日王山（筑豊の低山）周回

　日王山は１年半前に読売新聞に連載されていた５０選山のうちの一つである。私はそれらすべての記事を切り取って保管していたこともあり、この山は「眺望抜群健康ハイク」と書かれていたので気になっていた。現在は「福岡県の低山歩き」として出版されている。登山口は筑豊緑地公園からスタートした。この公園はスポーツ施設、レクレーション施設などさまざまな施設が整っており、また公園としてもすばらしく今日は親子連れやウオーキングなどで多くの人で賑わっていた。 　今日の周回コースは上りにアプローチがすごく長いコースを選択した。車道を結構歩いて山道に入るためその取り付きに約40分程かかった。この後山頂までは道がすごく整備されていて気持ち良かった。山頂からの眺望は東側、東南方面が良かった。しばし堪能の後、下りは反対側の南方面に向かってしばらく歩くと道の途中に「旧日王山」という標識があった。「これ何のこと」と思ったらあとで聞くと昔の山頂がここにあったとのことでした。しかしこの後、道が怪しくなってきて突き当たりの向こうが絶壁で行き止まりでした。解説にも書いてあったが、迷いやすい道があるとのことでした。やっとそれらしき道を見つけて下りようとすると、この山によく来られている方に出会いました。ここもすごく急なところがあって、上りより下りる方が大変な感じでした。この方曰くここよりも山頂に戻ってそこから烏尾峠方面に下りていくと、途中から筑豊緑地へ向かう道があるとのことでしたので、ご一緒させていただくことにしました。すごく助かりました。この道は全然迷うことなくすごく整備されていて、また黒田如水・長政や森鴎外が通った道の看板が設置されているなど歴史的なことが解説されていて興味のある人は良いのではと思いました。特に運動不足で体を動かしたい方はまずこのすばらしい環境の筑豊緑地公園に来て園内を散歩してよし、日王山に登ってよしなので楽しめると思う。今度来るときは逆コースで歩きたいと思いました。