活動データ
タイム
14:45
距離
19.3km
のぼり
2494m
くだり
2491m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るコース) 1日目) 甲府駅(南アルプス登山バス)→広河原BS→大樺沢二俣→白根御池小屋(ベースキャンプ) 2日目) テント場→(左俣コース)ハ本歯のコル→中白根岳→間ノ岳→北岳→小太郎尾根分岐(お花畑~草すべり)→テント場 3日目) テント場→(白根御池コース)広河原BS→甲府駅 7月の南アルプスデビュー時に広河原⇔北岳ピストンをしましたが、間ノ岳まで足を延ばすには白根御池小屋にベースキャンプを張る必要が有り、金曜からの3連休を狙っておりましたが、台風や法事等で中々実現できずにいたところ、10月12日(金)が会社の特別休日だったのですが、当初土曜日の予報は雨だったのが木曜時点で「北岳てんくらA」に変わったので、前日に南アルプス山行きを決定しました。 初日は白根御池小屋に入るだけですが、前回通行止めだった大樺沢二俣から入るコースとしました。こちらのコースは沢と岩場ですが、二俣までは一回の道間違えの10分程度の沢登りがキツかった以外はテント泊装備(今回は18キロ)を抱えても何とか行ける程度の岩場コースでした。白根御池小屋のテント場は一泊500円と良心的で、しかもトイレは水洗。更に南アルプスの美味しい水が勢いよく出る水道も有り、小屋のスタフの対応も良いので、人気が有るのは当然だなあと思いました。テント場は金曜日で二時台に到着したので小生が一番乗りだったので小屋に近い景色の見えるポジションに設営しましたが、当日はガスで真っ白でした。 2日目は軽装備7キロ程度で、岩場対応のヘルメット、新たに下した冬用登山靴(モンベルアルパイン2800)、インナーと共に使用する防水グローブ、モンベルパウダージェットパーカー(ソフトシェル)の完全装備でのぞみましたが、先ず2880mの八本歯のコルへの佐俣コースは沢から始まり、岩場、次に延々と続く木の梯子のコースを行き、「この装備で来て良かった」とシミジミ思いました。特にアウターはウインドブレーカーでもよいかと思っておりましたが、そこは氷柱と霜柱と強風の世界でソフトシェルのフードは閉めっぱなしでした。やはり10月の3000mは下界の冬です。 八本歯のコルからは北岳山頂は巻いて先に間ノ岳へ行くコースとしましたが、このトラバースルートが中々スリリングな転落注意のコースでした。北岳山荘を経由しましたが、このテント場へ来る人は中々の豪傑だと思います。どのルートから入ってもキツイところをテント泊装備を抱えて来るのですから大したものです。 山荘から中白根岳(3055m)までは比較的穏やかな稜線でしたが、結果的にここまでの午前中の時間帯が一番眺望が良かったことになります。写真をご覧ください。中白根岳から間ノ岳までは険しさは有りませんが、長い上りが続くキツいコースでした。初めての間ノ岳登頂でしたが、氷河期に起きた大崩落までは日本で一番高い山だった様です。広い山頂部が特長的な3190mの高峰です。いずれここから南の農鳥岳、塩見岳にも行ってみたいと思います。 間ノ岳から北岳山頂へのコースは前回の小太郎尾根から北岳山頂へのコースに比べると落石と転落注意の厳しい岩場の連続で、しかも昼頃からガスが掛かり、風も強くなってきて今回の山行きでは一番厳しいコースでした。12時以降は北岳山頂も含めてすべてガスで真っ白となりました。 小太郎尾根分岐から草すべりのコースは7月にはミヤマキンポウゲのお花畑で一面が黄色かったのに感動しましたが、今回は初冬を思わせる枯野の風景に変わっていました。 最終日の夜はかなり激しく雨が降り、翌朝少し小降りになったタイミングでテント場から広河原へ下り八時のバスで帰りました。多分、来週から氷点下と雪の世界に変わってゆくことと思います。その前に念願の北岳・間ノ岳周回がやれてよかったと思います。
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