高島トレイル(滋賀県福井県/国境〜寒風)

2018.08.19(日) 日帰り

活動データ

タイム

07:47

距離

20.0km

のぼり

1473m

くだり

1706m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 47
休憩時間
30
距離
20.0 km
のぼり / くだり
1473 / 1706 m
1 16
1 37
51
45
40
4
41
57

活動詳細

すべて見る

手強そうでなかなか足が向かなかった高島トレイル。全長70km以上。初回チャレンジとして起点の国境バス停(愛発越え)〜寒風〜マキノ高原を歩くことにした。 9:06バスを降り元気よくスタート。登山ガイド本には、ゲレンデを登るとあるが広々とした場所なのでルートが分かりにくい。YAMAPを起動させ軌跡を睨みつつ、紙の地図も見比べながら登って行く。そこそこの急登だが風が心地よく気分がいい。暫く登ると右手に登山口が現れた。高島トレイルと印字された黄色いテープが目印になった。登山道は整備されているが、歩く人が少ないようで草が道を覆い気味、登山道は明瞭ではない。危険な野生動物は出てこないのか?少し不安を抱えつつ登って行く。長渕剛のトンボ。サビ部分の「うぉ〜うぉ〜うぉ〜」の部分のみ繰り返す。ほとんど歌詞を知らないためだ。 不安を持ちながらの山行ではあったが、山自体はブナの木が多く、なんとも言えぬ優しさを持っている。杉の植林帯が続く山とは違う。虫もこの時期にしては殆ど飛んでこない。昨日登った六甲山はツクツクボウシの大合唱だったが、こちらのセミは、ギーギーと鳴いている。何という名前なんだろう?セミの数も少ない。ひたすら歩いていると汗が噴き出すが、気温が高くないのでそよ風が嬉しい、良心的な山、好きになりそうだ。 上り詰めると稜線に出る。眼下には、琵琶湖の北、ポツンと浮かぶ竹生島が見える。その横に見える小さな湖は余呉湖だろうか。となるとずっと向こうの大きな山は伊吹山だな、などと景色を楽しみながら歩く。 10:25乗鞍岳山頂に到着。小休止の後、稜線を引き続き歩いて行く。関西電力の電波塔を超えると、また樹林帯に入る。やはりブナ林が多く、木漏れ日が気持ち良い。次のポイントまであとどれくらいだろう?と地図を見ようとポケットを探ると、無い! 地図類一切が。バスの時刻表含めて。ポケットからザックから全て調べたが無い。引き返して回収しようと、今来た道を小走りに戻る。ブナ林を延々と戻り、ついには関電の電波塔まで来たが見つからない。これは無理だ…。暗い気持ちになる。なぜちゃんと確認しなかったのか、なぜ予備を持ってこなかったのか、なぜこんなウッカリしたことを…。いつまでもくよくよしても仕方ない。命綱はYAMAP地図をスマホ画面で見ることだけ。バッテリーを惜しみ惜しみ歩くことにする。 気持ちの切り替えが必要だ、と木陰で昼飯を食べる。そよ風が優しい。こんな森も日が暮れると怖い場所になるんだろう。先日山口県でボランティアに発見された2歳児は、ホントに偉い。そんなことを思いながら、おにぎり2個とたい焼きカスタードケーキを完食。やっと落ち着いてきた。 黒河峠へ降りここから本日の最高峰三国山へ、そして360度の眺望が楽しみな赤坂山を目指す。正午を過ぎ、だんだんと気温が上昇。汗も止まらない。このルート、殆ど沢や水場が無いが、途中で小川を渡るときに、タオルや帽子を全部冷水に浸し、頭からかぶってみる。ひんやりとして気持ちがいい。 14:00過ぎ、三国山を降りて暫く葛折りの山道を上り詰めると、おぉ〜、何だあの岩壁は。そこには明王の禿が、陽光に照らされて白く聳えていた。見上げるととてもあの上には立てそうも無い迫力、緊張感。風化した花崗岩、うっかり端を歩けば大滑落の危険が。ここから赤坂山はすぐだ。 14:50赤坂山の山頂へ。眼下にはマキノ高原、その向こうには琵琶湖が輝いている。吹き渡る風が最高だ。高島トレイルの北辺の主人公は文句なしに赤坂山だ。左へ目をやると伊吹山、そして今日歩いてきた山々が一望できる。その左には遠く白山が望めるらしいが、そこまでは見えなかった。琵琶湖の反対側の日本海も明瞭には分からず。でもここは最高だ!山頂にいた別のパーティ、ソロ登山のお兄ちゃんらに挨拶し、彼らはマキノ高原へ降りるそうだが、小生は更に寒風へと稜線を辿る。ずっと伸びる一本道を登ったり下りたりの繰り返し。やっと寒風に到着。ここから高島トレイルを離れマキノ高原へと降りる。これがなかなかしっかりと距離があり相当疲れたが、マキノ高原の温泉が迎えてくれた。のんびりと入浴し、18:16最終のバスに乗る。 いや〜、山って本当にいいもんですね。登山は天が人間に与えてくれた極上のプレゼント。今日も感謝の1日であった。

