活動データ
タイム
51:14
距離
75.6km
のぼり
7081m
くだり
7329m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るキリマンジャロ登ってきました🗻 丸一日かけて仁川、エチオピアと乗り継いでキリマンジャロ空港からタンザニア入国✈ いやーアフリカは遠いですねー 空港からマラング近くの宿へ。 車中現地ガイドの方と同行して色々話しましたが、タンザニアはほとんどの方がマサイ族なんです。現地ガイドの方もマサイ族。 我々が想像する民族衣装を着たマサイ族もいればtシャツにジーンズでスマホを持ってるのもマサイ族。 同じマサイ族でも宗派が違ってキリシタンもいればヒンドゥー教徒もいるとのこと。一夫多妻とそうでないところは宗派の違いなんですって。ただみんな本当に視力ハンパなくよかったです。私も裸眼1.5ですが遙かに凌いでましたよ。 ホテルではお湯も出たり出なかったり停電もちょこちょこあって大変で日本のインフラ整備に改めて感謝しました。 ご飯は結構美味しくてばくぼく食べちゃいました。日本人でも好き嫌いなくいけると思います。 翌日マラングルートより登山スタート。 受付で入山料等の手続きをしてポーターに預ける荷物を測ったり細々した作業を進めてようやくスタートできる。 序盤は森林というかジャングルのなかゆるくトレッキングって感じ。しかし、高度に慣らしながらいくためとにかくゆっくり登る。 この『ゆっくり』をスワヒリ語で『ポレポレ』というためガイドからはとにかくポレポレポレポレと言われ、普段トレランをやってる私からすると信じられないぐらい遅いペースで歩く。 でもこのポレポレが本当に大事らしい。高山病でやられる人はほとんどオーバーペースによる順応不足らしい。ここは現地ガイドに従ってポレポレを肝に銘じよう ポレポレで歩くこと四時間程度で本日の山小屋マンダラハットへ到着。 山小屋に着くとすでに先回りしていたウェイターがティータイムの準備をしている。 紅茶、珈琲、ミロ、ココア等飲み物を用意してくれている。 なんと贅沢なんだ。 このティータイムは毎日結構な頻度で設けられ朝起きたとき、おやつ時、夕食前、とちょこちょこあります。 というのも高山病予防対策としてとにかく水分をとらなければないないのです。その量1日3リットル。これがなかなかしんどいんですよ。 タンザニアは赤道近くとはいえ初日から標高は2000メートルを越えています。ってわけで結構寒いんですよ。さらにポレポレペースなんでノド渇いたーなんて全然なりません。1日3リットルは相当意識して飲まないと達成できないんです。 なんで私は粉末のポカリなんかを溶かしてなんとかノルマ達成していました。 夜ご飯を食べてパルスオキシメーター(血中酸素濃度を測る機械)で体調チェックをパスして一泊。 深夜にトイレで外に出ると日本とは比べものにならないぐらい美しい満点の星空。 天の川もばっちし🌌 ここまで綺麗なら三脚もってくりゃよかった!!と後悔… 北半球ではみれない南十字星なんかみれますし改めて異国だな~とただただ想いにふけてました。 二日目 ホロンボハットに向けて出発。 序盤はジャングルだけど徐々に雰囲気が変わってきます。 途中ようやくキリマンジャロの全貌をみれるポイントがありテンションがあがると同時に遠いっ!とも思ったり。 みたかったジャイアントセネシオも現れたり順調に高度を上げて3700メートルのホロンボハットに到着。 富士山頂とほぼ同じ標高と思うと恐ろしい。 高山病の症状は特にあらわれず。 パルスオキシメーターの数値も90以上あり普通と同じでした。周りの方は少し下がって85~90ってとこでしたかね。 食欲も旺盛で夜ご飯もばっちり食べて就寝。 この日も満点の星空でした。 三日目 朝起きると軽い頭痛。なるほどこれが高山病の症状ね。予想より早くきたなーなんて思ってたけど、朝ご飯食べて体が暖まるとすぐに症状は消えた。高山病ってこういうもんなんだ。ガイドにきいたらそれはあるあるだよと教えてくれた。だから食べることと防寒はすごく大事だと。あと水を飲むことも。 この日は高度順応日。4000メートル付近にあるゼブラロックまで散歩してまた戻ってきます。 ゼブラロックはおもってたよりしっかりゼブラ色でしたよ。不思議な模様でした。 午後はホロンボハットの小屋でまったり。ガイドにキリマンジャロの歌をレクチャーしてもらいました。意外と政治的な意味合いもある歌詞だったりして面白かったです。 四日目 深夜に吐き気と下痢で目が覚める。 寝る前まで全く異常なかったのにいきなりきました。 トイレで嘔吐と下痢に苦しみました。 眠ると呼吸が浅くなることによる高山病が原因なんだろうか?それともただの食あたり? でも一緒にご飯食べた人は平気みたいだしなー。 山小屋からトイレが離れているのが地味に辛かったです… 起床後吐き気はおさまりましたが下痢気味な状態は続きましたが食欲はあり食べることはできました。 正露丸を飲んで不安なままキボハットに向けて出発。 