初雪上テント泊 in 上高地

2016.02.06(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 28
休憩時間
2 時間 12
距離
13.9 km
のぼり / くだり
214 / 160 m
DAY 2
合計時間
2 時間 18
休憩時間
40
距離
6.7 km
のぼり / くだり
85 / 276 m

活動詳細

すべて見る

【アクセス】  沢渡の市営無料駐車場に車を止めて、8時過ぎにアルピコタクシーで釜トンネルへ。タクシーはあらかじめ予約しておきました。 【お天気】  1日目 雪〜曇 2日目 雪〜薄曇り〜晴れ〜曇 【感想/記録】  今回はソロでは無く職場の方とその友人合わせて4名で、上高地で雪上テント泊をしてきました。上高地と言えば言わずと知れた穂高連峰や北アルプスの山々の登山口であり、夏には観光客で賑わう観光地です。冬の上高地は3年目で、最初は徳沢園の冬季小屋に宿泊、2年目は冬季小屋が営業を終了したので河童橋付近で昼食を食べて日帰りで、そして今回は初の雪上テント泊となりました。ちなみに上高地は冬にしか来たことが無く、夏の賑わいは体験していないのです。  釜トンネルを抜けると雪に覆われた世界となりますが、暖冬のため雪がかなり少ないです。除雪がされていない場所に出てもスノーシューを履くほどの積雪はありませんでした。雪が少ない上に雨が降って溶けた雪が凍ったようで、固く締まっておりツボ足でも歩きやすかったです。このため、かなりのハイスピードで行動できました。  歩き始めのお天気は曇りで気温も氷点下でした。まずは大正池に到着し景色を撮影していると、粉雪が舞ってきました。ツボ足で歩けますので、キャンプ地の小梨平入山サクッと到着し、さらに奥の明神まで足を伸ばしました。ここで昼食を食べて散策してから小梨平に到着。4人で二張りのテントをスノーペグを使って設営します。他のパーティーの設営地だったところを再利用させていただき、スノーシャベルで整地後に張り綱を張って無事設営完了です。寒いので一つのテントは宴会と寝る用に、もう一つは荷物置き用にしました。  テントを設営してからは宴会の準備をして、鍋を囲んで運んで来た酒や肴を飲みながら山談義や雑談となりました。途中でテントの外に出ると満天の星空が木立を通して見え、オリオン座や冬の大三角を見ながら星談議も始まり、なんやかんやで夜が更けて10時頃に就寝となりました。朝起きると晴天を期待していたのに、粉雪がチラつく残念なお天気。朝ごはんは鍋を利用して力うどんでした。  朝食後はお天気が回復しに河童橋付近を散策していると、青空のもと焼岳や穂高連峰が見えて上高地で雪上テント泊をした甲斐がありました。テントを干すために梓川沿いに移動してまた穂高連峰撮影していると、だんだんとガスってきました (T_T)。お天気が今ひとつになったので、テントを畳んでまた釜トンネルに向かいました。大正池でまた休息がてら昼食を食べていたら、また粉雪が舞ってきました。穂高連峰もガスが晴れずちょっと残念でしたが、無事釜トンネルに到着しました。  今回は料理上手なシェフ(通称)が参加していたために、美味しい肉野菜入り餃子鍋を食べながらの宴会と、翌朝も力うどんをたらふく食べたために、帰ってから体重を計ると体重が増えていました。めでたしめでたし、では無く明日からトレーニングをして体重を減らす羽目に (´Д`)。ザックの重さはかなりのものでしたが、やはり水平移動では運動量が足りなかったのか、摂取カロリーが多過ぎたのか、2日目はザックが軽くなり移動距離も少なかったのか?山へ行って体重が増えたのは初めてでした orz 。  今回のために冬用のシュラフ、ナンガのオーロラ900DXロングを使用しました。スペックは快適使用温度は-22℃まで、使用可能限界温度は-37℃まで、撥水素材を使用してシュラフカバーが不要です。暖冬の上高地ではさすがにオーバースペック気味で、ダウンジャケットを着ていたせいもあり暖かく過ごせました。しかし重量が1570gもありかなり容量も大きいので、思いっきりコンプレッションサックで圧縮しましたがそれでもザックの中身を圧迫しました。  テントシューズも初めて使用しましたが、いちいち靴を履かずテントの出入りができるので便利でした。シュラフの中に履いたまま寝ましたので足下も暖かかったです。  容量が70リットルの冬用防水ザック、マウンテンハードウェアのサウスコル70はザックがタイトな造りのためか、何かと増える雪山用の荷物と水や宴会用の食材でパンパンになりました。容量が意外に少なく荷物があまり入りませんでした。 【注意点】  釜トンネルには照明がありませんのでヘッデンが必須です。昨年はヘッデンの電池が切れかかって光量が弱く、iPhoneのライトを使ってピンチを切り抜けました。手元を照らせる手持ちのLEDライトがあるとさらに便利です。  テントができるキャンプ地は小梨平周辺で、ここにはペーパー完備のトイレがあります。テントの設営はトイレの近くが無難でした。少し離れたところで設営したら夜にトイレから戻ってくる途中で迷子になりかけ、危うく遭難しそうになりまた ;^_^A。  氷点下の世界ではペットボトルの中身、水、食料などあらゆるものが凍ります。凍ってはマズイものは予めシュラフな中に入れるなどの対策が必要です。 【コース状況】  今年は雪がかなり少なく雪は固く締まっており、トレースもあるのでスノーシューはほぼ要りませんでした。トレースが無い場所へ行くにはスノーシューやワカンがあったほうが無難です。この後のお天気次第では積雪が深くなることもあり得ます。危険なポイントは釜トンネルの中が一部凍結していました。釜トンネルやその先の道路は工事用車両が通過するので注意が必要です。

