活動データ
タイム
01:03
距離
1.4km
のぼり
92m
くだり
94m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る去年、地元の山岳会会長から教えてもらった山がある。 炭鉱全盛期の時代にスキーの山として親しまれた山、それが一本松山である。 山名は、むかし大きなトドマツが一本あったことに由来するらしいが、そのトドマツは今は無いらしい。 去年登るつもりでいたが、のんきにしているうちに雪が降って林道に入れなくなり宿題になっていた。 今年こそ林道が雪で塞がる前に登ろうと一本松山に向かう。 山で食べようと岩見沢の天狗饅頭に寄って饅頭を買い込んで美唄に向かう。 選炭場の煙突が特徴的な高速をくぐって一本松山に続く林道へ向かう。 会長にルートを書き込んでもらった2万5千分を見ながら進んで行く。 直ぐに標識がある林道美三線の入口に着く。 ゆっくり美三線を進んで行く、林道はきれいに整備されていて倒木もあったが車が通れるようにカットされていた。 林道を走っていると嫁から「帰りに焼き鳥買ってきて」のLINEが入る。 了解のスタンプを返信してさらに進む。 結構山側に入ってきたなという感じの風景になったとき、カーブミラー越しに熊と思われる黒い生き物がお尻を振り振り林道を逃げていくのが見えて、思わず車を止める。 「ヤバっ、熊出た」、大きさ的には子熊だったと思う。 会長からは、「熊居るからピーピー(熊笛のこと)は持っていった方がいい」と言われたが、本当に出た。 目的の場所は、ここから1kmは先にある。 引き返そうとも思ったが地図を見ると一本松山の山頂は林道から僅かな距離で登れる。 ビビリの自分と対峙する。悩んだ結果、そのまま向かうことにする。 クラクションを鳴らしながら「あっち行けよ!出てくるなよ!」と心で叫び進んで行く。 美三線から落合線に入り目的の一本松山付近の空き地に到着する。 熊払いの為に爆竹を鳴らす。 精神安定剤も込めて蚊取り線香を炊く。 昆布岳で蚊取り線香入れを落としてしまったので、今回新調した児玉兄弟商会の携帯用蚊取り線香入れを装備する。 準備を整え10:30登山開始する。 踏み跡らしいところを辿って取り付くが、草と笹が生い茂り結局薮漕ぎ。 踏み跡を辿って行くと尾根に乗るどころか踏み跡はどんどん尾根を反れて行く。 どうやら作業道の跡らしい。 来た道を戻り尾根に取り付くルートを探る。 草の薄いところを上って尾根に乗る。 尾根上は笹が濃いので西側のトドマツが生える西斜面を進む。 10:56山頂と思われる場所に着く。 少し空き地のようになっていて中央に石票が埋まっていた。 石票には「丸に井桁三」の刻印が入っている、これは三井物産のマーク。 この山が三井の山であることを表している。石票を写真に撮る。 山頂からの眺望は、西側は無し、東側は木々の隙間から芦別岳が見えた。 11:16下山を開始する。 下山途中に、林道ハイカーだろうかバイクのエンジン音が林道を通り過ぎていく。 11:30あっという間に駐車場に着く。 何か変わった景色があるか落合線を下ってみるが、何も無さそうなので登山終了とする。 靴を履き替え、ザックを車にしまい来た林道を引き返す。 落合林道入口から市街地方向が良く見えるので車を止めて眺める。 山で食べようと買ってきた天狗饅頭をピンネシリを眺めながら頬張る。 久々に食べた。揚げ饅頭が特に美味い。 正午のサイレンが聞こえて来る。 一服を終了して、また林道を下り始める。 想定どおり、直ぐに山行が終わったのでご無沙汰してる友人の店に顔を出す。 こんなに客が来なくて大丈夫なのかと心配になるぐらい客が来ない。 それをいい事に雑談に花を咲かせる。 客が全く来ないので切り上げるタイミングを逸して2時間も滞在していた。 きりが無いので、根っこが生えたお尻を椅子から抜き、友人の店を後にする。 お使いの焼き鳥を福よしで購入し、帰路に着いた。
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