ここからは風景が一気に変わります。植物は姿を消してまるで火星にいるかのような光景に。火星行ったことないですけど。 無機質な風景にキリマンジャロとマーウェンジー。めちゃくちゃカッコイイです! ただ一つ問題も。無機質な風景がゆえに遮るものがないんですよ。だからトイレも丸見え状態なんですよね。ほんとちょっとした岩影がある程度ですから。 んで、こういう行程の日に限って下痢気味でしたから全開で大便してましたよね。 もう羞恥心などとうに捨ててましたけど。 そんなこんなでキボハットに到着。 到着してからはバタバタと明日(というかこの日の夜)の準備をする。 キリマンジャロにサミットプッシュするのはこの日の23時スタート。 なので早めの夜ご飯や寝床の用意や翌日の準備やらで忙しい。 体調も下痢以外は特に問題ないけど正露丸が効いてる感じがない。ガイドいわく高所では薬全般の効果は薄まるらしい。 五日目 四時間ほど仮眠をとって23時半出立。 満月だったのでヘッデンがいらないぐらい明るい。実際にポーターは点けてなかったり。 キボハットから山頂への道は富士登山のような感じ。傾斜のあるザレ場をジグザグに登っていきます。 周りでは高山病による脱落者がぞろぞろとでてきますが私は至って順調。なかには朦朧とした状態で肩を抱えられ担がれるように登ってる人もいましたが…大丈夫だったのだろうか。。 5500メートルを過ぎたあたりから急激に睡魔が襲ってきました。これも高山病の一種らしいですけど、ただの睡眠不足なんじゃなかろうかと思ったりも。 眠いなー!眠いなー!と言ってるとガイドやポーターの方々が現地の歌を歌ってくれました♪これめちゃくちゃ元気でましたね! ガイドの方達もキツイはずなのに息をきらしながら私達のために大声で歌ってくれるんですよ。ほんと感激しました! そんな応援歌もあって夜明けとともにギルマンズポイントに到着! ここも一応山頂です。登頂証明書もらえますしね。 ただ目指すはウフルピーク!富士山でいうとこの剣ヶ峰。 ギルマンズポイントよりさらに標高差200メートル登ります。 いざスタートすると、ここからがキツかったです。 なんてことのない道なんですが、とにかく足が重い。息はすぐにきれる。自分の身体じゃないみたいなんです。 氷河みてスゲー!ってテンションあがるのに身体がおもうように動かないんです。これが標高5800の世界なのか… プロの登山家ってすげー!!って実感しました。こういう標高で登攀するわけですからね。化け物ですね。 そういうことを考えながら一歩一歩踏み出してるとウフルピークに到着! いやーーーー遠かった!!! そしてウフルからの絶景たらないですよ! カメラでパシャパシャ撮ってるとガイドの方から長く滞在すると高山病になるからもう降りるぞとのこと。 マジっすかー!?まだ15分もいないじゃん! でも確かに周りの登山者達も足早に下山している。 というわけで後ろ髪を引かれる思いで下山開始。 富士山の砂走りと全く同じように怒涛の勢いで下りキボハットに到着。 ここで起きたまんまにしていたシュラフ類を片付けて遅めの昼ご飯を食べてホロンボハットに向けて出発。 行動時間が長くて疲労感はありましたが下り基調ですしなにより登頂できた満足感で足取りは意外と軽かったです。 15時頃ホロンボハット到着。 周りの方は着くなり泥のように眠ってましたが、興奮からか不思議と眠気はなかったです。ただ、食欲はあまりなかったので、日本から持ってきた秘密兵器カップワンタンメンを食べました。 というか持って帰ってもしょうがないですしね。ちなみにガイドに食べさせてみると美味いといってましたよ。 六日目 ホロンボハットから登山口へ。 ホロンボ出発前に全てのスタッフでキリマンジャロの曲を大合唱してくれました♪ ずっと付きっきりでお世話してくれた皆が陽気に踊りながら歌ってくれるんですよ! もうこれが嬉しくて嬉しくて!! 感激で涙出そうになりました! ホロンボから登山口までは20キロほど。来た道を戻るだけ。なんかやたら寂しくてゆっくり歩きました。 ジャングル地帯に戻ると一気に酸素が濃くなったことを感じれました。 植物すげー!光合成って偉大だなーー!と口々に全員体感してました。 ジャングル地帯を抜けてついにゴール。 無事キリマンジャロ登頂と下山してきました。 下山後はキリマンジャロビールで皆で乾杯! ハセツネゴール直後のビールに勝るとも劣らない最高の味でした!! 途中下痢になったりで不安な部分もたくさんありましたけど、無事に終えれて良かったです。 登頂できたのは確実にガイドをはじめスタッフの方々のおかげでした。 もう一度登るなら高山病上等でトレラン感覚で一泊2日で挑戦してみたいですね!そんなこと可能なのか知りませんが。 しかし、このキリマンジャロを5時間半で登り、2時間半で下るキリアンジョルネはちょっと想像つかないですね… ※六日目だけログとれてませんでした。
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