山」一筋となりました。 密かに描いていた酒ぶた戦士の漫画の主人公は「太平山」。愛用していた木の剣も名刀「太平山」。卒業文集の好きな言葉コーナーにも迷わず「太平山」と書いたほどです。 ―――それから28年、毎年のように秋田を訪れてきた私は、酒の「太平山」を飲んだことはありましたが、その名前の由来となった山の「太平山」には登ったことがありませんでした。今まで、そのことが何となく心に引っ掛っていました。 しかし、今回ついに登ってきました。 三種町の祖母宅発7時。近所のスーパーで山頂で奉納するための酒「太平山」を探すも、YAMAP映えするラベルがなく、さらにスーパー2軒、コンビニ2軒回りました。が、いいラベルは見つからず、結局最初のスーパーでも売っていたラベルの酒を購入。 お陰でだいぶ後れを取り、旭又登山口の駐車場に着いたのは10時過ぎ。一瞬満車かと思いましたが、数台のスペースが残っていて無事止めることができました。 時間が押していたので早歩きで必死に登り、思ったより早く12時前に太平山奥岳登頂。山頂は雰囲気がよく眺めも抜群でした。少し雲があって見えない部分もありましたが、北西には八郎潟の残存湖と男鹿半島、東には奥深い奥羽山脈、南東には秋田市内を見下ろし、遠く南の雲の上には鳥海山が顔を出していました。 山頂の三吉神社奥宮に持ってきた酒の「太平山」の香りを奉納したり、写真を撮ったり、伯母が早起きして作ってくれたおにぎりを食べながら景色を堪能したりしていたらあっという間に時間が過ぎ、気付いたら50分も山頂に滞在していました。 帰りは宝蔵岳に寄って宝蔵コースで下山。時間は押していましたが、奥岳から宝蔵岳のルートは滑りやすく、途中鎖場もあったので、そこは焦らずゆっくり行きました。 結局下山は14時過ぎ。祖母宅着16時頃でした。 90過ぎになる祖母に山の話をすると、女学校時代に太平山の5合目まで登ったことがあるらしく、懐かしそうにしていました。「おめ、山さ行かずおもしぇべな」(あんた、山に行くの楽しんいだろうねぇ)と言って羨ましそうにもしていました。 こうして今回、大好きだった「太平山」に無事登ってくることができました。まだまだ秋田には、そして東北には登りたい山が沢山あります。祖母が元気なうちはできるだけ毎年秋田に行って、少しずついろいろな山に登っていけたらと思います。 【蛇足情報】 神戸-相模原間はとろつまと運転交代(とろつまはそのまま相模原滞在)、相模原-秋田間は途中で拾った叔父と運転交代でしたが、帰りの秋田-神戸間は私一人。日程的にタイトだったのに毎晩遅くまで飲んでいたせいかだいぶ疲れており、何度も休憩しながら帰りました。そして、それが大失敗につながりました。東北の日本海側を走る日本海東北道はまだ全線開通しておらず、秋田-新潟間で2回下道に下りる必要があります。よって、ETCの夜間割を受けるためには、最後の下道から高速に乗った後の、朝日まほろばIC(新潟県)を朝4時までに通過しなければなりません。私はそれがすっかり頭から抜けており、下道の途中にある道の駅あつみ(山形県)で爆睡してしまいました。その結果夜間割を受けられず4000円を無駄にする羽目に…。無駄遣いの嫌いなとろつまに大目玉を食らったことは言うまでもありません。皆さんも日本海東北道にはお気を付けください。
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