台風一過の西吾妻山

ツアー登山２日目。 宿から檜原湖沿いに、山形県米沢市へ進みます。標高が上がるにつれ、車窓からの黄葉が見事でした。 南の方向には磐梯山と檜原湖が見えます。 湯元天元台からロープウェイとリフトを３本つないで、９２０mから１８２０mの北望台まで登ります。 ガイドのアドバイスでリフトには防寒対策をして乗りました。風が出ると体温を下げてつらし、ごそごそすると荷を落とすリスクもあるとのこと。確かに、下りのリフトに乗っていた人は、ごそごそして、財布をリフトから落とす所を目撃しました。他人事ながら気の毒で、後行程が心配になりました。 北望台から登山開始です。滑りやすい岩の上を進みます。足下に気を取られ写真がありません。 尾根に出たところの、かもしか展望台付近から木道となり、左右に池塘と草紅葉が拡がります。 西吾妻山の山巓方向に草紅葉が続きます。 梵天岩、天狗岩を通過すると西吾妻山の頂上です。展望が全くありません。 少し下った西吾妻小屋で昼食です。座る場所が無く立って食べている者もいました。 西大巓へは今日一番の急坂です。ご褒美はピークからの３６０度の展望です。遠くに、安達太良山の沼ノ平火口の硫黄が白くはっきりみえます。 小休止と集合写真を撮って、ピークから歩きにくい岩の上を慎重に下ります。変化の無い岩の下山道ですが、踏み外すと怪我をすることは間違い無いような所でした。幸い誰も転倒しませんでした。平均年齢の高そうなパーティーでしたが、皆しっかりとした足取りでした。男性・女性の最高齢は８０歳に手の届くあたりと語りから伝わってきました。 デコ平のゴンドラの山頂駅の手前では一気に視界が開け、磐梯山や猪苗代湖が見えます。 ゴンドラを降りて２日目のツアー登山の終了です。