中央アルプス縦走(鳩打峠〜千畳敷)ー概要

2018.08.27(月) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
14 時間 41
休憩時間
3 時間 9
距離
12.8 km
のぼり / くだり
2001 / 774 m
4 9
38
1 14
1 25
2 32
30
33
DAY 2
合計時間
9 時間 55
休憩時間
2 時間 3
距離
7.7 km
のぼり / くだり
1043 / 885 m
1 22
1 18
55
1 13
1
1
55
DAY 3
合計時間
8 時間 56
休憩時間
1 時間 44
距離
8.1 km
のぼり / くだり
1018 / 870 m
1 30
56
21
3
1 11
1 4
44

活動詳細

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先月整備に参加した奥念丈岳〜南越百山までの登山道整備。 新聞やヤマケイなどに掲載され、YAMAPで登っていただいた方のレポを見るうちに、これは整備した人間がちゃんと確認しておかないといけないのではないかという思いにとらわれてきた。 そこで次の縦走計画の予行練習も兼ねて、個人的に中央アルプスの縦走を2白3日で決行することにした。 当初の計画では、整備ルートを登って行くには自分には時間的に無理な気がして、  1日目:千畳敷〜極楽平〜檜尾岳〜熊沢岳〜東川岳〜木曽殿山荘泊  2日目:木曽殿山荘〜空木岳〜赤梛岳〜南駒ケ岳〜仙厓嶺〜越百岳〜越百小屋泊  3日目:越百小屋〜越百岳〜南越百山〜奥念丈岳〜念丈岳〜池の平山〜烏帽子岳〜鳩打峠 の「南下ルート」を計画して、てんくらとにらめっこすること数日。 自分の休日と絡んで3日間Aが出たので、宿の予約へ・・・。 ところが両小屋とも満員御礼にて予約できず、両小屋とも逆の日程なら泊まれるとのこと。 無理だと除外した真逆の「北上ルート」へ切り替える。やっぱこういうことはやっちゃぁいかんなぁ〜。 3日間の写真多数にて、レポを記録用に日にち毎に改めてアップしようと思っていますが、 とりあえず3日間のレポも残しておきたいので、こちらのレポは概要です。申し訳ございません。 1日目。ど晴天の猛暑日。熱中症にならないよう必死の一日。 天気晴朗にて眺望抜群なれど、暑さ激しく、烏帽子岳へ着く前からすでにCTを遅れ始め、登山計画のタイムからどんどんずれ始める。 まともな登山からひと月近いブランクもあって、思うように足が進まない。 熱中症にならないよう万全の対策はしてあったけれど、スピードだけはあげられず2時間遅れで小屋に到着。M(_ _)M 2日目。一転して荒模様。低体温症にならないよう必死の一日。 朝からモヤ霧が濃くガスガス。越百岳から縦走を始めると木曽側からの強風と小雨模様の霧が体に吹き付ける。 南駒ケ岳以降は本格的な雨に変わり、西側の稜線は横殴りというか下殴りの風雨でびしょ濡れ登山。 数々の巨岩も間近でしか確認できず、岩場登りでは滑らないように緊張必須。風によろけること数回。 空木駒峰ヒュッテでしばし思案。下山より近い小屋を目指す。 3日目。2日目よりはいい風と霧の中出発。暑さと冷たさを交互に進む一日。 檜尾岳までは前日よりは少しマシな天気の中、岩を楽しみながら進む。 檜尾岳避難小屋以降、上空は晴れ日が差し込む時も、これが逆にカッパの身には蒸し暑い。 木曽側の雲は高めになり視界が開ける。逆に伊那側から雲が上がってくる。 まあ歩いてきた稜線は何度か確認できたので良しとするべし。 3日間の縦走を終えて思うこと。 いい経験をさせていただきました。m(_ _)m ファイントラックの下着はやはり優れもの。3日間の暑さにも寒さにも冷えることなく過ごせました。 小屋泊まりということもあってか、上りが多く長い下りが少なかったためか、膝には違和感もなく、縦走中も現時点でも筋肉痛や疲労感は少ない。 登山に関係なく前々から感じてはいたけれど、そもそも自分は疲れや痛み、苦労に対する感覚の域値が低い。(これは逆にヤバイかも) 極楽平にて「速度を云わなければまだまだ歩ける」と思っていた自分がいた。これではいつか体が突然悲鳴をあげるだろう。 今後、過信しないように肝に命じなければ・・・。 整備したルート(鳩打峠〜越百岳)について。 やっぱり、一般の方が安易に踏み込んでいける登山道ではないと客観的に感じました。 しいて云えば、今回の北上より南下をお勧めします。 整備しておいて少し淋しいけれど、CTで片道10時間以上の道のりは覚悟と体力が必要です。 そこはしっかり告知していかないとまずいかな。 例によってたくさん写真をとってしまったので、日毎に詳細レポを残す予定です。 よかったらご覧くささい。 いよいよ登りやすく空気が澄んでくる秋が始まる! 最後に残った北岳〜塩見岳の縦走登山、いつ行けるだろう! 常念〜燕も待っている。 空木も通っただけで登ってないし、(また池山林道が通行止とか・・・) さあ、次はどこ行こう!

