活動データ
タイム
04:39
距離
7.2km
のぼり
715m
くだり
769m
活動詳細
すべて見る年末年始の暴飲暴食によりカラダが重い。 新年会も9日と10日で最後、そこで成人の日にここ1カ月の過剰な摂取カロリーを削るべく、また雪のタコブナを見たくもあり大万木山に向かう事とし、コンディションさえ良ければ琴引〜大万木山縦走すると計画。 今回参加メンバーはウェルネス、爺ィ、ストッパ、部長。ストッパ以外は明らかに体重増加での参戦である。 迎えた当日の天気は曇りで無風と申し分ない。しかし前日14:00から日の変わる直前までのハードな新年会の疲れがたたり、爺ィは食い過ぎ、部長は飲み過ぎとカラダのコンディションは最悪。 結局渓谷コース〜山頂〜滝見コース〜横手コースを周回することに。 位出谷駐車場より渓谷コースへゆっくりスタートする。 下の方には雪が無く、高度を上げるにつれ道は雪に覆われ標高1000mを超えた辺りからなんとなく登山道の名残が確認できる。 ここ渓谷コースは「静かの森」と呼ばれるブナの原生林。今回初めて雪景色を堪能したが、新緑の季節や雨の日のガスった森も趣があり美しい。 ふと気づけば前を行く爺ィはすでにアップアップで言葉を発する余裕もない状態。 さすがに「静かの森」だけあり、人から言葉を奪う効果もこの森にはあるのか…と思うや否や、爺ィから 「かき氷〜」との言葉が。 すでに幻覚症状が現れ木々に纏った雪がかき氷に見えるらしく、歩きながら木々の雪をむさぼっている。 今回はdiet登山、雪は0kcal。好きなだけ食わせとけ。 縦走路の分岐に着いたらひとまず右へ。 大万木山の山頂に展望は無く、大階段展望台に寄り、その後山頂へ向かう。 山頂へのわずかなアップダウンにも疲れが垣間見える爺ィ、山頂に着いた途端に大の字に倒れ込んだ。 そのままほって置こうとも思ったがタコブナを早く見たい衝動にかられ、早々に起こし適当な写真を一枚撮って権現コースを少し下る。 『タコブナ』と呼ばれるこのブナの大木は、大万木山のシンボリック的な存在であり、いつ見てもコミカルで愛嬌がある。風雪に耐えるうちにこんなカタチになったのであろうが、この木に宿る生命力にはいつも感動させられる。 とここである異変が… 写真を撮っていた部長の目に違和感のある光景が飛び込んできた。 元日に写真デビューしたストッパがまた写真を撮っている。 写真を取捨選択出来ない性格のため撮らない主義のストッパだったが、最近のスマホには膨大なデータキャパがあるのを知り、棄てる必要が無いことを覚え今年から写真を撮ることにしたらしい。 これで人並みに感動の出来る人間になってくれることを切に願う。 頂上展望台からの景色を眺めた後、 「さぁ飯にするか〜」との部長の言葉に、この日最大の満面の笑みを浮かべた爺ィ。 一目散に避難小屋へ向かう。 飯の準備に取り掛かるとこちらはいつもと変わらぬ光景、ウェルネスと爺ィのザックからまぁ出るわ出るわ、カップ麺BIG、おにぎり、パン、ドライフルーツ… 花咲か爺さんかと思わせるほどの量の食料が、正に「ラーメン〜おにぎり〜ザッ〜クザッ〜クザックザク」 それをことも無げに胃袋にしまい込んでいく。 爺ィに至ってはやはり食には執着があるのか、小屋にいる間ずっとラオウを彷彿させるオーラを漂わせながら飯を食っている。 今日はdiet登山… この行程でこの摂取量… この2人が結果にコミットすることはまず無いと確信した。 食事を済ませ滝見コースを下る。 こちらのコースは景色に多少の変化もあり楽しいが、いかんせん下り。地蔵尊展望台や権現滝で写真を撮りつつ足元に気を配りながら横手コースに入り駐車場に着いた。 昨年より「痩せる、痩せる」と意気込み、山行を繰り返して来たウェルネスと爺ィ。 今年もまた体重の増減に一喜一憂しながら一年を過ごして迎える来年の今日この日。 今年同様diet登山をしているであろうことは想像に難くない。
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