西クマネシリ岳〜ピリベツ岳。荒れ果てた道無き道登山。

petrie170さんと登る約束をした西クマネシリ岳。 登山口でお会いしてから、ピリベツ岳もお誘いした。 前日は幌加の除雪センターに22時30分到着で車中泊。朝6時30分に同じ場所でpetrieさんと待ち合わせて登山口のあるシンノスケ三の沢林道へ向かう。 ゲート前には既に車が一台。 我らの車を停めるスペースはないので、少し先の駐車帯まで移動。そこからスタート。 林道は噂通りの荒れっぷり。道は深くえぐれ、道が切れているところもあり、林道歩きから藪漕ぎや渡渉をする始末。 1時間以上かけて林道を歩ききり、登山口に到着。 ここからも登山道などというものはなく、藪漕ぎと小さな渡渉を繰り返す。長靴のpetrieさんは迷いもせずにスタスタ歩く。さすがはワイルドクライマー。 尾根に取付くとすぐ急登が始まる。 いつもならこれくらいの急登は難なく登るが、今日は脹脛に乳酸が溜まったような感じで足が前に出ない。時々脹脛や内腿が攣る。 しばらく登るとハイマツから飛んでくる粉状のものが喉に入り、咳き込んで苦しい。水をガブガブたくさん飲みこんでやり過ごそうとしたが、逆に吐き気がしてくる。踏んだり蹴ったりで、ペースが落ちながらも登り続ける。山頂が近づくと大きな岩頭が現れる。 ほぼ垂直に登り詰めて少しハイマツ帯を進むと山頂に到着。 山頂のパノラマビューは絶景だ！ ウペペ、ニペ、石狩岳、オプタテシケ、トムラウシ山、旭岳、ニセカウ〜まだまだたくさん見える！！ うっとり山の景色を堪能してお隣のピリベツ岳へ向かう。かなり下ってから、ピリベツ岳への急登が始まる。ここもずーーーっと藪漕ぎ。不明瞭極まりない登山道。何度も偽ピークに騙されてやっと到着した山頂は３畳ほどの河童の頭のようなスペースで、周りは木が邪魔でよく見えない、残念な景色。 そこに寝そべるように座って3人でお昼ご飯。ポカポカ暖かくて、お昼寝もしたい気分。 でも、次回の登頂はないかな。 ピリベツ岳を後に、西クマネシリ岳へのコルからは、踏み跡すらほとんどない沢をひたすらまっすぐ下る。なかなかアドベンチャラスでアスレチックなコース。っていうか完全にコース外。 沢を約1.5km下って登山道に合流。 そこからは河原を歩けば川の中の素早く泳ぐ魚を鑑賞、草ワラを歩けばキノコを探すを繰り返し、のんびりのんびり進む。 最初はキノコに興味を示さなかったpetrieさんも、キノコ探しがだんだん上手になって、先頭でいち早く見つけてくれた。 キノコも採ったし、魚も見たし、荒れた林道をおしゃべりしながら足早に進む。たっぷり遊んでもう日がずいぶん傾いた木漏れ日が心地よい。 明日の集合場所と時間を確かめて、今日は道の駅しかおいで車中泊。