撤退!日帰り南アルプス百名山<悪沢岳>(行方不明者が発生)

2018.10.20(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
15 時間 24
休憩時間
1 時間 12
距離
53.3 km
のぼり / くだり
4074 / 4025 m
19
2 54
31
38
16
21
3 53
1 4
13

活動詳細

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10月20日土曜~日曜日曜日かけて私の登山日と同日に同じ山を目指していた 飯田方面から悪沢岳に向かったソロの方が行方不明だと今日(10/23)静岡県警から連絡がありました その日は積雪などもあり縦走する人も山にいる人もそもそも少ない荒川三山でしたので恐らく有力な情報はないと思われます。。 もう3日経つので。。。 日曜日の早朝の千枚岳より先にトレースは無し 悪沢岳付近のザレた急な下りの連続に足を取られ滑落してしまったのかもしれません ヘリで捜索しているみたいですが未発見です 以下レポート 日帰り最難関クラスの荒川三山&赤石岳 南アルプスは奥深い。 故に、玄人が集まる山と言える 登山者と話し込むたびに話題に出るのは (南アルプスは変態が多い笑) アクセスの非常に悪い山域。 難易度ではない。遠い!! 日帰り難易度はかなりのもの。 往復60キロを1日で終わらす根性が必要だ 私は54キロも移動しつつも撤退したが、、笑 積雪時の縦走は時間の予測が出来ず 時間の余裕がなかった私のミスで撤退した。 累積標高な今回は3000mほどだが 赤石と荒川三山を縦走すると5500mほどになる上に林道が非常にきつい。 正直言って、北アルプスは道が明瞭で歩きやすい。 樹林帯はスピードが出ない 散々語ってはいるが私は撤退している笑 南アルプスは素晴らしい 堆積地で樹林がよく育つ 高温多湿な地域なのでひじょーーーに山深い 。 光岳、聖岳、黒法師岳、etc 南アルプスは奥深すぎて語りきれない。 この赤石岳、荒川東岳(悪沢岳)のアクセスの悪さは南アルプスでも屈指。 まさに遠い!! バスの時間の悪さや バス利用の条件の悪さ。 それも相まって登山者が北アルプスに比べると圧倒的に少ない。 故に静かなるドンと言える 山好きは南アルプスに集まっているような気がしている。 上から下まで様々な山の形状を楽しめる 入笠山、鋸岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳、鳳凰山、塩見岳、、、etc 名を並べるだけで浮かぶ南アルプスの代名詞の急登と樹林帯。 今回は自分の不甲斐なさと日程の悪さ、 日帰りにこだわったことによって撤退を余儀なくされた。 距離で言えば周回縦走した時と同じ距離を移動しているし標高差もなかなかキツかった。 予想外の積雪。 多少の雪は見込んでいたが 前日に予想外に積もってしまった 千枚岳から赤石、悪沢岳を見た時、帰りが遅くなると危険と判断し 行きたい衝動を抑え、朝七時のかなり早い段階で撤退を判断。 前日に8時間もナイトハイクした後にさらにナイトハイクは正直言ってやりたくなかった。 千枚小屋に向かうルートはナイトハイクに不向き 夜間の樹林帯のナイトハイクはまさに道迷いしやすかった このルートは夜間は非常に見辛く危険。 尾根に沿って本ルートを気にせず行く。 明るい時間帯は問題はない。 低山かと思うくらい登山道が不明瞭なゾーンがあり、 夜中に自転車で17キロ、凸凹のきつい道を走った後だと思考判断が鈍っていたのがわかった。 椹島から千枚小屋まで4~6時間の登りとなる。千枚小屋ら赤石まで9キロ非常にキツイアップダウンが待ち受けている。 薙畑第一ダム駐車場ゲートから先は 自転車か 歩きか 東海フォレストのバスでしかアクセスできない。 故に、何となく来てみた。 という人間は皆無。 日帰りは 積雪による遅延 低温 自転車ならば 気合いと根性と想像以上の悪路&アップダウン 夜間の熊の恐怖。 長時間のナイトハイク。 総距離60キロ近く。 これを16~18時間で完了させないといけない。 この日、日帰り夜中組は私1人。 帰り道に登山のスペシャリストと出会い そのまま一緒へ風呂へ行き語り尽くした。 あえて連絡先を聞かずに また山で会いましょうとお互い挨拶をした 撤退した事によって生まれた出会いもあり 今回は千枚岳、3000m少し手前で撤退となったが(次の日仕事なので避難小屋という選択肢は無かった) 無謀はできないので撤退したが、 次回は 土曜日にやろうと思う!笑 次の日の仕事の事を考えて下山してしまった自分はまだまだ素人である 素晴らしい山域。 赤石、悪沢、聖岳! 来年は南アルプスの名峰をグルッと一周してみせる! 南アルプス万歳

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