紀州・安珍清姫伝説を探る旅。

2018.09.22(土) 2 DAYS

活動詳細

すべて見る

皆さん、安珍清姫という昔ばなしをご存知でしょうか? 平安時代、奥州白河(福島県白河市)より熊野詣でに来た僧侶・安珍が、真砂の里(熊野古道中辺路)辺りで 日が暮れてしまい宿に泊まりました。その宿に清姫という女性がいてイケメンの安珍に一目惚れしてしまい、 妻にしてほしいと迫る清姫ですが安珍は今は熊野詣に向かく僧侶の身、 今はそのように迫られても困ると言い、きっと熊野詣の帰りには立ち寄ると言い残し宿を出発した。 しかし、熊野詣の帰りの約束の日になっても安珍は現れない。安珍は清姫のもとには現れず別の道を通って帰って行ったという。 これを知った清姫が安珍を追いかける。安珍に裏切られた清姫の悲しみは怒りとなり、次第に大蛇の姿に化けてゆく。 とうとう安珍に追いつく。安珍は道成寺に助けを求め、釣鐘の中に身を潜めた。大蛇に化けた清姫は釣鐘に纏わり付き、 炎を吹いて安珍を釣鐘ごと焼き殺したというお話。 ここからは今回の旅のお話。 今回の旅のテーマは“安珍清姫伝説を探る旅”ですので、清姫のお墓と道成寺の参拝に合わせて、 道成寺で行われている絵とき説法を聞く事です。 東京からマイカーで道成寺のある和歌山県御坊市(片道約600Km)まで行く事になるのですが、カーナビを頼りに走ると 伊勢湾岸道路、伊勢道、紀勢道を通るルートとなったため急遽、伊勢神宮の外宮である“瀧原宮”へ立ち寄りました。 瀧原宮の参拝を済ませ、清姫のお墓へ向かうルートの途中で熊野本宮大社の近くを通った為、 駐車場が閉まるギリギリまで熊野本宮大社と大斎原を参拝。大斎原の大鳥居の真下で黒蛇に遭遇する。 神の使いか、はたまた清姫のお導きか・・・ 清姫のお墓の場所に着く頃には日が暮れてしまった為、ホテルへチェックインし、翌朝清姫のお墓を参拝。 清姫の生家も近くにあるという噂もありましたが、下調べしていなかった為、今回は諦めました。 清姫のお墓から道成寺まで車で移動しましたが、片道50Km以上あるので、 この距離を清姫が安珍を追いかけたというのはかなりの執念ですね。 途中、彼岸花の群生地があったので見学。道成寺に着いてからまず、絵とき説法を申し込みました。 今回は我々夫婦2名だけの貸し切り状態でしたが、1人でも絵とき説法を行って頂けるそうです。 絵とき説法は決まった時間で講演している訳では無く、窓口で必ず申し込みが必要となります。(無料です) ちなみに、絵とき説法は道成寺機縁の「髪長姫」と「安珍清姫」の2つがあり、説法を行う場所(部屋)が変わります。 ありがたい絵とき説法を聞いた後は道成寺を一通り一周。道成寺には安珍が焼き殺された際の釣鐘は別の場所にあり、 道成寺に無いという事は知っていましたが、代わりとなる釣鐘も無いという事が今回行って初めて知りました。 東京からマイカーで往復1200Kmの走行距離となった今回の旅、運転は疲れましたが道中色々な所に寄れるという利点もありました。 ≪参考≫ 【道成寺・ホームページ】http://www.dojoji.com/anchin/index.html 【日本昔ばなし・安珍清姫】https://youtu.be/L5qAilZy8Bo

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。