活動データ
タイム
07:14
距離
8.2km
のぼり
304m
くだり
1233m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る人生初の山頂でのお泊り。 夜空も全然見えなかったのでなんとなく予想はしていたものの… 剣山二日目の朝もガスだらけでした。 残念ながらご来光も見られず。 でもこれも山!なのですね。 ご来光は早々にあきらめてチェックアウト。 お弁当のおにぎりは前日の夜のうちに受け取ってありました。 チーズが添えてあるのがニクいです。 血糖値が気になるので普段はあまり食べない白米も、登山の時のおにぎりは解禁としている身。 ぎゅっとお米の詰まったおにぎりはシンプルだけど大変なごちそうです。 二つにするか三つにするか迷ったのですが、結果的に下山まで7時間かかってしまったので三つで正解でした。 健脚の姉と今年から登り始めたばかりの私。 三嶺をめざしたい姉と自信が無く丸山から降りることを希望する私。 決めてしまわずにとにかく行けるところまで行こうといざ出発。 名頃まではどう計算してもコースタイム10時間。 バスには絶対に間に合わない。 丸石から降りることに決めました。 丸山までの途中やはりガスは晴れず、足元の笹も濡れており、ゲイターというものがこういうときには必要なのねと身をもって知りました。 一本橋のうえを歩いてような細い道。 うまくバランスをとりながらひたすらに歩きました。 丸山避難小屋はあまり日の入らない小屋でしたが、入口近くでコの字に座り、他の登山者さんとおしゃべりしながら一休み。 YAMAP利用率高そうでした。 ここまでは昨日履いていたトレランシューズでしたが、登山靴に履き替え。 ミドルカットとはいえ足首を包んでくれる感触はとても心強いものでした。 前回の大菩薩嶺ではなだらかな下りだったにも関わらず、長い距離だったためか股関節が痛くて最後はまともに歩くことができず大変な思いをしたので、今回は下りの最初からトレッキングポールを使用しました。そして鎮痛剤を持ち歩き、痛みが出始めたら早めに内服するようにしてみました。 丸石からの下りは倒木が多く道がわかりにくくなっていました。 今回ほどテープのしるしが頼りになったことはありません。 それでもテープが巻いてある木そのものが倒木となっていることもあり、冷や汗なのか暑さの汗なのかもうわやくちゃ。 ひたすらに歩いていて沢の水の音が聞こえだしてしばらくして… 姉が目の前で足を滑らせて斜面を落ちてしまいました! 重いリュックを背負ったままですから勢いがついて止まりません。 3mほど転げ落ち、木にぶつかって止まったのです。 わたしのあげた悲鳴に反応して、先行していたツアー最後尾の添乗員女性がすっとんで助けに来てくださり手を貸してくださいました。 姉は幸い柔らかい土の上を転がって行ったので足のあちこちに打撲は負ったものの自力で元の道まで上がってきて続きを歩きだすことができました。 そのあとの沢を横に見ながらの下り道もかなりの険しさでロープ無しでは渡れない場所もあり、天候などコンディションがもっと悪ければかなり危険な道になりそうで、特に初心者にはおすすめできるような道ではないように思えました。 地図上のコースタイムを大幅に超えて、剣山山頂から7時間かかって、やっと二重かずら橋にたどり着くことができました。 見ノ越に戻るバスにも間に合い、祖谷そばをいただくこともできました。 美馬へ向かう途中で美人湯という看板をみつけ迷わずGO! 汗を流してさっぱりして明石海峡大橋を渡って帰ってきました。 【中敷き】 登山靴の中には医療機関で装具業者に採型してもらった一番古い中敷き使用。 アーチがなだらかで足の裏が痛くならない。 登山靴にはこれがいいかも。 【その他】 下りはずっとトレッキングポール使用。 途中から姉に一本貸したので、一本だけになったがそれでも十分役に立った。 というかこれが無ければもっと時間がかかったろう。 鎮痛剤もひどく痛くなる前に二回服用。 歩幅は小さく、股関節を大きく曲げる歩き方を極力避けたおかげか、疲れた割には股関節の痛みは強くなかった。 しんどかったけれど、次の登山に活かせる工夫や道具の選び方が得られた旅でした。
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