活動データ
タイム
14:52
距離
21.1km
のぼり
2210m
くだり
2214m
活動詳細
すべて見るちょうど3年前に登った幌尻岳。 ユッキーさんと出会った思い出の山である。 今回は北戸蔦別岳テン泊で幌尻岳を目指す計画。 前日は午後に登山口まで行き車中泊の予定。 3年前は、駐車スペースがなくなる盛況ぶりだったが夜19時近くなっても誰も来ない。 なんだか寂しくなって、ユッキーさんにお願いし、日高道の駅へ移動して車中泊。 翌朝登山口へ移動すると、6台ほど停まっていた。 支度をしているとさらに2台。 ガスの中林道歩きが終わり、渡渉に入ると知り合いの方が下山して来た。1時に登山口に到着、朝から1967峰を目指して登り始めたが、ガスが晴れないので早々に下山して来たのだそうだ。 私たちの先を行くのは、幌尻岳へ七つ沼カールテン泊組と北戸蔦別岳までの日帰り組だよと教えてくれた。 最近雨が降っていなかったので、川の水は少なく渡渉は割と楽。でも、渡渉の回数が多い。最後の渡渉でユッキーさんが足を滑らせ重たいザックを下にして転倒。ザックがすっかり水に浸ってずっしりおもたくなってしまった。 渡渉箇所にはピンクテープが山ほど付いているが、やはり慎重に道を見極めながら進まなければならない。 3年前は、ユッキーさんと私は違うパーティだったが、お互いに渡渉で道迷いをした経験がある。 間違った箇所をしっかり確かめ直して、いよいよ山へ取り付く。 急登だと記憶していたが、やはりかなりの急登だった。重たいザックを背負って一歩ずつ進む。 紅葉は始まったばかり。黄色の葉が目立つ。 トッタの泉に到着し、水を2ℓ追加。飲み水も飲んだ分だけ足して行く。またまた荷物が重くなり足と肩に負荷がかかる。 ハシゴが過ぎたら間もなく尾根に出る。 これから向かうヌカビラ岳〜北戸蔦別〜戸蔦別岳〜幌尻岳が一望!!のはずがガスの中。1mも景色はなく、ヌカビラ岳まで進んでひと休み。 景色もないので早々に北戸蔦別岳へ。 こちらもノービュー。ここへテントを張る予定だったが、なかなかの強風。そして、誰もいない。さらに2日目の幌尻岳までの行程を考えると、やはり幌尻岳から近い七つ沼カールまで行こうかと。 七つ沼は他にもテン泊組がいるという情報もあったし、寂しくないもん。七つ沼カールには水場があるので、汲んだ水は途中で捨てよう。秋には水が枯れてしまうこともあるが、登山途中に七つ沼カールにテン泊するという方から、まだチョロチョロと出ているらしいですよとのお話もあったし。 北戸蔦別岳〜戸蔦別岳への稜線歩きをしていると、戸蔦別カール側からガスが晴れ、前方に戸蔦別岳、向かって左側には伏美岳〜ピパイロ〜1967峰がスッキリと見えてきた。 幌尻岳がある北カールはガスの中。 緊張する岩場を歩き、急登直前にトッタの泉で汲んできた水を全て捨て、目の前の急登を登りきって戸蔦別岳山頂。またも全てがガスの中。晴れを待っている気にもならないガスっぷりに、早々に山頂を後にして七つ沼カールへ下りる。 一番乗りでテン場を確保。お水を探しに出かける。 ところが水がない!カールをほぼ一回りしてもどこも水が枯れている。 仕方がないので山肌から滲み出て溜まったわずかな水を根気よく汲み、浄水器で浄水してから煮沸してプラティパスに溜めて行く。飲んで見ると土臭い。 とても飲めるものではない。 1日目の夜は早々にシュラフに潜り込み、2日目の幌尻岳に向けてスタンバイ。 夜中2時頃からカールの中にも強風が。 バタバタと揺れるテントに恐怖を感じるほどだ。 4時過ぎに外に出ると濃霧が垂れ込め強風が吹いている。 午後から天気がさらに崩れるという情報もあり、安全をとって、幌尻岳は諦めることに。 5時30分頃テン場を撤収して、帰路へ。 途中、戸蔦別岳はやはりガスの中。北戸蔦別岳のコルあたりからガスが晴れ幌尻岳の山頂が少しだけ見えた。見えたのは数秒。またガスの中にすっぽり。 北戸蔦別岳山頂もスッキリ晴れて、振り返って戸蔦別岳への稜線やピパイロ方面もよく見える。 ヌカビラ岳の先まで戻り、日高の美しい山並みにお別れして下山。 急坂を下り、トッタの泉で美味しいお水を汲み直し、やっとぐびぐびお水を飲んだ。 渡渉しながらお魚を眺め、フライフィッシングがしたくなった。 河原を離れてからはキノコ探し。ボリボリとエノキが少しだけ採れた。 またまた長い林道を、ユッキーさんと出会った時の幌尻岳山行の思い出話をしながら登山口到着。 来年は日の長いうちに日帰りで幌尻岳に登ろう。 ※2日目の七つ沼カールからコルへの軌跡が再開忘れのために抜けている。
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