小雨の大崩山　不安も疲れも美人の湯でながす。

朝、4時に家を出発。大崩山の登山口に6時に到着。 熊本、岡山の夫婦　佐賀の車が停車している。(今日の登山者はこの5人だけだった) 今日は晴れそうでよかったですね。　と声をかけて登っていく。 川を渡り、急坂を登り思ったより順調。 しかし、袖だきの展望台あたりから急に道に迷いながらの進行。 やすぼんさんから　　湧塚コースは迷い易いので気を付けてください。 と言われていたが、その意味をやっと理解できた。 本当に目印も少なく、あってもわからないような位置にある。 そして、悪いことに、霧雨だったのがいつの間にか、雨粒になってきた。 岩に下手に足をかけ、滑ること数度。 今日の天気予報では絶好の登山日和のはずだったのに、と後悔しても始まらない。 坊主尾根分岐で頂上を目指すか迷ったが、雨も心配だったので頂上はあきらめ、食事をして、 坊主尾根を目指す。 そして、坊主尾根側の分岐で先に登っていた4人と偶然に出くわす。 それからはみんなで一緒に下山をする。天気も良くなってくる。 本来は、梯子とロープの恐怖の場面を書き綴らねばならないのだが、 みんなとワイワイとしゃべりながらの下山。 私にとっては、いつもソロで登っているので、みんなと一緒に登ることがこれほど 楽しくて、気持ちのいいものだとは思わなかった。 最後の川を渡り終えた時には、みんなほっとしていた。 登山口に4時にたどり着く。 それから、みんなは祝子温泉　[　美人の湯　]　につかる。露天風呂からは大崩山が見える。 不安と疲れもこの美人の湯で一気に流した。　本当に思い出に残る登山だった。