秋風の中、塔ノ岳へ

大倉バス停に降りるといつになく登山者が少なかった。 そして秋の蝉が鳴く中登山道へ入る。 暫く歩くと身体が火照り未だ蒸し暑い夏が森の中に残っていた。 見晴小屋に着くと番頭さんがバルコニーの修理で表に出ていた。 しばらくぶりに会うので声をかけた。上がってお茶でも飲んでと言われ 暫く談笑した。なんだか彼に会うのも暫くだし、大倉尾根を歩くのも暫くぶりであり 懐かしささえ感じていた。 塔ノ岳頂上は秋風が吹き時折見せる太陽が山脈を登山者に見せてくれた。