活動データ
タイム
05:23
距離
7.3km
のぼり
969m
くだり
968m
活動詳細
すべて見る2016年1月9日(土)瑞牆山に日帰りで行ってきました。 瑞牆山荘登山口から山頂ピストンです。 【コースタイム】 瑞牆山荘登山口―富士見平(1:08分)ー天鳥川(30分)―山頂(1時間9分) 山頂ー天鳥川(31分)―富士見平(1:15分)―瑞牆山荘登山口(21分) 登り 2:47分 下り 2:07分 合計 4時間54分(休憩時間除く) 【危険箇所など】 ○鎖場が4箇所、ロープ場が1箇所あります。 最後の鎖場を除き、鎖場の脇に迂回して登れる箇所があります。 鎖場は角度は浅く、高度感はそれほどありませんが、一枚岩で足場があまりなく、特にこの時期は岩の表面が凍りついていますので、出来れば迂回した方が安全です。凍結さえなければ、特に問題はないでしょう。 【駐車場など】 瑞牆山荘正面、ちょうど登山口があるところに「無料駐車場」の案内看板があります。 そこから100mほど先に50台程度の舗装された駐車場があります。 4:37 瑞牆山荘前の無料駐車場に到着 バッチリスタッドレスタイヤに履き替えてきたものの、予想に反して路面の凍結は全くありませんでした。 この日に限っていえば、ノーマルタイヤでも全く問題ありませんでした。 駐車場には2台の車が停まっていました。夜明け後の出発時点でも十数台程度、正午時点で7割くらいでしたので、この時期は流石に駐車スペースを確保するためだけに早出する必要はなさそうです。 6:25 まだ夜は明けきっていませんが、ヘッデンはいらない位に明るくなった頃合を見て、出発。 本日の天候は快晴。・・とそれはとっても良いのですが、放射冷却で夜明け前後はかなりの寒さでした。 インナー2枚とフリース、ウィンドブレーカーを着込んで出発です。 これでもダメなら雨具を・・と思っていたのですが、歩き始めてしまえばすぐに体が温まり、むしろ、ウィンドブレーカーは脱ごうかと思ったくらいです。 体を冷やさず、温まってきたら汗をかかないように、にウィンドブレーカーとフリースのファスナーを開け閉めしてました。 この時期は体温調節が難しい・・ ・・と、出発してわずか十数分後、何故か富士見平に向かう樹林帯の道で道を間違えました。 一瞬、道を見失い、赤テープを見つけたのでそれを追っていったのですが・・ 富士見平へ行く道とは別のルートの赤テープを追ってしまったようで、6月末に通ったルートとなんか違うなーと思ってGPSを確認したら、全くあさっての方向へ進んでいました。 まぎらわしいなぁと思いつつ、帰りにルートを確認してみると、間違えようがないくらいとっっても分かりやすいルートで、何で道を外したのか不思議でしょうがない。 鳳凰山に続きこれで2回目・・猛省しきりです。 富士見平に続く道は、序盤は緩やかな登り、富士見平に近づくに連れて徐々に傾斜を増していきます。 結構な傾斜がありますが、冷えた体を温めるにはちょうどよいくらいです。夏場とかはつらいですが・・ 富士見平に着いた時には、すっかり体が温まっていました。 7:33 富士見平に到着 ここは金峰山と瑞牆山の分岐点になっており、富士見平小屋とその周辺にテン場、ベンチやトイレも備え、登山客で常時賑わっています。 富士見平小屋は11月末までの営業ですが、週末に限り、予約があれば冬季も営業するとのことです。 この時期でもテントが数張ありました。 案内板によるとここから瑞牆山までは1時間50分。 時間はさほどでもないのですが、短時間で山頂に到達するには当然キツい傾斜に臨まなければならなくなる訳です。 ここは一つ、気を引き締めていきます。 と、意気込んでみたものの、しばらくはキツくも緩くもないアップダウンが続き、少々拍子抜けします。 折しも1月。道も積雪か、雪がなくても凍結くらいはしているだろうと12本アイゼンを持参し、万全の備えをしてきましたが、ここまでは幸か不幸か100%のドライ路面でした。まぁ道の状態は良いに越したことはありません。 富士見平から約20分位歩くと、次の拠点、天鳥川に降りていく急な下り坂に差し掛かります。結構長い下り坂。帰りが思いやられる・・ 8:03 天鳥川に到着 川幅はそれなりにありますが、水は全く流れていなかったので、容易に渡れました。 冬季以外では結構な水量があるんでしょうかね。 それと、川の周辺は一部ですが、凍結している箇所がありました。 といっても、本当に点在しているだけなので、アイゼンをつける必要は全くありません。 でも、他の山でもそうですが、川の周辺は凍結していることが多いです。カッチカチのアイスバーンが枯葉や砂、雪の上に隠れていることもありますので、見た目が凍っていなくても、注意が必要です。 川を渡るとすぐに桃太郎岩という巨石とその脇に木の階段があります。 これを登るといよいよ本格的な登りの始まりです。 道は大きな岩がごろごろする登りに変わり、傾斜も急になっていきます。 岩に混じってあちこちに倒木もあり、道も荒れ気味になって歩きづらくなります。 この日は登山道の凍結はほとんどありませんでしたが、道が凍っているとかなり怖そうです。 鎖場も出てきます。 1、2箇所目は足場の乏しい大きな1枚岩に掛けられています。 幸い、崖というよりも急傾斜なので、這うように登れば鎖を使わなくても登れますし、岩の脇には足場のしっかりした箇所もあります。 今回は岩の上に凍結箇所がありましたので、岩の脇を迂回して登りました。 さらに標高を上げていくと、傾斜はますます急になります。 平坦な箇所はほぼなし。 手を使ってよじ登らなければならない箇所や、段差が大きく、大きく足を振り上げなければならない箇所も頻繁に出てきます。 ほんの僅かでかなりの高度を登ります。僅か1分登っただけでも、自分が稼いだ高度にちょっとびっくりします。