ハードすぎる雪山登山

2016.02.05(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 56
休憩時間
42
距離
15.5 km
のぼり / くだり
1273 / 1202 m
3 33
3 5

活動詳細

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こんなたいそうなタイトルをつけるといったいどこに登ったんだ?中央アルプス?南アルプス? そう思われそうだが、登ったのは伊那谷の里山、陣馬形山(1445m)だ。 この山はご存知の方も多いと思うが、山頂まで立派な舗装道路が出来ており、冬以外は車で登ることができる。 冬であっても登山道を歩けば2時間もあれば山頂に着くことが出来る。 今日は登山道を使わない登山をしてきた。 登山口は中川村だが我が家から近い飯島町の適当な場所から近づいた。 4WDではない愛車はすぐに登れなくなり、そこから延々と歩くことになる。 途中で面倒になって直登をするが凍った雪の急斜面を長くつとスノーシューで登ろうというのだから かなり無茶な話だ。もちろん道も何もない林の斜面をひたすら上に向かって登るのみである。 両手両足だけではなく体をよじらせて木を支えにして這いつくばって登った。 滑って落ちたら気に体をぶつけて痛そうだ。 数歩登れば休憩し、汗びっしょりになった頃林道についた。 しばらく林道を歩きGPSで陣馬形の山頂に一番近い場所から登った。 通常の登山口と同程度の標高だが、距離は半分もないかもしれない。 つまり通常の登山道より2倍上の傾斜ということになる。 もちろん道もなくただひたすらに山頂に向かって雪の上をまっすぐ登っていくというおバカな登山だ。たまにこういうことをしてみたくなるのは困ったものだ。 ギザギザに登るのではなく、なぜか全て真っすぐ登っていく。 道に迷う危険はそれほどない。怖いのはケガだ。 幸い一度も転ばずに無傷で下山できた。しかし、長くつは二か所も穴が開いてしまった。 本当は途中でやめたかったのだが、やめて同じ道を下りるのが嫌なのでひたすら上を目指した。 ちなみに山頂は全く雪がなかった。去年は50cmほど有ったと思う。 そして無人だった。 下りは適当な尾根を使った。距離が長くてもなだらかな道を下りたかった。 さすがに長くつとスノーシューでは足が悲鳴を上げていた。 帰りの林道で一台の軽トラが止まっていた。 話かけると鹿の罠を仕掛けるそうだ。 「自分のような山の中を歩く人間は罠に引っかからないように気を付けないといけませんね。」 「いや、こうしてちゃんと看板をつけているから大丈夫だ。」 罠の一つ一つにしっかりとした看板をつけるらしい。 鹿が文字の勉強をすれば命が助かるかもしれない。 家に帰ってもまだ疲れているのは久しぶりだ。 塩見岳に日帰りで行った時よりも疲れている。 夜少しだけ仕事をしたが、その頃には筋肉痛はあるもののすっかり疲れは抜けていたので良かった。 それでもこの登山は二度としたくない。

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