活動データ
タイム
16:45
距離
27.9km
のぼり
2753m
くだり
3487m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る☆3日目 朝3時頃に起きるとまだ暴風雨は止まず、周りの木々は大揺れ。本当に行けるの❓❓暴風雨が朝止んでいて4時頃出発できれば赤石岳まで足を伸ばしたい。と密かに目論んでいましたが、あっさり断念⤵️一緒に泊まった人は、朝早くから起きて地図とにらめっこ。そして彼の口から出た言葉は、「そうだ梅ヶ島温泉まで行ってバスに乗ろう!」はあ〜〜梅ヶ島温泉⁉️私が以前観光で来た時梅ヶ島温泉から井川ダムまで車で3時間ほどかかったと記憶していましたので。でも後で地図を確認するとぐるっと回る事はないので彼なら十分行けそうです、ただ、バリエーションルートがあるのが心配ですが。取り敢えず彼は悪沢岳には行かず赤石岳を目指し、その先は情報収集しながら進むようです。雨は止んできて風も少し収まってきたようなので、6時頃彼が出発。私も少し遅れて出発し、途中で追いつき樹林帯のトラバース間は一緒に行動。電波が繋がったので家族に連絡を取っている間彼は先に進み以後会う事はありませんでした。 樹林帯のトラバースが終わると標高差500mをひたすら直登します。ここまではまだ良かったのですが、これからが荒川散々の始まりとなります。尾根に出ると前岳山頂までは痩せ尾根がずっと続き、右側は崩壊した断崖、左からは暴風で私を断崖に突き落とそうとします。這いつくばりながら、風の弱まる一瞬をついて少しづつ前に進みますが、足場が狭く恐怖との闘いでした。何とか前岳山頂に辿り着きましたが、中岳避難小屋まで行きたくても、とても進めません。隠れるところもなく岩場にへばりついていましたが、このままでは低体温症になってしまうと思い、先程までは暑くて脱いだフリース、その上にハードシェルを、手袋は冬山用に、頭はバラクーバを被り防寒対策をして風を凌ぐことに。しかし、何時迄もこのままいれないためガスの中に薄っすらと看板が見えたので、風が収まる一瞬をついて看板に何とか辿り着くと、右側に行くと荒川小屋の表示が。小屋で少し避難しようと下山すると先程の風は遮られ、今までの暴風が嘘のように安心して小屋に向かう事ができました。 9時頃小屋に到着するとやっているのか、やっていないのか分かりませんでしたが、ウロウロしていると小屋主の方が顔を出し、色々と話を。とその時富士山も見えますよ。の声で正面を見ると富士山がクッキリ。その後引き続き話を聞くとどうやら椹島の送迎バスは、台風の後も細々と運行していたみたいで、完全運休は私が来た5日だそう。小屋の宿泊者もお盆を過ぎてからは殆どいなかったそうで、お気の毒様以外に言葉がありませんでした。ここではノンアルコールビールとカレーを頂き、2時間ほど時間を潰しましたが、私がまったりしていると赤石岳方面から一人の男性が通過していきました。山頂方面も結構晴れ間が見えてきたので11時過ぎに再登頂することに。先程の看板まで戻ると風は半分程に収まっており、そのまま中岳、中岳避難小屋、そして悪沢岳へと向かいます。悪沢岳山頂手前で追い付くと色々話を聞き、昨日に椹島から入り赤石岳小屋に宿泊したそうで、他に宿泊者は一人だけだったそうで、聖岳への登山口聖沢も使えないとの事。そうすると未確認ながら聖岳へ行けるのは赤石岳からしかないないという事に。彼とは悪沢岳山頂で写真を撮って頂いた後お別れとなりました。 とにかく今回の山行は人に会わなさ過ぎでした。私は13時半頃悪沢岳を出発し、荷物をデポした高山裏避難小屋に戻る事に。途中の水場で水を補給した後、本日2人目の登山者に遭遇。塩見岳から来て荒川小屋に向かうそうです。今まで知り得た情報をお伝えし小屋に戻りました。今日は1人かと思っていたらソロの方が到着。しかし、彼はツェルトでの宿泊を体験したいそうで、小屋泊はしませんでした。夕方は久しぶりに夕陽を見ることができ感動で1日を締めくくることができ、また、何とか3000m峰2座をクリアすることもできました。 ☆4日目 朝起きると快晴で、絶好の下山日和でした。 今日は前々日来たルートを駐車場までひたすら帰るのみです。2日間お世話になった高山裏避難小屋を5時過ぎに出発し、小ピークが沢山ある樹林帯を黙々と歩き2時間弱で小河内岳山頂に到着。写真を撮っていると若いご夫婦が到着され写真を撮ってあげた後、仕切りに水場の話がでて、詳しく話を聞くと昨日は烏帽子岳にテン泊したそうですが、三伏峠で水を補充しようとしたらしいんですが殆ど涸れていて補充できなかったようで、後3時間ほどかかる高山裏避難小屋の水場までもつかどうか?の様子でした。幸いハイドレーションの他にサーモスタットに1リットル弱のお湯を持っていたので、それならあげられますよと提案。最初は遠慮していたものの分けてあげると凄く感謝されました。ご夫婦を見ていて改めて山での水の有難さを実感した出来事でした。この日は他にソロの男性と2人の女性が小河内岳ピストンで出会いました。 駐車場には12時頃到着し、こうして荒川散々ピストンを無事終えることができました。 今回3000m峰赤石岳と聖岳を残してしまった為、来年も再チャレンジしなければならないのは⤵️残念
動画
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