念丈岳・烏帽子岳・本高森山 出発の地、鳩打峠の朝焼け。仙丈ヶ岳と北岳の間から出るのかな?
出発の地、鳩打峠の朝焼け。仙丈ヶ岳と北岳の間から出るのかな?
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 セキナギ上部。新たな崩壊が起こっていた。ロープも看板もなくなっている。ゲゲっ!
セキナギ上部。新たな崩壊が起こっていた。ロープも看板もなくなっている。ゲゲっ!
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 烏帽子岩にて。ピーカン😃 八ヶ岳から南アルプスオールキャスト!
幸先のいいスタートだと思っていたよ。ただ暑い! 豆大福で補給。
烏帽子岩にて。ピーカン😃 八ヶ岳から南アルプスオールキャスト! 幸先のいいスタートだと思っていたよ。ただ暑い! 豆大福で補給。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 烏帽子岳山頂。なぜか南駒ケ岳周辺だけに雲🌥が・・・。
これ、予兆だったのね。
烏帽子岳山頂。なぜか南駒ケ岳周辺だけに雲🌥が・・・。 これ、予兆だったのね。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 池の平へつづく尾根道。
池の平へつづく尾根道。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 池の平山山頂。
ここから樹林帯が減り、陽射しとの戦いが始まる。
池の平山山頂。 ここから樹林帯が減り、陽射しとの戦いが始まる。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 左ピークがまずは向かう念丈岳。そして奥念丈岳〜南越百、南駒ケ岳までの稜線。
果てしなく長〜〜〜〜〜っい!
左ピークがまずは向かう念丈岳。そして奥念丈岳〜南越百、南駒ケ岳までの稜線。 果てしなく長〜〜〜〜〜っい!
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 念丈岳山頂。こんなにクリアなのは初めて。
ただただ、暑くてどうしようもない。💦
念丈岳山頂。こんなにクリアなのは初めて。 ただただ、暑くてどうしようもない。💦
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 奥念丈岳への分岐点に戻り、仮の仮の看板を設置。
南越百山の左肩に越百山が顔を覗かせてきた。
奥念丈岳への分岐点に戻り、仮の仮の看板を設置。 南越百山の左肩に越百山が顔を覗かせてきた。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 与田切乗越の手前。暑くてペースは更にダウン、水場への軌跡を取る時間的余裕はもはやなくなってしまった。
与田切乗越の手前。暑くてペースは更にダウン、水場への軌跡を取る時間的余裕はもはやなくなってしまった。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 奥念丈岳山頂。予定より1時間以上遅れている。8/11の305さんのレポにあった看板が変わっていて驚く!? ここにも仮仮看板を設置。両脇に凍結ペットを挟み、首には保冷剤を当てながらスモークチキン捕食。越百小屋に6時過ぎになる旨連絡を入れる。
奥念丈岳山頂。予定より1時間以上遅れている。8/11の305さんのレポにあった看板が変わっていて驚く!? ここにも仮仮看板を設置。両脇に凍結ペットを挟み、首には保冷剤を当てながらスモークチキン捕食。越百小屋に6時過ぎになる旨連絡を入れる。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 大崩落地。草原が秋色に変わっている。
この後に灼熱の笹薮急登が待っていた。😰
大崩落地。草原が秋色に変わっている。 この後に灼熱の笹薮急登が待っていた。😰
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 途中の樹林帯で昼食を摂り、山頂手前から広がってきたガスの中、CT2時間半で南越百山に到着。同様に仮仮看板設置。