それぐらい急登が続きます。 8:45 大ヤスリ岩通過 天鳥川から30分ほど登ると、大ヤスリ岩という巨石が視界に入ります。 高さは30m。首を目いっぱい上に向けないと先端が見えません。 この日は見かけませんでしたが、有名なクライミングスポットらしいです。 あんなところ登るのか・・自分には絶対に無理です。 世の中には凄い人がいっぱいいるものです。 実は、この岩のすぐ向こうが山頂だったりするのですが、登山道はこの岩を大きくぐるっと迂回していますので、登頂にはまだ少し時間がかかります。 15分ほどで黒森分岐に到着。不動滝から登るルートの合流点です。 ここでようやく急登は一段落。指導標には「山頂まで10分」の表示が出ています。 あと僅か・・なのですが、ここからの道が一部ですがガッチガチに凍り付いていました。 滑るかな?そりゃ滑るよな・・?と恐る恐る足を乗せてみるとうっすら積もった砂や枯葉が滑り止めとなって以外に滑らない。道幅もそれなりにあり、傾斜もない平坦な道、さらに、数メートル先はドライな路面になっていたので、ここはアイゼンを使わず、地面にフラットに足を乗せて超慎重に進みました。 ここから山頂までは短い鎖場と梯子を1箇所ずつ通過します。 鎖場は足を置く箇所が凍り付いていましたが、高さは3mほどで一息で登れます。 ここだけは鎖を掴んで慎重に登りました。 梯子も10段程度の短いものですが、周辺は氷上になった雪が積もっていました。 特に難しいことはないのですが、油断大敵。慎重に、ゆっくりと通過します。 ここを超えてしまえば山頂は目前です。 9:12 山頂に到着 登山口から2時間47分。道間違い分をさっぴけば2時間20分くらいでしょうか。 山頂に到着です。 山頂は横に長く、それなりに広いのです。20人くらいのスペースはあるでしょうか。 ですが、手前に大きく傾斜しており、眺望を求めるならこの傾斜を登らなければなりません。 傾斜の先はすっぱりと切れ落ちた崖になっています。 傾斜のせいで先が見えづらいので、落っこちないように注意が必要です。 雪が積もったときはさらに境界が見えづらいことでしょう。 登ってきた方角は木に遮られて視界はありませんが、反対側は視界良好。富士山もバッチリ見えます。 この日は風もあまりなく、ほとんど雲もない快晴でした。 ですが、それでもかなーり寒かったです。 特に手の指先。カメラの操作などでインナー手袋だけで作業をしていると、あっという間に指先の感覚がなくなります。 震えながら写真を撮り、30分くらい滞在した後、下山しました。 9:43 下山開始 凍結道に急登の続くルートなので、下りの方がずぅーっと難しいです。 山頂直下の凍結した梯子と鎖場は特に、超・慎重にゆっくり、ゆっくりと下りました。鎖場は段差が大きく、しかも足下が見えづらいのでちょっと苦戦しました。 岩場の急な下りも、行きはあまり意識しませんでしたが、段差が大きいところや、道が荒れていてどこを通ればよいか分からないところがあり、ルートファインディングの繰り返し。結構時間がかかります。 天鳥川まではずっとこんな感じ。下りとは言え、あまり楽な感がありません。 10:58 天鳥川に到着 ようやく天鳥川についてほっと一息ついた後は、富士見平までの急な登り返しが待っています。(笑) でも、下りで結構神経を使ったので、体力勝負オンリーの登りの方がむしろ気が楽。距離が短いせいでそれほど体力を使っていなかったせいもありますが。 11:19 富士見平に到着 ここまで来れば後は難しい事はありません。 富士見平以降もそれなりに急な下りが続きますが、道は整備されて綺麗なので、先の岩と倒木ゴロゴロの道とは雲泥の差です。 整備されている道のありがたみが身に染みる瞬間です。(笑) 11:49 登山口に到着。 山頂から約2時間。無事下山です。 ちなみに、下山道は駐車場のすぐ脇を通るので、ちょっと道を外れればほんの僅かですが、ショートカットできます。 また道に迷うといけないので、私は使いませんでしたが。(笑) 総行程は迷子の分を差っぴいて約5時間。 時間にしてみればそれほど長い行程ではありませんが、やはりキツいルートでした。 鎖場やロープ場はあるものの、難易度はさほどでもなく、無雪季であれば初心者でも十分いけると思います。 山頂まではずっと樹林帯が続くので、眺望は山頂までほとんどありませんが、山頂からの眺めはとても良いです。 それに、樹林帯はこの時期には怖い風を遮ってくれるので、私などはむしろこの時期は樹林帯メインの山を選んで登っていたりします。 今度はアイゼントレーニングのために、雪が積もった頃にまた来るかもしれません。
活動の装備
- その他(Other)ダンロップ ユニエースライトDL930
- その他(Other)アコンカグア バロリーチェ60L
- その他(Other)DAITI オリジナルトレッキングポール
- ミズノ(MIZUNO)ミズノ ベルグテックEX・ストームセイバーVレインスーツ
- ミズノ(MIZUNO)ミズノ ブレスサーモ ウィンドストッパージャケット
- モンベル(mont-bell)サウスリム パンツ Men's
- モンベル(mont-bell)スーパーメリノウール M.W. ハイネックシャツ Men's
- ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)バッドランドキャップ
- その他(Other)DABADA アウトドアゲーター
- その他(Other)TAROWORKS 3Dヒートロック
- モンベル(mont-bell)ウインドブラスト パンツ
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