御嶽山を愛した御霊たちへ捧ぐ

2018.09.19(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 58
休憩時間
20
距離
10.7 km
のぼり / くだり
1253 / 1253 m
24
4
34
44
29
15
16
40
29
4
22

活動詳細

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2014(H26)年9月27日、御嶽山は轟音と灼熱の火砕流を噴き出しながら噴火しました。 死者58名 行方不明者5名という戦後最大そして、最悪の火山災害となったのは多くの知るところです。 そして9月下旬には規制解除され、山頂まで登れる見通しのようです。 本日は黒沢口ルートより御嶽山へ登ってきました。 正直申し上げますと、当初は噴火したことは余り考えず単に、気候がなくなった、もしかしたら紅葉がきれいかな?くらいしか考えていませんでした。 実際登ってみると、天気もよく気持ちよかったのですが、9号目にある石室山荘を過ぎたら献花台が設置されており、一気に噴火の悲惨さが思い出されました。 献花台を目にした途端、込み上げてきて思わず深く深く犠牲者へ想いを馳せ手を合わせました。 その後更に登り二の池、そして三の池方面に歩いてみると、噴火時の建物や石仏、高温と爆風に曝された鐘が無惨な姿で遺されています。 ふと気付くと辺り一面にケルンのような石積みが無数にあり、あまりの数にやや不自然さを感じました。 近づいてよく見ると石仏が頭頂部に置いてあったり、寄り添うように置いてあったり。 あっ! もしかして これは亡くなられた方々のお墓ではないでしょうか! 御嶽山を愛して被害に遭われた方々の御霊がここに眠っている。 これが黙っていられますでしょうか。 私のこころは2014年9月27日にタイムスリップしたかのように記憶が甦りました! テレビで観ていたあの衝撃。 熱かったね、怖かったね、苦しかったね。 可哀想に。 大きな悲しみではありますが、悲しむだけでは御霊も浮かばれないでしょう。 私たちはこの火山災害を後世に伝え、同じ悲劇を繰り返さないようにしなければいけない気がします。 帰るときに見た二の池、三の池はまるで死者の涙のように見えたと言うのは言い過ぎでしょうか。

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