活動データ
タイム
17:40
距離
23.6km
のぼり
2801m
くだり
3458m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る念願だった白峰三山縦走を2日間の日程で行ってまいりました。 超人気の北岳山荘を使う可能性があったため、布団1枚を一人で使えないほどの混雑をずっと敬遠。 今回、平日を交えた日程が組めたので、行ってまいりました。 ■総評 2000m近い標高差による急登、急降下、ガレた登山道が中心になるため、スピードが出にくく体力の消耗が激しい。 1日目は農鳥小屋を予定していたが、体力消耗度とタイムから、北岳山荘泊へ急きょ変更。 このコース、トレイルランナーは1日で走破するようですね。凄すぎ。 他方、景色は抜群! 東京は天気が悪かったようですが、標高2500m以上の1日目のガスはあったものの、それ以外はほぼ晴れ。 天空の稜線は格別。眺める景色も雲海の上に広がって見えました。ご来光も文句なし。 お花の類はほとんどなく、代わりに紅葉が始まっています。早いですね。 ■登山開始まで 東京自宅を1時出発、奈良田バス停4時過ぎ着。 バスは2台出動、全員着席で8割くらい。 奈良田5:30発→広河原6:15定刻着。 広河原には、すでに多くの登山者がいました。 私も準備して6:30登山開始。 ■北岳まで 当初、バットレスを見るために佐俣コースを予定していましたが、yamapの地図情報に佐俣コースが通行止めになっていて、前日に白根御池→草すべりコース計画変更。ところが、草すべり上部で他の登山者から通行止め解除されているとの情報を聞き、がっくり。ま、しょうがないですね。 全体的に急登比率高く、草すべりの2時間ずっと急登には心が折れそうになりました。途中に休憩スポットもなく、延々と上り。尾根がなかなか見えず、本当に辛かった。 尾根に出ても、北岳まで岩場が多く、登山道で相当に体力を消耗させれる。 さすが、日本で2番目の高さを誇る山。簡単に登らせてもらえない。 計画では、1日目に農鳥小屋まで一気に行く計画だったが、体力消耗で農鳥小屋に16時過ぎ着となる見通しとなったため、農鳥オヤジに怒られるのを敬遠し、北岳山荘宿泊に変更。 一日目は、北岳山荘まででオシマイ。 ■北岳山荘について 連休中は、かなり混雑したとのこと。 北岳山荘に向かう途中、前日に北岳山荘に宿泊したオバチャンとの談話で、布団は二人で1枚だったとか。 でも、そのオバチャン達は炊事場で寝たそうで、炊事場は一人1枚だったと喜んでいらした。 私が泊まった日は、翌日が平日でも稼働率は9割程度で布団一人1枚を何とかkeep。 設備やサービスもよく、農鳥小屋と大違い(笑)。トイレも綺麗、ゴミ捨てOK。でも、平日じゃないと来ないかな。二人で1枚はちょっと辛い。 ■間ノ岳まで 2日目はロングになるので、5時過ぎに山荘を出発。 ご来光が5:30だったので、登山途中の中白根山あたりで眺めることができた。 一面に雲海。富士山が頭をだし、東から朝日。 間ノ岳までの天空の尾根はサクッと行けるかと思っていたのに。 山荘から1.5時間、ガレ場のアップダウン。 景色はここでしか見られないような素晴らしさあり。(写真参照) ■農鳥岳まで 間ノ岳より先は、急に登山者が減少。 一気に奈良田を目指す人も少なめ。 ここから、奈良田を目指す方々と励まし合いながら進んでいくことに。 「ノウトリ」マーカーと矢印が至る所にあり、迷うことなし。 間ノ岳から、見下ろす感じで農鳥小屋、正面に西農鳥岳+農鳥岳。 しかし、この稜線を農鳥小屋まで降りて、また登らねばならないのが、心折れそうになる。 農鳥岳山頂から、北岳+間ノ岳のコンビの景色が格別。 農鳥オヤジに会ってきました! 別の登山者がジュースを買ったらしいのですが、何か怒られたとのこと。 登山者の安全を考えて怒るのだとばかり思っていたが、そうでもない叱られパターンもあるらしい。 名物トイレ、本当に垂れ流し。写真はナシ(笑) ■大門沢降下点~大門沢小屋 噂通りずーっと急降下。しかもガレまくり&大きな根っこが張りだして大段差あり。辛い下山。 本来、余裕もってゆっくり下れば、南アルプス独特の雰囲気を感じながら下山できるはず。 今年の9/18に、韓国の女性登山者が、北岳肩の小屋~大門沢小屋で遭難し、いまだ見つかっていないとのこと。迷いポイントはあまりなかった気がするが、どこだろう?大門沢降して最初に沢が見えるポイントが危ないかも。いずれにしても、早く見つかってほしい。 色々書きましたが、辛い山行以上に景色が最高、今後予定されている方は、是非農鳥岳、もっと余裕があれば笹山まで足を伸ばされては?と思う。
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