秀麗富嶽十二景9番山頂(倉岳山・高畑山)親父の田舎と峠道文化

2016.01.16(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 29
休憩時間
1 時間 11
距離
10.1 km
のぼり / くだり
916 / 914 m
56
19
17
23
15
8
6
1 11
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活動詳細

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1/16(土) 今週も少しだけ歩きたい感じ 残りの秀麗富嶽十二景へ出かけてみることに・・・ 今日登る山の近辺は、とても馴染み深い場所。。 実は、亡き父の生まれ故郷なのだ 昔は山梨県南都留郡秋山村・・・今は上野原市に合併されたようだ この秋山村で親父は中学卒業まで暮らしていた。。 おいらの田舎でもあった場所 だが、今では親戚同士の揉め事で田舎とも疎遠になり25年ぐら顔を出してない(涙) 2年前にコソッと墓参りに行き、 そのまま田舎の裏山の尾根に登り、高柄山を通り上野原まで歩いたぐらい。。 今日の9番山頂の二つの山もその尾根上にある山なのだ 秋山村営スポーツ広場の駐車場に車を停める プールがあるが今は使われていない 7:22出発 一日3本しかないバスが通る車道に一回下り浜沢バス停から入る 地図を見ると薬師堂から登山道が記されているので山裾に見えた朱塗りの門を目指す。。 集落をに入ると右手に朱塗りの山門、石段の先には小さくも立派なお堂が・・・ その脇にしめ縄を巻いた奇妙な形をした大きな欅の木・・・ これが地図にある「浜沢の大ケヤキ」だ 幹には大きな空洞がある、説明によると昔から子供達が穴に出入りして遊んでいたそうである もしかしたら親父も遊んでいたかもしれない お堂の先の脇に登山道入口があった。。 しばらくは沢沿いの道を歩く、地面には黒いパイプ、生活用の水を運んでいるのだろう そういえば田舎の裏山の沢にも同じようなパイプがあって、ガキの頃、水が濁ったり出なくなったりすると、よく点検するのに山に着いていったっけ その後、晩のおかずの沢蟹を捕まえて帰った記憶が蘇る・・・ 杉の植林から雑木林に植生が変わり空が明るくなってきた。。 8:20立野峠に着いた。 この尾根を右に行けば高柄山を通り上野原へ・・・左に行けば倉岳山を通り九鬼山へ・・・ まっすぐ下れば中央線の梁川駅へ出る そういえば、親父はこの尾根を越えて駅まで行っていたと言ってたっけなぁ テニス部だった親父は他校との試合の時、家から山を登り、峠を越えて電車に乗り、行っていたと・・・ 試合前に峠越えで疲れて試合に勝てるわけないとか・・・負けた後の帰りの峠越えが、さらに辛かったと・・・ そんな事言っていたなぁ・・・ この山道も親父にとっては生活道だったんだなぁ でも・・・なんかの時にフッと親父が「尾根歩きは楽しい」と言っていたのを思い出した。 その尾根を登っていくと木々の間から富士山が見えてきた。。 急にポッカリと開けた空間に出た。 8:52倉岳山990m着 さすが秀麗富嶽十二景の山、折り重なるような道志の山々の先に富士山が・・・ 今日も無事富士山を拝むことが出来た。 反対側には、秀麗富嶽十二景の扇山に百蔵山、岩殿山がすぐ近くに見える きっと、ここにも親父は来たことがあるんだろうなぁ この先にも気持ちのよさそうな尾根道が続いている・・・ 木々の間からチラチラと富士山を見ながら進む 9:34穴路峠に着いた。。 ここを右に下れば鳥沢駅、左に下れば親父の秋山村 そんな峠に看板が立っていた。。 「峠道文化の森」と記されている 読んでみると・・・ 「この付近は近年、高畑山や倉岳山へのハイカーの通行が多いが、以前は大月市と秋山村の集落と集落を結ぶ文化や生活が穴路峠を中心に行き交ったところです」と・・・ 親父が言っていた正にそれが書いてあった。 10:10高畑山982m着 富士山が美しい 日の当たる場所でコンビニ弁当の朝食 ここからは雛鶴峠へ向けて下る 11:02大ダビ山901m着 この秋山で昔と一番変わった物が眼下に見えてきた。。 それはリニアモーターカー これから下る雛鶴峠にはリニアーモーターカーの車両基地がある 崖の下の谷底に長細い建物 あま・・・ この車両基地のおかげで秋山の道はきれいに整備され、新しいトンネルが掘られた。。 高度が下がり、もうすぐ富士山が道志山塊に隠される・・・ 11:42雛鶴峠着 ここから無生野方面へ・・・ 11:53雛鶴トンネルの旧道に出た。 今わ使われていない旧道、トンネルは柵で塞がれて人しか通れなくなっていた。 旧道を下ってるとおじさんが落ち葉を集めていた。 おじさんが、どこを歩いてきた?と聞いてきた 「立野峠からぐるっと回ってきましたと・・・」 おじさんが何処から来たのか?と聞いてきたので・・・ 「東京から・・・でも親父は秋山の生まれなんですよ!」というと 親父のことは知らないみたいだが、親父の兄貴の名前や、今、後を継いでいる従兄の名前は知っていた。 まあ・・・ 小さい村だし 車道を歩く この先に雛鶴神社がある 雛鶴姫の悲劇の悲しい物語が残る・・・ 神社でお参りして 12:52 車道を歩きスポーツ広場へ到着 景色も良いし なかなか面白いルートどりだった。 なにより親父を偲ぶ山歩きが出来た。。

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