途中の樹林帯で昼食を摂り、山頂手前から広がってきたガスの中、CT2時間半で南越百山に到着。同様に仮仮看板設置。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 越百岳までの東側トラバース。道は明瞭なるもハイマツシャクナゲの藪漕ぎ。ピンクリボンをつけて行く。
越百岳までの東側トラバース。道は明瞭なるもハイマツシャクナゲの藪漕ぎ。ピンクリボンをつけて行く。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 越百岳山頂。2時間遅れ。ガスがいよいよ濃くなる。
越百小屋までの下りは白いモヤの中、ヘッデン歩き。
越百岳山頂。2時間遅れ。ガスがいよいよ濃くなる。 越百小屋までの下りは白いモヤの中、ヘッデン歩き。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 19時過ぎ、ヘッデンにて越百小屋に到着。m(_ _)m
翌朝、朝日は望めそうもないので予定変更。カッパを着込んで6時出発。
19時過ぎ、ヘッデンにて越百小屋に到着。m(_ _)m 翌朝、朝日は望めそうもないので予定変更。カッパを着込んで6時出発。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 再びの越百山。ガスと横なぐり風がいよいよ強い。
数人が縦走を諦めて下山へ向かう。3人で様子を窺いながら前進を選択。
再びの越百山。ガスと横なぐり風がいよいよ強い。 数人が縦走を諦めて下山へ向かう。3人で様子を窺いながら前進を選択。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 吹き荒れる風に抵抗しつつ、数々の巨大な奇岩を堪能。仙厓嶺前後の岩場が一番良かったように思う。
吹き荒れる風に抵抗しつつ、数々の巨大な奇岩を堪能。仙厓嶺前後の岩場が一番良かったように思う。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 仙厓嶺の山頂はいたって平地。仙厓嶺自身が巨岩の小ピークの集合体なのだろうが、周辺が見えないので・・・。
仙厓嶺の山頂はいたって平地。仙厓嶺自身が巨岩の小ピークの集合体なのだろうが、周辺が見えないので・・・。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 とにかくいろんな岩だらけ。
とにかくいろんな岩だらけ。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 南駒ケ岳の手前の小ピーク。
どうやら山頂を逃してしまったらしい・・・。
南駒ケ岳の手前の小ピーク。 どうやら山頂を逃してしまったらしい・・・。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 この先に南駒ケ岳の山頂だったらしいが、東側トラバースにルートをとってしまったよう。
でも山頂を再び探しに行く気力が・・・💧
この先に南駒ケ岳の山頂だったらしいが、東側トラバースにルートをとってしまったよう。 でも山頂を再び探しに行く気力が・・・💧
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 木曽側から吹き上げる風と雨が横なぐりやら下なぐりで襲いかかる。
予定していた擂鉢窪避難小屋行きは断念。
しかし、稜線をまたいで東側へ入り込むと、嘘のような無風地帯。ビックリ!しばし大福休憩。
木曽側から吹き上げる風と雨が横なぐりやら下なぐりで襲いかかる。 予定していた擂鉢窪避難小屋行きは断念。 しかし、稜線をまたいで東側へ入り込むと、嘘のような無風地帯。ビックリ!しばし大福休憩。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 赤梛岳山頂。この辺りの風景はそれまでに比べると穏やか。
赤梛岳山頂。この辺りの風景はそれまでに比べると穏やか。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 稜線や周りの景色は見えないが、近場の巨岩だけが視界に入ってくる。
顔の左側のカッパに当たる雨の音がうるさくてしょうがない。う、うざっ!
稜線や周りの景色は見えないが、近場の巨岩だけが視界に入ってくる。 顔の左側のカッパに当たる雨の音がうるさくてしょうがない。う、うざっ!
