逃亡者の心理 オロフレ山にスパイスを添えて

2018.10.15(月) 日帰り

活動データ

タイム

02:44

距離

4.9km

のぼり

457m

くだり

457m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 44
休憩時間
36
距離
4.9 km
のぼり / くだり
457 / 457 m
1 5
1

活動詳細

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まず10月12日の夜から急に、下痢と吐き気、倦怠感、寒気の症状に襲われました。夜中は1時間起きくらいにトイレ、そして身体が寒くて関節の痛みもあり眠れない。そのまま朝へ。 13日は夜勤入りの勤務。吐き気は落ちついたが食欲が全くなく、倦怠感が続いていたため、出来る限り静養して夜勤入りの時間までを過ごした。 しかし、体調は回復せず、出勤時間にはキツめの頭痛の症状まで出現、、もう出勤時間だ、この状態で休むことは死刑に値する。職場についても全く回復せず、痛みが続く。頭痛さえ回復すれば、、 1年に1回くらい起きる、体調不良のクライマックスシリーズ、今年出場することになろうとは。。 夕食はほとんど食べれず残した。遅番の職員が持っていたロキソニンを頂く。ロキソニンは昔からの万能薬として私の中ではイメージがある。 1時間ぐらい経過し、頭痛は引いた。よし、これなら、何とか。 ワンオペ夜勤において、自身の体調不良は非常に危険な不安材料となる。入居者は空気を読んでくれるはずがない。寝ないで、戦わないといけないんだ。 とにかく省エネで行動、何もしていない時は暖かくして休んだ。頭痛はとれても、倦怠感と下痢は続いていたので。。 奇跡的に14日の朝を迎えた。この日ばかりは入居者も空気を読んでくれたのかもしれない。 朝来た職員に「登山ばかりしてるから体調崩したんじゃないの?」と冗談交じりに言われたのはイラっとしたが、退勤時には眠気でいっぱいで言い返せる余裕は無かった。 帰宅して即寝。夕方起きると、何となく身体は楽になっていた。夕食も食べれるようになった。 元々は道南辺りの山を遠征する予定でしたが、この体調では中止とした。それでも明日の天気調べると、晴れ予報がかなり多い。リハビリ登山と称し、その中でも、コースタイム的にサクッと登れそうなオロフレ山をチョイスしておいた。 パッキングして22時後に就寝。 今日の6時くらいに目が覚めたがまた寝てしまった。そこで夢を見た。滅多にみない夢だが鮮明に覚えている。 逃亡してから42日目、私はとある福祉施設に潜伏して働いていた。今日もレクレーションのため、私の活け造り(どんなレクなんだ?!)のため準備してもらっていた。ここも何となく私の存在がバレつつある、そろそろ逃げなくては。 だが、施設の外を見ると、検問が厳しくなっているのが分かった。 もう駄目かもしれない、、自首するか。。 自首したらどれくらいの刑期になるのだろうか。刑務所で風呂は週何回入れるのか? 家族にバレるのか? 仕事はどうなるのか? 本当にマズイ!!! というところで目が覚めた。。夢で良かった、、実にタイムリーな夢だった。 つまりは何が言いたいかと言うと、逃亡中は犯した罪の意識よりも、明日のことしか考えなくなる。全てからの逃げ、しかない。 外は天気が良かった。身体を確認。よし、動く。空腹感もある。朝食も食べれた。下痢症状も治った。よし、行こう! 9時頃札幌出発! 遅くなってしまったので、行きは高速で。途中、千歳が雨。。おい! 天気晴れのはずだろう! 苫小牧に出た時は晴れていた。 登別は紅葉が見頃を迎えていた。オロフレ峠中腹までの紅葉が素晴らしい。 11時頃、登山口に到着。 身体の中から熱く沸々湧き上がるエネルギーを感じていた。身体の中のリトルさとしは復讐を誓っていた。 「必ず治して、今よりもっと強い自分になって、あいつをぶっ飛ばします」と。 100メートル登ったところで気付いた。 リトルさとしは「...まだ準備中です」と。 とにかく身体に力が入らない。 病み上がりというやつだろう。筋力と体力が回復しきっていないのだ。気持ちだけが先行してしまった結果だ。 100メートル登って、このタイミングで、この天気の良さで下山は悲しすぎる。登ればエンジンはかかる。そう思い、前進。 山から見る下界の紅葉、景色は素晴らしかった。救われる。。 何とか8号目付近まで来た。ここまではアップダウンもほとんど無く、歩き易い登山道。 ここから頂上に向かってがキツかった。10歩ぐらい歩いてはバテ気味になる。。身体に力が入らない。息が切れる。 そう、ここはデスゾーン。 標高8000メートル級の山に見られる死の区域。 あれがピークか? あれがピークか? 何度も前を見ながら、少しずつ進んだ。この山、健脚な方なら登りのコースタイム30分前後で行けると思います。この日の私は倍近くかかりましたが。。 そしてピーク。頂上も天気が良く、微風。本当に有難い天気だった。 何気に5戦連続で、海の見える山に登ってました。 頂上からの景色は本当に素晴らしい。疲れた時に、自然の景色は本当にエネルギーになる。 太陽に照らされて輝く海、紅葉の山。 しかし、食欲はあるものの、気持ちだけで身体はついてきてなかった。コンビニの小さい御弁当一つを食べるだけでも今日はやっとでした。 自然の景色を沢山見て、エネルギー吸収した状態で下山開始。下山は何となくスムーズに出来た。特別問題はなかった。良かった、、無茶しやがって。 怒られる山行だろう。こんな状態では大事故を起こす危険性が非常に高い。 分かっていても行く、、また生き急いでいる自分がいます。申し訳ないです。 帰りも千歳は雨だった。 この活動日記、何文字打てるんだろう。

活動の装備

  • マムート(MAMMUT)
    Add-on bottle holder

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