活動データ
タイム
08:19
距離
14.2km
のぼり
1352m
くだり
1361m
活動詳細
すべて見るこの間までの暖冬がウソのような数十年に一度の大寒波。 以前よりのせっちさんと雪山へ行きましょうと常々言っていたので、いよいよ計画実行することに。 のせっちさんは初雪山ということで比較的安全に登れて見所も多い大星山に決定。 自分も26番鉄塔ブナ林の樹氷を見た事がないので、期待が膨らむ。 例年は積雪の少ない山だが、この記録的な大寒波で登山口からアイゼンをつける事になりそうだ。 ■まさかの 大星山までは高知市から1時間くらいで到着できる四国では比較的お手軽山。 かなり冷え込んだので道路の凍結や積雪もあるだろうと少し早めに出発。 案の定、山間部に差しかかると道も白くなり始めた。 これは、久しぶりの雪山ハイクが楽しめるとテンションが上がってきたとき前方に赤い札が出現。 車両通行禁止 えー! そんな情報なかったのにー。 近くの御在所山や高知市に戻って工石山などで、なんちゃって雪山を体験するという手もあったが、初めての雪山でなんちゃっては寂しすぎる。 登山口まで1時間の林道歩きになるが、決行しましょうと提案すると二つ返事でOK。 崩落の状況を偵察がてらスタート。 ■今季初 崩落の様子を見て撤退も覚悟しながら林道を進んで行くも崩落した現場は中々見えてこない。 大岩にガッツり亀裂が入った地点と雪に覆われてよく見えないが道路に鉄板を貼っている場所があった。 崖下に崩落した跡が見られたので念には念を入れての通行止めだと思われる。 結果、歩いて行く分には問題なさそう。 30分ほど歩いたところでようやく分県ガイドで登山スタートとされる林道ゲートに到着。 ここから更に登山口まで20〜30分歩かなくては。 林道歩きも幸い雪が積もっているため、普段よりは楽な感じ。 たっぷり雪の林道を楽しんでようやく登山口に到着。 なんなら一仕事終えた気分だが、ここからがようやく本番なんだなあ。 四国山は登りだしから急登の山が多く、大星山もその部類にはいるため登山口からはアイゼンを装着。 少し練習をしておけばよかったと今季初のアイゼン装着にかなり手間取ってしまった。 ■念願の 22番鉄塔までは急峻な坂道が続くため、アイゼンの安心感は大きい。 付け方が悪いのか練習不足なのか何度かアイゼンが外れてしまうという恥ずかしい醜態をさらしながらも何とか順調に高度を上げていく。 24番鉄塔を過ぎる頃にはすっかり雪深くなってきて、期待通りの山行にテンションは上がり気味。 そして無雪期には日本庭園のような苔の登山道はブナの雪の回廊と化していた。 このポイントは年間通して色んな魅力を見せてくれる大星山名物の場所。 これが見られただけでも来てよかったと思わせてくれるのだ。 雪の回廊から山頂まではあと一息。 25番鉄塔を過ぎ、急坂を登り切ると大星山の代名詞、樹氷のブナ林が目の前に広がっていた。 この山には4回目、その内2回は冬期に登るも樹氷は見られなかった。 三度目の正直で念願の景色に立つことができた。 ふと隣を見ると、いつもクールなのせっちさんの表情も3倍ゆるんでいる。 今までで一番イイ笑顔じゃなかろうか。 スノースマイルです。 ■寒い しばし樹氷を楽しんでいよいよ、のせっちさん初雪山登頂をすべく山頂へと急ぐ。 26番鉄塔奥の急登を登り切ると山頂はすぐそこ。 ほどなく初雪山一座目登頂。 残念ながら、辺りは真っ白で景色は見えない。 ランチと行きたいところだが吹きさらしの山頂で食べる気にはなれず早々に下山開始。 下山は快調で雪の中よくもまあ登ったなあと互いに感心しながら降りていく。 21番鉄塔まで来ると陽射しが出始め風も落ち着いてきたので、ちょっと遅めのランチ。 しかし、この日の気温は推定マイナス8℃。 持っているドリンクが凍り付く寒さ。 かじかむ手での準備は手間取ってしまうが、温かい食事にありついたときの幸せったらないなあ。 ■真相 風が吹き付けないとはいえ、さすがに長時間じっとはしていられない。 予定外の林道歩きもあり、大幅に時間は押して現在時刻は午後3時。 少し、早めのペースでなんとか無事下山。 しかし、ここから約5kmの林道歩きが待っている。 救いはアイゼンを外せて足が軽くなること。 明るい内には車までたどり着けそうなのでクールダウンよろしく歩いて行く。 わずかではあるが、行きに比べると雪が溶けて凍った地面が見える場所がチラホラ顔を出している。 崩落現場まで差しかかると、そこは車一台がやっと通れるくらいの幅の鉄板が設置してあるだけ。 確かに通行止めになるはずだ。 その近くの沢にも行きは雪で覆われていて分からなかったが、道とコンクリートの間に大きな隙間が口を開けていた。 もし知らずに踏み抜いていたらと思うとゾッとする。 林道といえど雪道はホントに注意が必要だと痛感させられた。 いずれにせよ大星山山行は林道の修復を待ってからの方が賢明です。 雪が積もっていたとはいえ、林道を往復10kmはお世辞にも楽しいとは言い難い。 ようやく車にたどり着いた我々は冷え切った身体を温めるべく本日の温泉に急ぐ。 のせっちさんは十数年ぶりの龍河温泉。 せっけん水かと思えるようなツルツルのお湯は冷え切った身体を柔らかくほぐしてくれる。 本日も無事登頂下山、そして温泉を楽しむ事ができました。 ありがとうございます。 さて、これから本格的に雪山が楽しめるぞー。 次は寒風かな。 ※今回は雪まみれになりながらの山行だったのでOlympusAirは使用してません。 ※タイトル引用歌「スノースマイル」BUMP OF CHICKEN 2002年12月18日リリース。 BUMP OF CHIKENでは珍しくフェードアウトで終わる曲。 歌詞はラブソングっぽいが公式ラブソングではないと言い張っているらしい。 ※歌詞と活動日記の内容はまったく関係ありません。
メンバー
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。