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 空木岳山頂。期待していたせいか、案外穏やかな景色。きっと眺望がいいのだろうなぁ〜。sigh
空木岳山頂。期待していたせいか、案外穏やかな景色。きっと眺望がいいのだろうなぁ〜。sigh
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 駒峰ヒュッテ。びしょ濡れなので、土間でカップラーメンをいただく。至福💗
コーラもいただくが、体が冷えているせいか半分も飲めなかった。小屋の管理人さんとしばし歓談。下山も考えたが、これから4時間下山を考えると1時間の小屋泊の方がまだ楽。
駒峰ヒュッテ。びしょ濡れなので、土間でカップラーメンをいただく。至福💗 コーラもいただくが、体が冷えているせいか半分も飲めなかった。小屋の管理人さんとしばし歓談。下山も考えたが、これから4時間下山を考えると1時間の小屋泊の方がまだ楽。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 翌朝の木曽殿山荘。空木から小屋までは、吹き上がる風と雨の中、岩場の急登下り。ある意味ハイテンションで慎重に下った。小屋には濡れ鼠が12人。
翌朝の木曽殿山荘。空木から小屋までは、吹き上がる風と雨の中、岩場の急登下り。ある意味ハイテンションで慎重に下った。小屋には濡れ鼠が12人。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 6時の出発前、東側に陽が差し込む。昨日よりはマシな天気になりそう。
あれは月? 
6時の出発前、東側に陽が差し込む。昨日よりはマシな天気になりそう。 あれは月? 
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 サクッと東川岳。ただ縦走は自分一人だけ。ちと不安。
サクッと東川岳。ただ縦走は自分一人だけ。ちと不安。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 巨岩めぐりはまだまだ続くが、ガスも続く。sigh
巨岩めぐりはまだまだ続くが、ガスも続く。sigh
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 熊沢岳山頂。今回の縦走ルートで仙厓嶺周辺の次に趣きのある岩が多かった。
熊沢岳山頂。今回の縦走ルートで仙厓嶺周辺の次に趣きのある岩が多かった。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 RPGの魔山のような世界が続く。
RPGの魔山のような世界が続く。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 檜尾岳山頂。十数匹の猿と出会う。🐒、何食べてるんだろう。
檜尾岳山頂。十数匹の猿と出会う。🐒、何食べてるんだろう。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 来たかった場所、檜尾岳避難小屋。
2人の先客。この後縦走途中ですれ違った今日檜尾小屋に泊まる登山者は5人以上いた。
今年、建て替えではなく増築されるとか・・・。
来たかった場所、檜尾岳避難小屋。 2人の先客。この後縦走途中ですれ違った今日檜尾小屋に泊まる登山者は5人以上いた。 今年、建て替えではなく増築されるとか・・・。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 ふたたび檜尾岳山頂に戻ると、西側の視界が開けていた。
やったぁ〜!👏 感謝、感謝!
ふたたび檜尾岳山頂に戻ると、西側の視界が開けていた。 やったぁ〜!👏 感謝、感謝!
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 今日の歩いて来た稜線が見えて来た。
右端が熊沢岳、真ん中が檜尾岳。
今日の歩いて来た稜線が見えて来た。 右端が熊沢岳、真ん中が檜尾岳。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 濁沢大峰山頂は、稜線上の岩の塊。東側はガスの中。
濁沢大峰山頂は、稜線上の岩の塊。東側はガスの中。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 島田娘へ向かう九十九折りの最後の登り。
島田娘へ向かう九十九折りの最後の登り。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 1年ぶりの極楽平へ到着。三ノ沢岳から下山して来た数名と出会う。
1時半まで着いたら宝剣岳〜乗越浄土経由で下山へ変更しようと思っていたが、この天気だし予定通りここから千畳敷へ向かう。
1年ぶりの極楽平へ到着。三ノ沢岳から下山して来た数名と出会う。 1時半まで着いたら宝剣岳〜乗越浄土経由で下山へ変更しようと思っていたが、この天気だし予定通りここから千畳敷へ向かう。
念丈岳・烏帽子岳・本高森山 千畳敷が見えて来た。駒ケ岳神社に無事の御礼をお参りして、ソフトクリームでまったり。
下山後はこまくさの湯でクールダウン。
いやあ、なんとか縦走できたよ。ほっ💦
千畳敷が見えて来た。駒ケ岳神社に無事の御礼をお参りして、ソフトクリームでまったり。 下山後はこまくさの湯でクールダウン。 いやあ、なんとか縦走できたよ。ほっ💦

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