チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 9
休憩時間
19
距離
9.2 km
のぼり / くだり
583 / 582 m
1 17
6
4
38
5
2
21

活動詳細

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渓流釣り合宿の予定だったが、悪天候で中止になってしまった。雨なら森の散歩に行こうと、鍋倉山に行ってきた。鍋倉山は山スキーで何度も登っているが、相方が怪我をした因縁もあって、無雪期に歩くのは初めてだ。 古木の保護のため、登山口が分かりにくくなっていて、地図を見ながら踏み跡を探してから歩き出す。道は付いているが、最低限の手入れしかされておらず、冬の雪で曲がった樹木が道に張りだし、草露で服が濡れる。ブナの古木の森姫と森太郎を見て回ったが、人が土を踏み固めたせいで、森姫は枯死しており、人の愚かさを感じる。 鍋倉山を目指して上っていくと、登山道脇の茂みを黒い獣が走り抜けた。よく見えなかったが、熊だと嫌なので、熊鈴をならしながら登った。冬は雪で埋まり展望がよいのだが、雪のない山頂は木々で遮られ、何も見えなかった。 歩き足りないので、関田峠まで信越トレイルを歩くことにした。紅葉はまだこれからのようで、よく整備された道の両脇には青々とした葉のトンネルが続いていた。茶屋池はよく見えなかったが、近くの湿原は草紅葉しており、車道脇にはすすきが開いていた。 どんよりとした天気で、時おり小雨も来たが、森の中は静かだった。限界に挑戦するような山もいいが、こうした静かな山をしんみりと歩くのも良いものだ。古木を守るため、あえて道を分かりにくくしているそうだが、こうした静かな森を守るためには必要な配慮だろう。雪が降ったら、スキーで森太郎に会いに行こうか。

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