高島トレイル その1 車窓から。田んぼが緑から黄色に変わりつつある。
車窓から。田んぼが緑から黄色に変わりつつある。
高島トレイル その1 JRマキノ駅は無人駅。駅前にはコンビニや売店は一軒も無い。
JRマキノ駅は無人駅。駅前にはコンビニや売店は一軒も無い。
高島トレイル その1 今日歩くルートを確認する
今日歩くルートを確認する
高島トレイル その1 コミュニティバス。どこまで乗っても220円はありがたい。ハイカーが乗ってきた。
コミュニティバス。どこまで乗っても220円はありがたい。ハイカーが乗ってきた。
高島トレイル その1 終点の国境バス停で下車
終点の国境バス停で下車
高島トレイル その1 高島トレイルは中央分水嶺。降った雨は、日本海側と太平洋側に分かれます。
高島トレイルは中央分水嶺。降った雨は、日本海側と太平洋側に分かれます。
高島トレイル その1 スキー場のゲレンデは草ぼーぼー。そこを登っていきます。
スキー場のゲレンデは草ぼーぼー。そこを登っていきます。
高島トレイル その1 登ってきたゲレンデを振り返る
登ってきたゲレンデを振り返る
高島トレイル その1 まだまだ登らにゃならぬゲレンデ脇の登山道
まだまだ登らにゃならぬゲレンデ脇の登山道
高島トレイル その1 あった!ここからがホントの登山道だ。
あった!ここからがホントの登山道だ。
高島トレイル その1 登山道は不明瞭
登山道は不明瞭
高島トレイル その1 標識が出てくると安心する
標識が出てくると安心する
高島トレイル その1 だいぶ高度を稼いできました
だいぶ高度を稼いできました
高島トレイル その1 ブナの木かな。汗はかくが湿度は比較的低い。登っていて気持ちのいい山だ。
ブナの木かな。汗はかくが湿度は比較的低い。登っていて気持ちのいい山だ。
高島トレイル その1 この辺りで尾根に出た。
この辺りで尾根に出た。
高島トレイル その1 琵琶湖が見えてきた。小さく見えるのは竹生島かな。
琵琶湖が見えてきた。小さく見えるのは竹生島かな。
高島トレイル その1 緑のトンネル、尾根道は楽チンです。
緑のトンネル、尾根道は楽チンです。
高島トレイル その1 高圧電線。この電気どこまで届けられるのか?
高圧電線。この電気どこまで届けられるのか?
高島トレイル その1 滋賀県の山々。
滋賀県の山々。
高島トレイル その1 竹生島がさっきよりハッキリ見える
竹生島がさっきよりハッキリ見える
高島トレイル その1 乗鞍岳で小休止
乗鞍岳で小休止
高島トレイル その1 こういう三角点もあるんですね。
こういう三角点もあるんですね。
高島トレイル その1 と思ったら、オールドスタイルの三角点もありました。
と思ったら、オールドスタイルの三角点もありました。
高島トレイル その1 よく見えます。気持ちいい。
よく見えます。気持ちいい。
高島トレイル その1 向かって左、琵琶湖方向です。
向かって左、琵琶湖方向です。
高島トレイル その1 琵琶湖を望む
琵琶湖を望む
高島トレイル その1 関西電力の電波塔
関西電力の電波塔
高島トレイル その1 関電の乗鞍無線中継所
関電の乗鞍無線中継所
高島トレイル その1 あそこまで降りていきます
あそこまで降りていきます
高島トレイル その1 琵琶湖方向です
琵琶湖方向です
高島トレイル その1 日本海方向です、見えませんが。
日本海方向です、見えませんが。
高島トレイル その1 草ぼーぼー。生い繁っています。
草ぼーぼー。生い繁っています。
高島トレイル その1 尚も進む、稜線歩きはここで終わり、樹林帯に入ります。
尚も進む、稜線歩きはここで終わり、樹林帯に入ります。
高島トレイル その1 関電施設とはここでお別れ。
関電施設とはここでお別れ。
高島トレイル その1 右方向へ歩いて行くと黒河峠ですという標識。
右方向へ歩いて行くと黒河峠ですという標識。
高島トレイル その1 ブナの大木が倒れていました、可哀想。
