活動データ
タイム
26:59
距離
47.6km
のぼり
3569m
くだり
6176m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るいよいよ後半。聖岳・光岳・池口岳を経て降りるコース。しかし計画した行程を見てもここからが長い~。 6日目赤石岳から聖平小屋。赤石岳から聖岳はすぐそこに見えるのですが、ぐるっと回りしかもいくつも山を越えていくタフなコース。でも天気が良いので最高な気分。この天気だと何処までも歩ける気がします。赤石岳頂上では朝日を見てからスタート。百閒平を過ぎ、百閒洞山の家で少し水を補給して大沢岳へ。ここも360°の絶景でした。中盛丸山を超えて子兎~兎岳へ。名前とは裏腹にかなりの山。全然かわいくありません。頂上で昼休みした後、一旦コルに下り、いよいよ聖岳です。かなりの急登で赤色チャートが一杯。赤石山脈の由来の赤石ですが、”納得”でした。聖岳まで何とか到着。ここで軽身で奥聖岳まで行ってきました。戻って下るのですが、流石にこの下りは足にこたえる~。聖平小屋までが遠かったです。 この工程の中で一番疲れた日でした。そろそろお風呂に入りたい~。 7日目。あと一つ今回の不安が光小屋の状況でした。出発前の情報では営業は終わっていて、工事に入るから小屋もテン場も使えるかどうか…。軽量化の為ツエルト装備なのですが、聖平小屋でみるとどうも天気が悪そう。今夜から雨の予報です。しかも晴れるのは日曜日。3日間停滞する訳にも行かないので、何とか軒先でもツエルトが張れ、雨がしのげたらOKの気持ちで進みます。上河内岳を超えて茶臼岳に向かう頃から雨がパラパラ…。あれ、今夜から崩れる予報よりずっと早い。遠くの赤石岳は既にガスがかかってる。急いで雨装備をして進みますが、しばらくして雨は止みホッとしていましたが、周りは急速に雲がかかってきました。仁田岳ではあまり展望が無く、易老岳を過ぎるぐらいに本降りになりました(+_+) 静高平への登りは涸れた沢筋を登りますが、結構崩れていて、大雨の後などは、水がジャブジャブ流れてそうで危険な予感です。 地図では涸れている事が多いと書かれている水場は、最近の雨のせいか豊富でした。一応イザルヶ岳にも行ったのですが、やっぱり展望0。 分岐まで戻り、光小屋を目指します。小屋に着いて管理人さんに説明すると、小屋を自由に使ってOKとの事。良かった~。靴もビチョビチョだし助かりました。工事はヘリ待ちの為まだとの事。小屋では、管理人さんとその友人の方が居たのですが、明日の池口岳への注意点等細かく教えて貰いました。友人の方は僕とは逆に池口岳から来て、これから仙塩尾根に向かうとの事。情報交換出来たのと、モバイルバッテリーを貸してもらったりで非常に助かりました。実はバッテリー3ヶ持って来たのですが、2ヶは既に切れて、残り1ヶも僅かだったので本当に助かりました。 8日目、いよいよ最終日。昨日からの雨が続いていますが、少し明るくなってから光小屋の管理人さんと友人の方に丁寧にお礼を言って出発!長かった旅も終わりに近づいています。でも今日は気の抜けない道です。光岳へはすぐ到着。頂上は木々に囲まれて静かな山でした。光石分岐で一応光石へ向かいますが、やっぱり眺望無し…。まあ仕方なし…。分岐まで戻り池口岳方面に。すぐに迷うポイント発見。でも昨日しっかり教えて貰ったのでしっかり左側の草原方向へ進みます。確かに暗い中だとまっすぐ進んでしまう道です。ジャンクションまでは、樹林帯・草原・倒木帯が交互に続くのですが、樹林帯はしっかり道がついているのでOK。問題は草原と倒木帯。どちらも薄い踏み跡が沢山あり、なかなか難しい道。尾根筋の方向を見極めながら歩き、赤テープの確認を繰り返しながら進みます。10分歩いても赤テープが無かったら戻るつもりで行きますが、幸い順調に赤テープを追いかける事ができ加加森山到着。そこからはヤセ尾根も出てきてなかなかバラエティに富んだ道です。しっかりとした登山道はもちろん素晴らしいですが、地道に確認しながら進むぐらいの道はやっぱり楽しい。過去何度も迷った事もありますが、そういう経験も今の糧になっている気がします。何度かのヤセ尾根から今度は急登を登るといきなりジャンクション到着。結局YAMAPの地図とGPSは頼る事なくここまで辿り着きました。でも昨日の充電のおかげでGPSのお守りがすぐ使えると思うと気分的にやっぱり楽でした。 いつもならここでデポして向かう所ですが、もう大雨なのでそのまま池口岳へ。最後の目的地に登頂!仙丈から長かったな~。池口岳は双耳峰らしく、軽身なら南峰まで行きたかったのですが、今日はここまで。 ジャンクションまで戻り、あとは下るだけです。ここから先は迷う事は無いと光小屋で教えてもらっていたので道通りガンガン進みます。道沿いにNo.の着いた看板があり、道もしっかりしている為迷う事は無いですが、しばらくは下ったと思ったらまた登ったりでなかなか標高は下がりません。 それでも進むと今度はドンドン下ります。途中のナギで視界が開けるのですが、やっぱり展望はほぼ無し。こうなってくると早く降りて温泉に入りたい一心で進み、一時間程で池口岳登山口に到着!でもまだ終わらない。林道を更に一時間降りてバス停に到着。バスの時間を確認してここで終了!最後はまた靴の中までビチョビチョになっての8日間が終わました。 身なりを整えている内にバスが到着。更にバスを乗り換えて平岡駅の龍泉閣で一泊。念願の温泉はツルツルで最高でした! 最後に。 次の日6:20の飯田線の電車で出発。伊那市からバスを2本乗り継いで12:00前に仙流荘の駐車場に到着。無事に車を回収して旅がすべて終わりました。 100km超の道のりを8日間かけて歩き、電車とバスで5時間ちょっとかけて戻る。なんとも感慨深い。総上昇量8000m、総下降量10000mを超える最高の長旅でした😁
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