活動データ
タイム
13:07
距離
29.4km
のぼり
2208m
くだり
2205m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る今シーズン始まってから、心に決めていた幌尻岳登山。直前に地震がおこり、どうするか迷いました。当初、チロロ林道からを予定していましたが、11日に向かわれた方が通行禁止との投稿をしており、厳しそうな状況。一方、とよぬか山荘からの額平ルートは15日からバスの運行が再開される旨アナウンスがされており、急遽、シャトルバスの往復と幌尻山荘を予約しました。このルートは渡渉があるので、雨が降るとアウトです。ここのところ、天気に恵まれていないので、後は祈るだけでした。 14日の夜便の飛行機で新千歳に向かい、とよぬか山荘途中の二風谷ダムの駐車場で車中泊(とよぬか山荘は車中泊禁止だそうです)あたりが霧と雲につつまれて、星も見えません。翌日の天気に不安を覚えます。 翌日、朝4:00出発のシャトルバスに乗車。同乗者は7名。キャンセルが多かったようです。そして、肝心の天気は。。。。良さそうです! 5:00に登山口のゲートに到着し、出発。私の山と高原地図に記載されていた第二ゲートからは2キロくらい手前でした(私の地図が古いだけかもしれません。)。 6:30頃に北電取水口近くの橋に到着。橋が雪で崩落したらしく、本来の渡渉ポイントはもう少し先ですが、ここも渡渉の装備でないと渡るのは厳しかったです。 その後、しばらく1~2キロ程度行くと本格的な渡渉がスタート。深いところでひざ上くらいでした。みなさんの過去の投稿を見る限り、少し、普段より水量が多かったようですが、渡渉には問題なかったです。 8:00頃に幌尻山荘到着、着替えて荷物を置きます。幌尻岳から戸蔦別岳に周遊して六の沢から下山を予定していたため、渡渉道具は持った上で出発しました。 ここから急坂が続きます。途中、命の水のあたり、獣くさい臭いがただよってきましたので、大声を出しながら登り続けました。渡渉で体力を消耗していたのか、ここの登りはけっこうきつかったです。 その後、稜線に出てカール沿いを歩き、お花畑へ。天空の稜線といったような道が山頂まで続きます(ときたまのハイマツが気分を若干ぶち壊しますが。。。)。カールの逆側に新冠ダムが見えたたら、まもなく頂上です。 頂上からは、日高山脈が一望です。 ここから戸蔦別岳です。スタートして、だんだんと道がワイルドになってきます。ここでチロロ林道方面から来た人と出会いました。チロロ林道も15日から通行可能になったとの事です。計5~6名くらいの方々とすれ違いました。幌尻の肩から七つ沼がきれいに見えました。熊がいないか探しましたが、今日はいらっしゃいませんでした。ここから先はハイマツが行く手を阻みます。高いところでは肩から頭まで。足元が見えないので、慎重にいかないとけっこう危ないです。 戸蔦別岳の頂上からは、幌尻のカールが一望できます。正直、幌尻山荘から登っている途中、幌尻岳自体は稜線から少し飛び出ているだけで、たいしたように感じなかったのですが、ここから見ると印象がまったく違います。額平ルートから登る方も是非、こちらまで足を伸ばすことをお勧め致します。 六の沢から下山。こちらの渡渉は石がすべりやすく、渡る場所もよくよく選ぶ必要があり、難易度が少し高かったです。幌尻山荘到着後、疲れてしまい、けっこうすぐに寝てしまいました。 翌日は5:00に出発し、8:30のバスに乗り、下山。15日から営業再開したという平取温泉ゆからの湯に寄り、帰路につきました。全体をとおして、登山道自体は地震の影響は全く感じませんでした。崩落した場所もありませんでした。これから行かれる予定の方の参考になれば幸いです。
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