ブナの大木が倒れていました、可哀想。
高島トレイル その1 左手、黒河峠へ歩いていきます。
左手、黒河峠へ歩いていきます。
高島トレイル その1 眺望良し
眺望良し
高島トレイル その1 見上げる鉄塔
見上げる鉄塔
高島トレイル その1 こんなところにゴルフボールが。誰か練習してたのか?
こんなところにゴルフボールが。誰か練習してたのか?
高島トレイル その1 芦原岳の三角点
芦原岳の三角点
高島トレイル その1 日本海が少し見えました
日本海が少し見えました
高島トレイル その1 鉄塔で敦賀湾がよく見えない。
鉄塔で敦賀湾がよく見えない。
高島トレイル その1 鉄塔だらけ
鉄塔だらけ
高島トレイル その1 敦賀湾です
敦賀湾です
高島トレイル その1 狭い道です
狭い道です
高島トレイル その1 ブナ林が見事
ブナ林が見事
高島トレイル その1 黒河峠へ出ました
黒河峠へ出ました
高島トレイル その1 黒河峠近くのトイレ
黒河峠近くのトイレ
高島トレイル その1 ここからまた登山道を登ります
ここからまた登山道を登ります
高島トレイル その1 この木はなんという木かな?コナラ?
この木はなんという木かな?コナラ?
高島トレイル その1 赤坂山が楽しみです
赤坂山が楽しみです
高島トレイル その1 よーし登るぞ〜。
よーし登るぞ〜。
高島トレイル その1 赤坂山自然歩道。途中眺望の良いところあり。
赤坂山自然歩道。途中眺望の良いところあり。
高島トレイル その1 赤坂山の前に三国山にも登ろう。
赤坂山の前に三国山にも登ろう。
高島トレイル その1 木の横に大型類人猿が立っているかのよう。
木の横に大型類人猿が立っているかのよう。
高島トレイル その1 三国山の山頂
三国山の山頂
高島トレイル その1 三国山の三角点
三国山の三角点
高島トレイル その1 結構疲れた顔してます。濡れタオルで顔を覆っているのは、とにかく暑いから。
結構疲れた顔してます。濡れタオルで顔を覆っているのは、とにかく暑いから。
高島トレイル その1 明王の禿を目指す
明王の禿を目指す
高島トレイル その1 赤坂山方面へ向かいます
赤坂山方面へ向かいます
高島トレイル その1 凄い存在感、明王の禿
凄い存在感、明王の禿
高島トレイル その1 明王の禿、切り立ってますけど
明王の禿、切り立ってますけど
高島トレイル その1 明王の禿から琵琶湖を見下ろす
明王の禿から琵琶湖を見下ろす
高島トレイル その1 花崗岩が風化してザレ場に。地面はほとんどこんな感じ
花崗岩が風化してザレ場に。地面はほとんどこんな感じ
高島トレイル その1 琵琶湖を背に
琵琶湖を背に
高島トレイル その1 赤坂山を目指す
赤坂山を目指す
高島トレイル その1 もうひと登りするか
もうひと登りするか
高島トレイル その1 明王の禿を振り返る
明王の禿を振り返る
高島トレイル その1 やっと着いた!赤坂山だ。
やっと着いた!赤坂山だ。
高島トレイル その1 別のパーティの方々。マキノ高原へ降りられるそうです。
別のパーティの方々。マキノ高原へ降りられるそうです。
高島トレイル その1 お気をつけて!
お気をつけて!
高島トレイル その1 さて小生も降りるとするか、寒風を目指そう。
さて小生も降りるとするか、寒風を目指そう。
高島トレイル その1 降りていくぞ〜!
降りていくぞ〜!
高島トレイル その1 粟柄越です。小休止
粟柄越です。小休止
高島トレイル その1 寒風の文字を今日初めて見た!
寒風の文字を今日初めて見た!
高島トレイル その1 待ってろマキノ!
待ってろマキノ!
高島トレイル その1 稜線を一本道を歩きます。
稜線を一本道を歩きます。
高島トレイル その1 ここが寒風か。冬は寒いんでしょうね。
ここが寒風か。冬は寒いんでしょうね。

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