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 トンネルを抜けるとそこは雪国でした。
トンネルを抜けるとそこは雪国でした。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 で、大正池に到着。
で、大正池に到着。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 曇っています。
曇っています。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 今回大量の荷物を運搬するため、マウンテンハードウェアのアウトドライを使用した防水ザック、サウスコル70を投入。夢と希望(荷物とも言う)でパンパン、推定重量は約20kg。
今回大量の荷物を運搬するため、マウンテンハードウェアのアウトドライを使用した防水ザック、サウスコル70を投入。夢と希望(荷物とも言う)でパンパン、推定重量は約20kg。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 今回も「ウィンターポート II」を使用。 氷点下でも暖かくこれで十分でした。
今回も「ウィンターポート II」を使用。 氷点下でも暖かくこれで十分でした。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 そうこうしているうちに、粉雪が舞ってきました。
そうこうしているうちに、粉雪が舞ってきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 六角形の雪の結晶もはっきりと分かります。
六角形の雪の結晶もはっきりと分かります。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 うーん、ガスが晴れません。
うーん、ガスが晴れません。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 田代池に到着。
田代池に到着。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 六百山方向も曇っています。
六百山方向も曇っています。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 河童橋に到着。
河童橋に到着。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 穂高連峰方面もガスって見えません。
穂高連峰方面もガスって見えません。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 人がほとんどいませんね。夏のハイシーズン時の河童橋は大渋滞だそうです。
人がほとんどいませんね。夏のハイシーズン時の河童橋は大渋滞だそうです。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 重いザックにヒーヒー言いながらも明神池に到着。
重いザックにヒーヒー言いながらも明神池に到着。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 穂高神社奥宮です。
穂高神社奥宮です。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 誰もいない休憩所で昼食後にコーヒーラテ。
誰もいない休憩所で昼食後にコーヒーラテ。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 静かな明神一乃池。
静かな明神一乃池。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 冬の明神岳。
冬の明神岳。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 すぐ横の明神二乃池。
すぐ横の明神二乃池。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 明神二乃池でも粉雪が舞ってます。
明神二乃池でも粉雪が舞ってます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 雪が舞って冬らしい良い感じ。この後はキャンプ地の小梨平に向かいます。
雪が舞って冬らしい良い感じ。この後はキャンプ地の小梨平に向かいます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 途中の湿原も良い感じ。
途中の湿原も良い感じ。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 お猿さんは空腹を満たすため笹を食べていました。厳しいのぅー。
お猿さんは空腹を満たすため笹を食べていました。厳しいのぅー。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 河童橋付近から撮影した明神岳。
河童橋付近から撮影した明神岳。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 そして六百山。
そして六百山。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 先に別パーティーが使用したテント跡地を使わせていただきました。
先に別パーティーが使用したテント跡地を使わせていただきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 冬用テントを二張り設営。右は荷物置き場に。
冬用テントを二張り設営。右は荷物置き場に。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 氷点下の中で宴会開始です。料理長の作った味抜群の水餃子鍋。
氷点下の中で宴会開始です。料理長の作った味抜群の水餃子鍋。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 宴会後に見た満天の冬の星座。iPhoneで撮影するとほぼ真っ暗でしたが心の目でご鑑賞ください (笑) 。
宴会後に見た満天の冬の星座。iPhoneで撮影するとほぼ真っ暗でしたが心の目でご鑑賞ください (笑) 。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 朝起きるとテントの内側は結露が霜になり雪が降りました。
