母島(小笠原諸島)石門山、堺ケ岳

2018.08.20(月) 日帰り

活動データ

タイム

05:39

距離

5.5km

のぼり

450m

くだり

452m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 39
休憩時間
1 時間 34
距離
5.5 km
のぼり / くだり
450 / 452 m
49
29
2 51
16
27

活動詳細

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石門(せきもん)は、湿性高木林を主体とした原生性の高い重要な地域で、極めて貴重な母島だけの固有種の宝庫です。また、“針の岩”と呼ばれる石灰岩の溶食地形(ラピエ)が、樹林内で見られます。 東京都自然ガイドの同行が必要です。 台風19号、20号が相次いで発生。小笠原直撃直前でコースを変え直撃を免れていますがあいにくの天気が続いています。 山の山頂付近はガスって、外は強風が吹き荒れています。 ははじま丸が欠航した為、予定してたツアー客が参加できず観光協会でお願いしたガイドさんと2人になったのでゆっくりお話しを聞くことが出来ました。 登山入り口から薪炭材として植林されたものが自生したアカギ林がつづき、ぬかるんだ急登を登っていきます。滑るのでストックを推奨します。 登り始めがもっともきつい急斜。そのあとは高低差が少なくなだらかです。 石門はコアな場所なので基本的に整備はできないようで道幅がせまく自然の石や木の根をつかい道を整備しています。 途中、上から落下した岩で土壌が谷側へと崩れ、踏み面がなくなっていました。こういった箇所は関係者の方々が専門家を招いて木と石で埋め戻して足場をつくるそうです。半殺しの根で足場をつくり植生が復元すると根が張り足場が固定されます。 道を進んでいくと、シマクジャク、ノヤシ、シマゴショウ、ワダンノキ、テリハハマボウ、ムニンヒメツバキ、樹幹に着生しているムニンボウラン、ウドの木、オガサワラグワなど母島の固有種がたくさん。 もともと草である植物が、海洋島という特殊な環境の中で木へ進化する話など興味深い。 前日の雨でグリーンぺぺ(光るキノコ)やオガサワラオカモノアラガイ(固有種のマイマイ(カタツムリ))は大喜びして出てきてくれました🐌 小鳥の水場では、水をいれるとすぐに石門に住むメグロの親子が水浴びをしにきてくれました。 最近ではガジュマルの実を食べに集まるというアカガシラカラスバト(赤ぽっぽ)を探しに北港、北村小学校跡、東港探照灯下砲台と探しましたが、残念ながら会えませんでした。 大きく育った大迫力のガジュマルや砲台をみることができました。

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