活動データ
タイム
08:49
距離
15.9km
のぼり
1300m
くだり
1299m
活動詳細
すべて見る三俣山荘に無事到着した1日目、2日目はいよいよ百名山の区切りとなる 50、51座目の鷲羽岳、水晶岳を登り、雲の平まで足を延ばします。 朝4時前に起床、支度して山荘で作って貰ったお弁当を半分頂きます。 美味しいお弁当でしたが、残念ながら気温が低くてご飯がボソボソでした。 今日もヘッデンを点けて日の出前から出発です。 空を見上げれば雲ひとつない中、東の空が焼け始めて素敵な1日が始まる予感。 ワクワクしながら歩き始めます。寒いですが、登リ始めれば何とかなります。 山荘から少し巻き、程なく直登ルートに入ります。 前方にはチラチラと先行者のヘッデンの明かりが見える中、 九十九折れたルートをエッチラ登ります。始めからなかなかの登り応え、 息を切らしながら標高を稼ぎます。昨日と違って全方位見晴らしが良く、 段々明るくなるにつれ、絶景に見とれて足が止まります。 あえぎながら本日1座目、鷲羽岳の山頂に到着。 先行者は皆先を急ぐのか誰もおらず、山頂を独占できました。 少し前に上がって来た日の出で周りの山々が輝き出します。荘厳。 感動してひとしきり写真を撮りまくり、次へ進みます。 次は水晶岳を目指します。楽しい稜線歩きです。 ワリモ岳は歩いてたら巻いてしまったのでそのままスルー。大勢に影響なし。 空気が張りつめて、気持ちがイイ。足元の土は夜の内に凍って、 霜柱があり得ない背丈に育ってます。先へ進むに従って見え方が変わる景色に 何度も振り返ったり見回したりしながらワリモ北分岐到着。 ここからは水晶岳を眼前に捉え、一旦下げた標高をまた上げて行きます。 ジワジワ登って水晶小屋まで来ました。ここで後立山方面も見える絶景をおかずに、 テラスで残りのお弁当を美味しく頂きました。 ここは野口五郎岳方面への分岐にもなっているのですね。 皆さんザックをここにデポして山頂へ行かれてる様です。 水晶岳山頂方面を見ると、歩いている先行者の方々がチラホラ。 休憩もそこそこに、山頂目指してリスタートします。 山頂付近は険しい登りと聞いていましたが、ハシゴのある辺りの登りがヤラシイだけで、 後はずっと富山側を巻く道でした。最後の山頂直前は岩々してましたが 難なく水晶岳山頂にとうちゃこ。お一人先行の方がいらっしゃいました。 狭いながら山頂は、来る価値のある、本当にスゴい360度パノラマ絶景の場所でした。 黒部ダム方面やら赤牛岳?やらもうスゴすぎて何が何だか。 フルーツ休憩には持ってこいの陽気と好天と景色とカフェオーレ(笑)。 はぁ~~幸せです(*´ω`*)。 先行の方と楽しくお話して写真も撮り、十分満喫したところで お一人が上がって来られたので名残惜しいですが山頂を後にします。 この上がってこられた方が後でまたお会いするのですが、朝折立を出て太郎平、 雲ノ平を経て祖父岳経由で水晶岳にいらっしゃったらしく、 岩苔乗越で再びお会いすると源流経由で黒部五郎岳を経て太郎平、 そして、折立へ戻られるとのこと。ツワモノ中の強者でした。 水晶岳からの戻りの道では多くの方とスライドしました。 日の出からもう2時間ほどが過ぎ、気温もかなり上がってきました。 脱ぎ着で調節しながらワリモ北分岐まで戻り、次は祖父岳へ行く前に 相方さんの希望で源流の最初の1滴を探します。 岩苔乗越から水場まで5分との事で源流方面へ下りていきます。 水場はありましたが最初の1滴は登り返さないといけないみたいで 諦めて乗越に戻って祖父岳を目指します。 このおじいさん(笑、なかなか骨がありました。いくつかアップダウンを繰り返し、 最終目的地の雲ノ平をチラ見させながら、なかなか山頂を見せてくれません。 頑張ってハシゴを乗り越え、ここまでの疲れをひきずりながらヨタヨタ上がると やっと山頂に。ケルンがポツポツ立っている、広い山頂でした。 ここで、三俣山荘と槍が再度お目見えです。ここもなかなかイイですね。 ただの通過点位に思ってました。そして雲ノ平です。いよいよお邪魔しに行きます。 祖父岳からガレザレのミックスの激下りを下りきり、祖父岳分岐から雲ノ平へ。 地図では見てましたが、実際来ると感じが違いますね。テン場へ行く直近ルートは 植生保護の為通行禁止、雲ノ平の台地には巻き道ルートで回り込んでからしか 乗せて貰えない様です。渋々歩きます。そんな事言ってちゃダメかな。 這松の道を黙々と歩きます。トラバースして、木道に乗り、ゴーロを踏み越え、 また這松の木道を登って大きく曲がると、とうとう雲ノ平の台地に乗りました。 いつかは来てみたいと思っていたこの場所、思いの外早く来ることができました。 後は雲ノ平山荘で昼御飯とTシャツをゲットが目的です。 見えてからが長い山荘までの道のりは、平らと言うには起伏の激しい木道を ひたすら前へと進みます。山荘にはスタッフのみだったようで、 お昼ご飯を頂いて念願通り買い物をして山荘を出るまで、静かに過ごせました。 何て贅沢な時間。 後は三俣山荘へ帰るだけ。来た道を戻り、祖父岳分岐まで行くと後はまた 祖父岳の長~い巻き道を通って源流へ下りていきます。 渡渉も心配していた程ではなく、無事渡ります。源流の碑を探して少し彷徨いましたが、 素直に山荘方向へ行けば良かっただけでした。 最後の山荘までの登りは後から思うと水分補給の失敗で脱水気味だったのか、 かなり辛かったです。 きのうの天気から一転、ド快晴の中、目的の百名山踏破だけでなく 雲ノ平まで訪れる事ができてやることをやりきった、大満足の1日でした。 。。。夜。 布団に入って目をつぶっても何かおかしい。 生欠伸が何回も出て何となく息苦しい感じ。 鼻も詰まってきて眠る処ではありません。これはもしや、もしかして、、、 ガバッと起きてまず深呼吸を何回もします。 今日の山行中、水分を十分摂れてなかったと思い至ります。 最後にバテたのもこのせいか。高山病の対策として呼吸を深く、水分をしっかり摂る。 一旦起き出して談話コーナーに行き、お水をペットボトル半分程度、 時間をかけて飲みました。ストーブの側にいた方とお話しながら消灯まで過ごし、 布団に戻るとアラ、不思議。今度は簡単に楽に寝入れました。 おまけとしてイイ経験になりました。
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