朝起きるとテントの内側は結露が霜になり雪が降りました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 朝は曇ったためか-12℃ほどと予想していたよりも暖かったです。
朝は曇ったためか-12℃ほどと予想していたよりも暖かったです。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 釜トンネルは晴れていますねぇー。お疲れ様でした。
釜トンネルは晴れていますねぇー。お疲れ様でした。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 釜トンネルからスタートです。
釜トンネルからスタートです。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 暗い釜トンネルの出口がようやく見えてきました。
暗い釜トンネルの出口がようやく見えてきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 テントシューズを履いているといちいち履き替えずにテントの外へ出られたので便利でした。
テントシューズを履いているといちいち履き替えずにテントの外へ出られたので便利でした。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 薄日が差す朝の小梨平キャンプ場。
薄日が差す朝の小梨平キャンプ場。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 氷点下の中で凍結したバナナなんか食えるかっ!(昼食後にデザートのバナナシャーベットとして美味しく頂きました)。
氷点下の中で凍結したバナナなんか食えるかっ!(昼食後にデザートのバナナシャーベットとして美味しく頂きました)。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 朝食後に散策した河童橋から焼岳を撮影。
朝食後に散策した河童橋から焼岳を撮影。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 穂高連峰は残念ですが、山頂付近がガスっていました。
穂高連峰は残念ですが、山頂付近がガスっていました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 穂高連峰をアップで。迫力あります。
穂高連峰をアップで。迫力あります。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 明神岳をアップで。
明神岳をアップで。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 梓川の川岸に移動し、凍結したテントを干しつつ穂高連峰を撮影。
梓川の川岸に移動し、凍結したテントを干しつつ穂高連峰を撮影。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 西穂高岳。
西穂高岳。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 川原に群生するケショウヤナギかな。
川原に群生するケショウヤナギかな。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 お天気回復すると思っていたら、ガスってきました (´Д`) 。
お天気回復すると思っていたら、ガスってきました (´Д`) 。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 明神岳にもガスが。しょうがないので釜トンネルを目指し帰ります。
明神岳にもガスが。しょうがないので釜トンネルを目指し帰ります。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 六百山方面はまだ晴れていました。
六百山方面はまだ晴れていました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 大正池に到着もますますガスが濃くなってきました。
大正池に到着もますますガスが濃くなってきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 穂高連峰方面もガスが取れません。
穂高連峰方面もガスが取れません。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 粉雪も舞ってきました。
粉雪も舞ってきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ガスの中で一瞬前穂高が見えました。
ガスの中で一瞬前穂高が見えました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 帰りは車道を進んで行きましたが、雪崩れたデブリも除雪してありました。
帰りは車道を進んで行きましたが、雪崩れたデブリも除雪してありました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 釜トンネルの出口です。
釜トンネルの出口です。

活動の装備

  • マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)
    South Col 70 OutDry
  • バーグハウス(berghaus)
    チベッタ ジャケット
  • サロモン(SALOMON)
    BRILLIANT PANT UNION BLUE
  • オリンパス(OLYMPUS)
    OLYMPUS標準ズームレンズED12-40mmF2.8防塵防滴マイクロフォーサーズ用M.ZUIKOED12-40mmF2.8PRO
  • キーン(KEEN)
    メンズ WINTER PORT 2
  • サーモス(THERMOS)
    山専用ステンレスボトル FFX-500
  • モンベル(mont-bell)
    GORE-TEX アルパインスパッツ
  • エキスパートオブジャパン(EXPERT OF JAPAN)
    HS スノーシューズ

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。